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海外株式投信評価額(2008.12.12現在)

kage

2008/12/13 (Sat)

昨日はお昼過ぎにビッグ3の救済法案に関する米上院の協議が決裂したと伝えられると日本を含むアジアの株式市場は急速に下落幅を広げ、為替も急速に円高が進行しドル円は一時約13年ぶりの高値となる1ドル=88.10円を記録しました。世界的な政策期待からとりあえず年末年始は株式市場も為替市場も堅調に推移するのではないかと楽観視していた私もこの市場の反応を見て9月末の米金融安定化法案まさかの否決の後に10月の暴落を迎えた悪夢が蘇り、取り急ぎヘッジとして日経225連動型上場投資信託(1321)に空売りを入れました。ところが今朝終わった当の米国株式市場は政府が金融安定化法に基づいて不良資産救済プログラム(TARP)を活用したビッグ3の経営支援を検討すると発表したことを受けてニューヨーク・ダウ指数は結局64.59ドル高で引け、為替もほぼ元の水準となる1ドル=91円台に戻しています。結果的に私を含めた多くの個人投資家がビッグ3を巡る一喜一憂に振り回されたことになり、「米国はどこまで世界経済に迷惑をかければ気が済むのだ!」と文句のひとつも言いたくなります。暴落の恐怖に駆られて立ててしまった私の空売りポジションは短期的には踏み上げを食らうかも知れませんがビッグ3救済の動向はまだまだ不透明ですので保険だと思ってしばらくは持ち続けようと思っています。

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実は個人的に今回の金融危機を教訓にして次回の金融危機に備える新たな運用ルールを考えています。今回の金融危機はここからが本番かも知れないので自分自身でも気が早いように思いますがとりあえず「備えあれば憂いなし」ということでご理解いただければと思います。この新たな金融危機対応ルールを考えようと思った最大の理由は自分の年齢を考えれば次回の金融危機では長期運用の大きなメリットのひとつである時間を味方に付けることが確実に困難になっていることです。年齢に応じて資産を守るための手段としては一般的に債券の組み入れ率を増やしていくことが有効とされています。しかし今回の金融危機ではリスク資産はほとんどすべて売られ、強いのは日本円だけという異常事態となり、私が積み立てている債券比率が50%のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでさえ高値から40%下落する事態となりました。この教訓から私は次回の金融危機では長期運用部分もBuy&Holdにこだわらず、あらかじめ機械的に一時撤退できるルールを定めておこうと考えた次第です。

では具体的にどのようなルールを考えているのかというと、現在世界経済最大の波乱要因となっているビッグ3の動向のように「もしビッグ3が破綻すれば世界経済はクラッシュする」という重要なターニングポイントが今回の金融危機では何度もありましたが、この「世界経済がクラッシュする」という可能性が少しでもあると自分自身が認識した段階で例えば機械的に運用資産の10%を引き揚げるというものです。このルールを具体的に今回の金融危機でシミュレーションしてみるとまず最初の決断は7月中旬の米政府系住宅金融会社の連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の経営危機が明らかになった時です。私はこの時「米国の金融不安が私たちを直撃する」というエントリーを立て、直後の定時報告では「ファニーメイとフレディマックの問題はその中身を知れば知るほど私の中で「対応を誤ると世界恐慌に陥りかねない」という懸念が確信に近づいて行き、慄然とさせられます。この最悪のシナリオに至る確率は別にしても、私自身が「世界経済崩壊への道筋」を明確に認識したのはあの2001年の9.11同時多発テロ以来のことです。」と書いています。ここでまず運用資産の1割を売却し、その後のリーマンの破綻・ベアスターンズとメリルリンチの救済合併・AIGへの公的資金注入・米金融安定化法案まさかの否決といった世界経済崩壊の可能性がある場面でそれぞれ当初の運用資産の1割相当額を売却すれば結果的に10月の暴落時には当初の運用資産の半分は現金化している計算になります。

今回の金融危機で得た貴重な教訓のひとつは上記のような「世界経済崩壊の可能性」が明確に見えたという事実が重要なのであって、その確率は関係ないということです。世界経済は参加者の心理の総和が動かしていますので例え確率は低くても最悪の事態が想定できてしまうと確実に不安心理が高まり、状況は自然と最悪のシナリオに向かって走り出してしまうというのが現在までの経験で分かったことです。今はまだ今回の金融危機から本当に生き残ることができるのかが最大の問題ですが、もし無事に生還できたら次回の金融危機には今回の貴重な経験をぜひ生かしたいと思います。ただもっと楽観的に考えるならば、次の金融危機のことを考えるよりも現在の世界的な超金融緩和政策が引き起こすバブルでいかに上手く売り抜けるかを考えておいた方が良いのかも知れませんね。

今週は昨日以外は新興国株式市場も堅調な動きでしたので私の運用成績も久しぶりに上昇しました。これによりマネックスの資産評価額も久しぶりに100万円を超えてきました。それでも-50%にさえほど遠い状態なのでそんなことで喜んではいけないのは重々承知しているのですが、見た目で評価額の桁がひとつ繰り上がるのは純粋に嬉しいことです。来週もビッグ3の動向次第で世界経済はどうなるか分かりませんが、基本的に米オバマ新大統領の就任前後までは引き続き世界的な政策期待で堅調な相場展開を期待しています。

マネックス証券
MX081212

SBI証券
ET081212

昨日はビッグ3を巡る懸念の爆発で為替が一気に円高に振れましたが以前から何度も書いているように私はこんなものでは収まらず、いずれドル円は史上最高値へチャレンジするものと見ています。その間には日銀が無謀な為替介入に踏み切るかも知れませんがおそらく効果は一時的であると思われますので、もしどうしてもやるというのならドル円が史上最高値を更新した後で行う方が効果的なのではないかと思います。このようにさらなる円高懸念が払拭できない限り、外貨建てスポット投資は一切封印の方針は継続するつもりです。



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