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売り手も買いたくなる投資信託

kage

2008/10/02 (Thu)

先日レポートしたひふみ投信のセミナー「ためてふやす はじめの一歩」の中で運用会社であるレオス・キャピタルワークスの藤野社長は投信の直販を決意した理由のひとつとして、既存の投資信託について「自分たちが買っていないのにお客様に勧められるのか?」「本当に自分たちが欲しい商品か?」というジレンマを持ち続けていたことを挙げておられました。そう言われると確かに既存の投資信託の多くは「売り手が売りたい商品」であって「売り手も買いたくなる商品」はなかなか見付からないという悲しい現実があります。このような経緯でひふみ投信は「社員も欲しいと思う商品」を目指して設定されたわけです。セミナーの席上、藤野社長からはご自身を含めて具体的にどれくらいの社員が購入を決めているのかについての言及はありませんでしたが、おそらく大多数の社員が購入されていると信じます。実際にその後の質疑応答の中でファンドマネージャーの立田氏でさえ「私もこの投信を買うつもりです」と明言されましたし。

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ファンドマネージャーが自分の運用するファンドを買うというのは一般的な公募投資信託では珍しいことかも知れませんが、実はヘッジファンドでは良くあることなのです。中には「ファンドマネージャーは個人の投資資金の全額を自身が運用するファンドに入れること」という極端な条件で設定されているヘッジファンドもあると聞いたことがあります。これはリスクの高い運用を行うヘッジファンドにおいてファンドマネージャーと顧客が同じファンド購入者という立場になることにより利害関係が一致し、「運命共同体」感とか「一蓮托生」感を生む効果があります。ひふみ投信も実際にレオス・キャピタルワークスの販売や運用に携わる社員が購入しているのであれば、私たち顧客との連帯感が生まれて来るのは間違いなさそうですね。

実はセゾン投信のセミナー「ほったらかしのススメ」においてもこれとよく似た話題が出ていました。個人的な資産運用法を聞かれたセゾン投信の中野社長は「セゾン投信の二つのファンドと会社設立以前から保有してるさわかみファンドにほぼフルインベスト」と答えておられましたし、バンガード・グループの加藤駐日代表は「不動産を保有しているので他のリスク資産への投資には消極的だったが現在はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを徐々に買い増している」と答えておられ、お二人とも自分たちが売っているファンドを購入していることが分かりました。そういう意味ではセゾン投信も販売・運用・顧客が「運命共同体」であるということになりますね。

個別株を保有をしていると毎年目にする「株主総会招集通知」には新任役員候補の自社株保有数が掲載されています。投資信託においても販売や運用サイドの人間がどのくらい自身が関わっている商品を購入しているのか、一度その実態を見てみたいものですね。

ひふみ投信 



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2008.10.02 (Thu) | rennyの備忘録