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海外株式投信評価額(2008.10.10現在)

kage

2008/10/11 (Sat)

悪夢の一週間がようやく終わりました。過去に9.11同時多発テロ、日経平均8,000円割れの「ソニーショック」、新興株バブルが崩壊した「ライブドア(ホリエモン)ショック」などを経験してきた私ですが、この一週間の暴落は間違いなくこれまでのどの経験より強烈で最悪のものでした。

注目の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は「金融機関の破綻を防ぐため断固とした行動を取り、あらゆる利用可能な手段を使う」との強い決意を表明して閉幕し、その後ポールソン米財務長官から「金融機関から住宅ローン債権や株式を買い取る計画を進めている」と、公的資金による金融機関への資本注入の準備を進めている旨の発言がありました。これら一連の動きにサプライズはありませんでしたが、現状でできることを最大限表明したといえるのではないでしょうか?

昨日のニューヨーク・ダウ指数のチャートを見る限りでは寄り付き直後の8,000ドル割れの暴落から大引けにかけて切り返しており、今回は「長い下ヒゲ+出来高の急増」というセリング・クライマックスの条件が揃っているようにも思えます(ぜいたくを言うなら終値が始値を上回る陽線で終わって欲しかった)。しかし来週以降、市場がどのような反応を示すかについては不透明な部分も多く予断を許しません。今週でいったん落ち着くにしてもしばらくは乱高下が続くことを覚悟する必要があるように思います。

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ところで、現在のように市場を総悲観が支配し売りが売りを呼ぶ状況の中で、日本の個人投資家の投資行動に新たな流れが出てきているというロイターの記事が目に止まりましたのでご紹介しておきたいと思います。

独立系投信運用各社、解約少なく10月も資金流入続く

東京 10日 ロイター:長期投資をうたい個人投資家への直接販売で投信を提供している新規参入組の独立系運用会社のファンドに、リーマン 破たん後も資金流入が続いている。9-10月の解約がゼロの運用会社もあり、ここ1カ月は資金流入増となっている。

独立系運用会社の場合、自らネットや電話を通じて口座を開設し、ファンドの買い付けも定期的に行っている投資家が比較的多い。主にネット経由で購入できる点も、個人の判断で小口ながら相場を見ながら買い付けることができるため「10月に入ってからの買い付け件数が、既に9月を上回った」(楽知ん投信)ところもある。

投信評価会社が提供するパフォーマンスデータで、直近3カ月間の騰落率がカテゴリートップとなった「かいたくファンド」も「1日あたりの買い付け件数は2ケタにのぼっている」といい、解約についても「この2カ月くらいの間、(解約は)1件のみだった。下がったところでは買いが入っている」(森本新兒(しんじ)代表取締役)とコメントしている。

金融システム不安による株式相場の下落で、投信の解約が急増しているという報道も一部にあるが「顧客からの問い合わせという点では(リーマン破たん後)きょう初めて1件あった。解約はなく、既に購入している投資家が基準価額が下がったところで買い付けてくるという感じだ」(おふくろ投信)という。

独立系の中でも中堅のありがとう投信は、資金流入について「継続的にネットでプラス傾向にある。定期定額買い付けを除いてもプラスで、口座開設も続いている」としている。

ロイターが試算した資金流入状況によると、独立系運用会社6社(10月設定分を除く)の直近1カ月間は約18億円の流入超になっている。



現在のような市場崩壊状態の中で「解約はゼロ」とか「今日初めて問い合わせが1件あった」と聞かされると、いくら独立系投信に好意的な私でもちょっと疑ってみたくなります。ただ記事で紹介された独立系投信はありがとう投信を除いて設立から日が浅いため、顧客はまだ投資を始めたばかりであるという点は多少割り引いて考える必要があると思います。これが昨年の夏の基準価額2万円が現時点では9千円台に下落しているさわかみ投信の現状はどのようになっているのかについてもぜひ取材して欲しかったですね。「ほったらかしのススメ」でもお伝えしたとおり、セゾン投信においても株価急落場面では解約が殺到した事実もありますし、顧客の意識が高い独立系投信だからといって狼狽売りが出ないわけではありません。しかし記事の最後にある「独立系運用会社6社(10月設定分を除く)の直近1カ月間は約18億円の流入超になっている」というところにはおそらくさわかみ投信とセゾン投信も含まれていると思われ、他の公募投信に見られる個人投資家の投資行動とは明らかに一線を画していることは間違いないようです。

さて、独立系投信といえば昨日ひふみ投信から初めての運用報告書「ひふみのあゆみ」がメールで送られてきました。今回はファンドマネージャー・立田氏のコメントのみでしたが、11月初旬の次回の報告書では具体的な組み入れ銘柄も公開されるそうです。ちなみに立田氏のコメントは「ためてふやす はじめの一歩」でご紹介した内容とほぼ同じでしたが、私自身も立田氏の描くシナリオには共感できる部分が多いため、11月の報告書で組み入れ銘柄に納得できると判断できればひふみ投信にも積極的に追加投資を行おうと考えています。私がひふみ投信に期待する大きな理由のひとつは、私の運用だと以前こちらのエントリーでご紹介した2003年と同じ失敗(後から見れば底値で拾えていたみずほ株やソニー株を少し値上がりしたところでサッサと売却してしまったこと)を繰り返すと思うことです。私の場合、現在のような最悪の投資環境で大きな含み損を抱えてしまうと、底値で買えた株であっても少し上がったところでまず売りたくなり、一割でも上昇しようものならおそらく喜んできれいサッパリ売却してしまうことでしょう。しかし当然のことながらそれでは資産形成にはほとんど役立ちません。今後世界経済が回復に向かうのなら現時点で買い付けた資産はプラチナチケットとなる可能性が非常に高いと思われますので、そのプラチナチケットを簡単に手放さないような方策を考えるのも長期的な資産運用では重要なことであると思います。

冒頭にも書いたように今週は投資家にとって悪夢と表現するしかないような最悪の環境でしたので私の運用成績も惨憺たる結果となりました。大恐慌の瀬戸際にいる現状を考えれば、今は価値が残っている(=値段が付いている)だけありがたいと思うのが良いのかも知れません。

マネックス証券
MX081010

SBI証券
ET081010

私は最近の為替の急激な動きから、この円高はオーバーシュートする可能性が高いのではないかと危惧しています。為替との相性が最悪の私の予測ですからおそらく当たらないとは思いますが、現時点では外貨建資産への投資には極めて消極的になっています。今回の急落で私の資産も大きな被害を受けたこともあり、しばらくは無理に手を広げずにターゲットを日本に絞って追加投資のタイミングを狙うつもりです。



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