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豪ドルを買うのはまだ早い?

kage

2008/12/17 (Wed)

昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)において連邦準備制度理事会(FRB)が一気に事実上のゼロ金利+量的緩和政策にまで踏み込んだ影響で、これまで日本円以外に対しては強含みだった米ドルが下落に転じています。この一連の流れにより日本円から見たユーロや豪ドルは値上がりに転じており、もしかするとここが絶好の買い時なのではないかとお考えになる方もいらっしゃるかも知れません。しかし本日のロイターの報道によると、豪ドルの絶好の買い時はまだまだ先のようです。

豪ドル、09年に0.50米ドル割り込む可能性=Mスタンレー

シドニー 17日 ロイター:モルガン・スタンレーは17日、豪ドルが2009年上期に0.50米ドルを割り込む可能性があるとの見通しを示した。商品(コモディティー)価格の下落や民間企業の資金調達難を受け、オーストラリア経済はリセッション(景気後退)入りする公算だとした。

モルガン・スタンレー(シドニー)のアナリスト、ジェラルド・ミナック氏は、豪中銀による利下げや政府の財政出動にもかかわらず、オーストラリア経済は深刻なリセッションに陥る可能性があると指摘。「ブームが大きかったほど、後退も激しくなる恐れがある。われわれの為替チームは、豪ドルが0.50米ドルを下回ると予想している」と述べた。


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これは、民間エコノミストのなかでもかなり弱気の見通しと言える。ロイターがストラテジスト44人を対象に12月に実施した調査では、今後3-6カ月の豪ドル相場の予想中央値は0.62米ドルだった。

ミナック氏は、オーストラリアの交易条件は今後12-18カ月で05年の水準に落ち込む見通しで、09年第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率はマイナス1.2%になるとの予想を示した。 また、世界的な信用収縮で豪企業は借り入れが困難になっており、コスト削減、増資あるいは破たんを迫られると指摘。「来年は企業の破たんが急増する可能性が高い」との見方を示した。


もし本当に1豪ドル=0.5米ドルが実現するとすれば、現在の1米ドル=88円で計算しても1豪ドル=44円ということになります。さらにもしドル円が史上最高値(1米ドル=79円)更新にチャレンジするような事態になれば1豪ドル=39.5円になってしまいます。もっとも記事にあるとおりこの予測は民間エコノミストの中でもかなり弱気見通しであり、平均値は1豪ドル=0.62米ドルとのことですのでこの値で再計算してみると、1米ドル=88円なら1豪ドル=54.56円、1米ドル=79円なら1豪ドル=48.98円となります。この見通しを信じるのであれば1豪ドル=50円前後から買い下がるのが現実的な投資戦略になるように思います。

いずれにせよ円独歩高の流れは来年も継続する可能性が高く、今は欧米や新興国の経済状況と比較して多少ましだからという理由で緊急避難先として日本円が買われている状況なのが、「日本円を買えば儲かる」という積極的な投資動機に変化して、日本円バブルが生じる可能性にも注意しなければならないのではないかと為替との相性が最悪の私は勝手に妄想しています。



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