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海外株式投信評価額(2008.10.17現在)

kage

2008/10/18 (Sat)

激しく乱高下するジェットコースター相場に悪酔いした一週間がようやく終わりました。昨日のニューヨーク・ダウ指数もいきなり200ドルの大幅下落から始まり、そこから上昇に転じて一時は300ドルのプラスを記録するものの、最終的には127ドルのマイナスで引けました。このように各種経済指標が最悪の数値を示す中で一時的にせよ上昇に転じる場面があった理由のひとつとして、下記のバフェット氏のコメントがあったようです。

自分は米国株を買っている=ウォーレン・バフェット氏

17日 ロイター:米著名投資家のウォーレン・バフェット氏はニューヨーク・タイムズ紙に寄稿し、自分は米国株を買っていると明らかにした。同氏は「株を買い入れるルールは単純だ。他の人々が強欲になっている時に恐れ、皆が恐れを抱いている時に欲を出すことだ」と述べた。同氏は、経済ニュースは悪く、金融市場は混乱し、失業者は増加し、企業活動は減退していることを認識しているとしながらも「市場心理や経済が上向く前に、おそらく市場は上昇に向かい、しかも大幅に上昇するだろう。コマドリを待っていたら、春は過ぎ去ってしまう」と指摘した。さらに「米国の多くの健全な企業の長期的な繁栄に対して不安を持つことは、理にかなっていない」と述べた。


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これまで40年以上に渡ってインデックス指数を大きく上回る素晴らしい実績を残してきた米著名投資家バフェット氏が株を買っているというコメントを読んで私も個人投資家の端くれとして心強い限りですが、以前にも書いたようにバフェット氏の投資法は典型的な「金持ち喧嘩せず」スタイル(=天井売らず底買わず)ですから、今が大底だと思って買っているわけではないという点には十分注意が必要です。バフェット氏くらいの資金量があればここから株価がさらに半値になっても喜んで買い進めていくことができますが、投入できる資金に限界がある私たちには同じ行動はとても無理ですから、バフェット氏が買っているからといって安易に飛び付かないように注意しなければなりませんね(バフェット氏自身も上記寄稿の中で「短期的な相場動向は私にも分からない」と言っているようですし)。

ただ「米国の多くの健全な企業の長期的な繁栄に対して不安を持つことは、理にかなっていない」という部分には私も100%同意します。現実に米国の直近の主要産業だった金融業は壊滅的な打撃を受け、かつての主要産業だった自動車業界もビッグ3(ゼネラル・モーターズ、フォード、クライスラー)が会社存続の瀬戸際に立たされているという厳しい現状の中にあっても、IBMやGoogleは好調な業績を維持しています。

米IBM、第3四半期はサービス・ソフトウエア部門が増収

ボストン 16日 ロイター:米コンピューターサービス大手IBMが16日発表した第3・四半期決算は増収増益となった。サービス、ソフトウエア部門が増収、ハードウエア部門は減収だった。決算数値は先週発表した速報値と同じだった。同社は先週、第3・四半期がアナリスト予想を上回る増益となったと発表。年間の業績予想を据え置いた。中核のサービス部門の売上高は8%増の148億ドル、利益率の高いソフトウエア部門の売上高は12%増の52億ドル、ハードウエア部門の売上高は10%減の44億ドル。純利益は28億ドル(1株当たり2.05ドル)、前年同期は24億ドル(同1.68ドル)だった。売上高は5%増の253億ドル。

