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世界経済はすでに恐慌に入っている?

kage

2008/12/09 (Tue)

今朝終わった米国株式市場はオバマ次期政権による大規模な景気対策への期待感やビッグ3に対する支援の合意が近いとの見方から大幅に続伸、ニューヨーク・ダウ指数は一時9,000ドルを回復する場面もありました。このように昨日だけを見ると世界同時株高の様相を呈しており、100年に一度とも評される世界的な金融危機はいったん小康状態に入ったように思えます。この背景には世界各国の政府から矢継ぎ早に大規模な景気対策のアドバルーンが上げられていることに対する期待感があるのだと思われますが、もしそうであればこれが失望感に変わった時の総悲観相場に対する心配もしておく必要があると自らを戒めています。

当然のことながら世界各国が大規模な景気対策を打ち出しただけで今回の金融危機が終息に向かうわけではありません。また世界経済にとって直近の最大の波乱要因である米ビッグ3の動向についても支援策がまとまったからといって必ず助かるとは断言できません。欧米の名だたる金融機関が経営危機に陥り、米ビッグ3も破綻の瀬戸際に立たされ、日本でもトヨタやキヤノンなどの大企業がなりふり構わず雇用の削減を断行、そして全世界が年末に紅白歌合戦ならぬ「紅白利下げ合戦」を繰り広げた結果英国の政策金利は1951年以来57年ぶりに過去最低水準の2%となり、来週行われるFOMCで米国の政策金利も大幅な追加利下げが予想されている現状を見ると、世界経済はすでに恐慌入りしていると考える方が自然なのかも知れません。

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例えばビッグ3への支援策が議会で否決されるような事態になれば、米下院が金融安定化法案を否決した時以上の激震が予想されます。また支援策がまとまったとしてもビッグ3にかつての日産のような激しい痛みを伴う大胆なリストラを断行する覚悟がなければ生き残りは困難であると思われますので破綻の危機はまだしばらく続くことになります。さらに世界中の中央銀行がジャブジャブに資金を供給しても金融機関同士が疑心暗鬼になって資金を貸したがらないため短期金利が上昇している現状を見ても世界経済はすでに恐慌に入っていると認識すべきであると思います。

私は「世界同時デフレの恐怖」の中で「今、私を含めた個人投資家の多くは米国のビッグ3やシティグループの破綻をきっかけとした世界大恐慌入りの可能性を長期投資最大のリスクと捉えていると思いますが、実際に起こる可能性の大きさからいえば世界同時デフレスパイラル入りの方が遙かに高いと思われますので、これから注意すべきはむしろデフレの動向なのではないでしょうか?」と書きましたが、今改めてこの発言を撤回し「現状はすでに恐慌である」との認識に立って投資計画を練り直そうと思っています。具体的には市場の期待感が失望感に変わったと判断したら新興国投資は大胆に縮小して底打ちを待つつもりです。また日本株投資についても積極的に空売りを活用しようと思っています。これらの想定が無駄に終わることを祈りながら年末年始の市場動向を見守りたいと思います。



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