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大底は誰にも分からない

kage

2008/10/16 (Thu)

主体性がまったく見られない日本の株式市場は米国株式市場の乱高下を増幅させる形で歴史的な上昇と下落を記録しています。このような激しい値動きに翻弄されつつもハイリスク投機家の私としては何とか大底で上手く拾ってやろうと色気を出しています。しかし「相場の底は誰にも分からない(=後になってみないと底は確定しない)」というのが株式相場のセオリーですから、この局面での安易な押し目買いは大失敗となる可能性も小さくありません。過去に何度も痛い目に遭っていながら懲りない自分自身を戒めるためにも、日経平均株価の過去の底入れ失敗事例を改めて検証してみたいと思います。「過去は未来を保証しない」という相場のセオリーもありますが、想定できるシナリオのひとつとして参考にはなると思いますので、まずは下記のYahoo!ファイナンスからお借りした日経平均株価の10年チャートをご覧下さい。

Nikkei225

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ご覧のとおり2000年のITバブル崩壊以降、日経平均株価は急落を始めます。それが2001年に一度チャートに長い下ヒゲを付けて1回目の反発に転じています。しかしこの反発は長続きせず、2001年末ごろに10,000円を割り込んでやっと止まりました。ここから2002年初頭にかけてもみ合って2回目の反発に転じましたが結局ここでも底入れには失敗。その後も下落を続け、2003年4月のバブル後最安値7,607円を付けてやっと底入れを果たしました。

ここで私が注目したいのは2回目の反発場面です。ITバブルで一時20,000円を超えていた日経平均株価が10,000円割れで半分以下になったところでようやく下げ止まり、しばらくもみ合った後で上昇に転じる。このような状況であれば多くの投資家が「底入れを果たした」と判断してもおかしくありません。しかし相場は非情でその後日経平均株価はジリジリと下落を続け8,000円割れに至ることとなります。

今改めて当時の状況を思い起こしてみると、当時は一般的な商習慣であった企業同士がお互いの株式を持ち合うことが経営者の保身につながると外国(特に米国)から強く非難されたため、急速に持ち合い解消売りが進行して株価下落に拍車をかけていました。「株価に関係なく売らなければならない人がたくさんいる」という点では現状とよく似ているともいえます。この時は結局、持ち合い解消売りを日銀が引き受けるという緊急措置と、「株価に一喜一憂しない」と突っ張っていた小泉総理がさすがにたまらず大胆な証券優遇税制(税率10%は現在も続いています)を打ち出したことでようやく下げ止まりました。このような過去の事例と照らし合わせてみると、現状の乱高下があの時の2度目の反発場面と符合するのではないかという不安も生まれてきます。そう考えると現在の押し目買いはある程度臨機応変に売却する覚悟も必要になるかも知れないと、改めて自分自身を戒めているところです。ですから長期投資目的で押し目買いを狙う場合は念のためにこのようなシナリオの可能性もあることを頭の片隅において全力で買い向かわないようにくれぐれもご注意ください。



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