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AIGにも経営危機懸念が台頭

kage

2008/09/14 (Sun)

昨日の定時報告で「米国では政府系住宅金融機関であるフレディマックとファニーメイへの公的資金投入で一山越えたと思いきや、早くも次の大きな山として大手投資会社・リーマンの経営悪化問題が浮上しています。さらに市場ではリーマンの次はメリルリンチとの噂もあり、短期的な世界経済の動向は予断を許しません」と書きました。しかし金曜日の米国株式市場では保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)も住宅ローンへの大規模なエクスポージャー(市場の価格変動リスクにさらされている金融資産の度合い)をめぐる懸念から株価は一日で30%以上も下落(年初来では80%近い暴落)となり、市場では経営危機懸念が一気に台頭してきたようです。

米AIGを格下げする可能性=S&P

ニューヨーク 12日 ロイター:スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は12日、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)を格下げする可能性を明らかにした。株価急落や債務コスト上昇を受け、AIGの資金調達が一段と厳しくなるとの見方を示した。S&Pは声明で「AIGの株価急落や社債の信用スプレッド拡大を踏まえると、AIGの資本市場へのアクセスは短期的に一段と制限される可能性があると確信している」とした。


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アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)といえば日本でも生命保険を始め幅広くビジネスを展開していますので私たちも本体の経営問題とは無関係ではいられません。同社サイト内にあるAIGグループ会社のご案内をご覧いただければお分かりのとおり、アメリカンホーム保険会社、アリコジャパン、AIGスター生命保険株式会社、AIGエジソン生命保険株式会社など、テレビ・コマーシャルでおなじみの会社が名を連ねています。今ここでわざわざ具体的な会社名を挙げていたずらに不安をあおる意図はサラサラないのですが、これらの保険会社のサービスを受けている方はAIG本体の動向に注意を払う必要があると考えます。そして以下はあくまでも自己判断でお願いしたいのですが、状況次第では解約や乗り換えを検討されるべきではないかと思います。

保険会社の経営危機といえば日本でも1990年代の後半から2000年にかけて著名な保険会社が次々に経営破綻に追い込まれた悪夢が蘇ります。私の友人の中にも破綻した生保に加入していて解約返戻金の減額で被害を被った事例がありました。今回のAIGの経営危機で特に気になるのはこの時に経営破綻した生保の内、千代田生命の事業はAIGスター生命が引き継ぎ、東邦生命の事業は現在のAIGエジソン生命が引き継いでいることです。つまり運の悪い方はまたもや保険会社の経営破綻の心配をしなければならないということになります。2000年前後の国内生保の相次ぐ破綻以来、日本の消費者には「外資なら安心」という漠然としたイメージが根付いていましたが、今回のサブプライムローン金融危機で外資の著名会社だって安心できないという現実が見えてきました。また日本の公的年金に対する不安増大を背景に、生命保険会社の年金保険に期待を寄せている方も多いのではないでしょうか?しかし今回の事例でも明らかなように公的年金の破綻リスクより民間年金の破綻リスクの方が遙かに高いことは明らかです(公的年金はいざとなれば消費税増税などで守ることができるが、民間年金は基本的に誰も助けてくれない)。歴史的な金融危機となった現状が異常であるのは確かなのですが、投資の世界では広く浸透している自己責任の原則が、保険を選ぶ際にも求められることを今こそ深く認識すべきではないかと思います。



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この記事へのコメント

kage

ちょくちょく拝見させていただいてます。
応援ポチッ!!!

Posted at 11:53:35 2008/09/16 by サトシ

この記事へのコメント

kage

サトシさん

応援ありがとうございます。
ぜひまたお越しくださいませ。

Posted at 00:06:49 2008/09/17 by おやじダンサー

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kage


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