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インデックス運用を選ぶ理由と選ばない理由

kage

2008/10/26 (Sun)

最近私は現在のように相場が崩壊した状況で長期投資の手段としてインデックス運用を選ぶことに疑問を抱いています。しかし一方では市場の平均点を狙って取るというインデックス運用最大の特徴を実現するためには投資環境がどんな状況になっても継続すべきという考えも持っています。そこで一度自分自身の考えを整理してみたいと思います。

まず始めにインデックス運用を選ばない理由を再掲します。

・インデックス運用は市場が適正な値付けをしてくれる前提では極めて合理的な選択だと思いますが、現在のように世界中の株式市場が思い切り非効率になっている状況ではバフェット氏のように健全な企業だけピックアップした方が投資効果が高いのではないでしょうか?徹底的に売り込まれている米国の金融株や自動車株はもし復活すれば大きなリターンになるのは間違いありませんが、こんな時期に何も好きこのんで破綻リスクを背負うこともないように思います。(海外株式投信評価額(2008.10.17現在)より)

・以前にも書いたように現在のように相場が完全に崩壊している状態ではインデックス運用はむしろ不利になると判断しました。円高の直撃を受ける外需企業主体の日経225や金融危機の直撃を受ける金融株の影響力が大きいTOPIXはできれば避けたいというのが本音です。(買い出動しました Part.3より)

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これらの発想の根底に「弱いと分かり切っている銘柄やセクターをあえて選ぶ必要はないのではないか」という私の考え方があるのは事実です。しかしそれをインデックス運用に持ち込んでしまうとアクティブ運用そのものになってしまうためナンセンスといえます。客観的に考えて看過できない問題があると感じるのは前者にある「破綻リスクを背負う」点です。ご承知のとおり欧米では著名な大手金融機関が現実に破綻の危機に直面しています。中でも米国では過去に輝かしい栄光を打ち立てた自動車メーカーの「ビッグ3」でさえ経営破綻の瀬戸際に立たされています。今回の金融危機の影響が比較的小さかったといわれる日本でも不動産業界に大逆風が吹き荒れており、常識的に考えれば破綻するはずのない企業がバタバタと倒れています。私自身はハイリスク投機家ですから「あえて破綻懸念企業の株を買って一攫千金を目論む」という投資法も大好きですが、長期投資にはそれを求めていません(むしろ極力排除したいと思っています)。現状のインデックス運用では経営破綻懸念企業(=投資不適格企業)の株も淡々と組み入れるため、図らずも投機色が強まる結果となっています。これでは投機に傾きがちな私の投資方針にブレーキをかける役割を担っているはずのインデックス運用が投機に拍車をかける結果となってしまい、私にとってははなはだ不都合です。以上が現時点で長期投資の手段としてインデックス運用を選びたくない理由です。

それでは次にインデックス運用を選ぶ理由を再掲します。

・バブルの乱痴気騒ぎにも総悲観の投げ売りにもキッチリとお付き合いする(=市場変動のリスクは無条件で100%受け入れる)というのがインデックス運用に課せられた定めであり、それを淡々と実行できてこそ世界経済長期成長の平均点が確実に取れることになるのです。そこに自分の意志を差し挟んでしまうとインデックス運用の前提が崩れてしまい、期待通りの結果が得られなくなります。(セゾン投信定期積立経過報告より)

・安いところをキチンと買っておかなければ最終的に市場の平均点を取ることができません。もちろん平均点が現状より上がるとは限りませんが、平均点を取りたいのなら投資を継続するしかないと覚悟を決めています。(セゾン投信定期積立経過報告より)

つまりあえて達観した捉え方をすれば、インデックス運用というものは市場の過度の熱狂や過度の悲観などもすべて飲み込んだ上で市場の平均点を取る手法であるといえます。つまり現在は過度の悲観で市場が極度に非効率となっていますが、長期的に見れば市場はおおむね効率的であるはずなので少々の非効率には目をつぶりましょうということですね。現在のように極度の悲観が市場を支配している状況では「投資を継続すべきか否か」が重要な命題として個人投資家に突き付けられる結果になりますが、もしインデックス運用を選んだ理由が市場の平均点を取ることであれば答えは簡単で、「継続」しか選択肢がないことはご理解いただけると思います。それが資産を増やすことや資産を守ることが目的であれば「撤退」という選択肢が生まれてくるのは当然のことで、そこは私たち一人ひとりが自己責任で判断するしか方法はありません。

以上のことから総合的に判断して、現時点における私のインデックス運用に対する投資方針は「定期積立は継続するがスポット買い(=追加投資)は一切行わない」という結論に落ち着いています。ただし外部環境が激変する中で私自身の考え方も変わってくると思われますので、また折に触れて当ブログでご報告して行きたいと思っています。



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