米グーグル第3四半期は予想上回る、時間外で株価急伸

サンフランシスコ 16日 ロイター:インターネット検索サービス大手の米グーグルが16日発表した第3・四半期決算は、世界的な金融混乱にもかかわらず、予想を上回る増益となった。同社のエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)は声明で、世界主要地域でのウェブ・トラフィックと売上高の伸びが強いと指摘、「世界的な景気低迷に関しては覚悟しているが、われわれは引き続きグーグルを長期的な視点に立って経営していく」と述べた。純利益は13億5000万ドル(希薄化後1株4.24ドル)。前年同期は10億7000万ドル(1株3.38ドル)だった。ストックオプションや特別項目を除外した利益は、15億6000万ドル(希薄化後1株4.92ドル)で、ロイター・エスティメーツが集計したアナリスト予想の同4.75ドルを上回った。前年同期は14億7000万ドル(1株4.63ドル)だった。広告掲載サイトへの手数料などを含む売上高は、前年同期比31%増の55億4000万ドル。しかし第2・四半期比では3%増にとどまった。ロイター・エスティメーツの予想平均は、売上高が55億7000万ドルで、増益率を26-37%と見込んでいた。決算発表を受け、時間外取引の同社株は、6%高の374.53ドルで推移している。16日のナスダック市場の同社株は、前日比4.1%高の353.02ドルで取引を終えていた。



このように順調な業績を残しているIBMやGoogleも今は一緒に売られる地合ですから、株価だけを見れば破格の大バーゲンセールであることは間違いありません。しかしここで問題となるのはこれから先、さらなる値引きがあるかも知れないということです。従って資金力に限界がある個人投資家が一人で相場と戦うためには慎重にも慎重を重ねて買い出動することが大切なのだと思います(ファースト・ガンダム世代の私には「こんな時、臆病なくらいがちょうどいいのよね」というカイ・シデンの台詞がピッタリはまります)。

それにしてもガラス玉も宝石も全部まとめて売られてしまう現状を見ると、このような場面ではインデックス運用は不利なのではないかという疑問が湧いてきます。インデックス運用は市場が適正な値付けをしてくれる前提では極めて合理的な選択だと思いますが、現在のように世界中の株式市場が思い切り非効率になっている状況ではバフェット氏のように健全な企業だけピックアップした方が投資効果が高いのではないでしょうか?徹底的に売り込まれている米国の金融株や自動車株はもし復活すれば大きなリターンになるのは間違いありませんが、こんな時期に何も好きこのんで破綻リスクを背負うこともないように思います。とはいえ私は自分の投資判断を安易に信じないことにしていますので、これまでどおりセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの積み立ては継続するつもりです。

今週は金融危機の直撃を受けている欧米以上に新興国の株式市場が惨憺たる結果となりましたので、私の運用成績も先週よりさらに悪化しました。先週もほとんどの銘柄で半値は当たり前でしたが、今週はHSBCブラジルオープンやブラックロック・ゴールドファンドのように1/3になるものも出てくる始末で、いよいよ底が見えない状況になってきました。このような状況になって改めて新興国経済の成長が先進国のマネーに大きく依存していた現実に気付かされますし、新興国が世界経済の成長を支えるシナリオは簡単には実現できないという悲観的な解答を出さざるを得ません。こうなった以上は私も腹をくくって落ちるところまでとことんお付き合いする覚悟を決めています。

マネックス証券
MX081017

SBI証券
ET081017

このように新興国ファンドはどれも破格の大安売り状態ですが現時点では援軍(=追加投資)を差し向けるつもりはありません。私の運用資金も今回の金融危機で大打撃を受けていますので今はいたずらに兵力を分散せず、日本市場に集中するつもりです。



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この記事へのコメント

kage

はじめまして。まくせる2といいます。   私は第2陣辺りでほとんどの兵力を出陣させてしまいました。まさかこの戦がここまでの修羅場になるとは・・・。しかし、降伏する気はまったくありません。ちなみに私は三国志派です^^

Posted at 07:12:14 2008/10/19 by まくせる2

この記事へのコメント

kage

まくせる2さん

コメントありがとうございます。

実は私にも温存していた兵力が有るわけではなく、手持ちの駒を再編成して(=一部損切りして)局地戦に臨んでいるところです。新興国投資については結果論ですがもっと早い段階で潔く負けを認めるべきであったと後悔しています。いずれにせよ現状における最悪の選択は全面撤退だと思っていますので、投資を継続する気持ちだけは強く持ち続けたいと思っています。なお私は日本の戦国時代派です。

Posted at 09:01:31 2008/10/19 by おやじダンサー

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kage


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