2017 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 09

金融危機の影響

kage

2008/10/12 (Sun)

先日の大和生命の破綻で株価の暴落と急激な円高の進行が生命保険業界に大きな影響を与えていることを改めて思い知らされました。もちろん報道にあるとおり大和生命は高い利回りを確保するためハイリスク金融商品に手を出してしまったという特殊事情があり、他のほとんどの生命保険会社には十分な経営体力があるため連鎖破綻を心配する必要はありません。しかし現状の株価と為替水準だと多くの生命保険会社の保有資産が含み損状態に転落してしまっていることもまた事実です。この状況は保険会社と同様に多くの株式や債券を保有している銀行についても同様で、今朝のテレビ番組でメガバンクの平均値で含み損となっている実態が紹介されていました。ただしほとんどの銀行がすでに不良債権の処理を終え体力を回復していますので破綻を懸念する必要はないと考えて良いでしょう。しかしいくら特殊事情があったとしても生命保険業界から7年ぶりの破綻が出たことは事実ですから、今回の金融危機が金融機関に少なからぬ影響を与えているという事実は認識しておくべきであると考えます。もし仮に破綻となれば保護されるのは生命保険の場合で契約の90%まで、銀行の場合は預金1,000万円までとなりますので、契約先や取引先に少しでも不安を感じる方は念のため会社の体力を示す指標である保険会社のソルベンシー・マージン比率や銀行の自己資本比率を確認しておかれることをおすすめします。

<<ブログランキング参加中>> にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 人気ブログランキング FC2ブログランキング
現在のような未曾有の金融危機に見舞われるともちろん証券会社も無傷ではいられません。大手証券会社であればほぼ例外なく自己運用部門を持っていますので、下手な運用をして大きな損失を抱えていないかが心配になります。あと米銀行に買収された某証券会社(バレバレ?)などは親会社の動向に気をもんでいることでしょう。さらに私たち個人投資家に縁の深いネット証券にとってもその影響は小さくないと考えられます。ネット証券の場合はリテール事業(個人取引)が収益の柱となっていますので、今回の金融危機で(私を含む)多くの個人投資家が甚大な被害を被ってしまったことは後々大きな影響となって現れると危惧しています。大きな痛手を受けた個人客の取引回数や取引額は大幅に落ち込むと予想されますのでネット証券の手数料収入は大きく落ち込みます。また投資信託についても信託報酬は純資産総額の○%で計算しますので、(顧客が暴落に耐えて持ち続けてくれたとしても)基準価額が下がればその下落率分だけ手取りが減少することになります。このような予測を前提に考えれば、体力が弱い会社はちょっと心配になります。ただしもし経営破綻という最悪の事態になっても株式や投資信託は分別管理されていますので、他の証券会社に振り替えれば済みます。しかし貸株や社債は保護の対象となりませんので、そこは自己責任の原則に基づいた判断が必要となります。個人的にはこれをきっかけに業界再編の動きが加速すると予想していますが、今回の金融危機のように予想もしなかった出来事が現実になることも否定できませんので最悪の事態も考慮に入れて対応策を考えておきたいものです。



関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック