SBIホールディングスが中間配当を見送り
2008/08/26 (Tue)
過去にも何度か書いたように私はSBI証券の親会社であるSBIホールディングスの株主なのですが、下記の記事にあるとおり昨日発表した中間配当見送りのニュースを受けて本日SBIの株価は急落、上場来最安値更新という株主にとっては非常に厳しい状況になりました。SBIが7カ月ぶり分割来安値更新――4-9月期無配
急反落。一時は前日比2370円(11.0%)安の1万9140円まで下げ、1月22日の安値を下回って7カ月ぶりに2004 年8月の株式分割後の安値を更新した。25日大引け後、2008年4―9月期の配当(中間配当)をゼロ(前年同期は600円)にすると発表。市場環境が不透明ななか割安な投資機会が増えているため内部留保を投資に振り向ける方針と説明しているが、株主還元姿勢の後退と受け止めた投資家が売りを出しているようだ。
これまで中間配当を実施してこなかったSBI証券を8月1日付で完全子会社化したことを機に資本政策を見直す。今期については期末配当に一本化するという。
SBIは出資先だった不動産会社ゼファーが7月に民事再生手続き開始を申請したことなどを背景に、4-6月期の連結最終損益は59億円の赤字となった。今回、4-9月期配当見送りを発表したことをきっかけに、「業績動向に対する警戒感が再び意識されている面もあるようだ」(立花証券の平野憲一執行役員)との指摘も聞かれた。(日経QUICKニュースより)
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今回の中間配当見送りにより結果的に以前「SBIの株主優待で住信SBIネット銀行の振込手数料が月10回無料に」でご紹介した株主優待にも遅延が生じ、実現するのは早くても期末配当の後(来年6月以降?)となる見込みとなりました。もし上記エントリーの内容を見てSBIホールディングスの株主になられた方がおられましたらサービスの遅延と株価の下落でご迷惑をおかけする結果となりましたことを深くお詫びいたします。
上記記事にもあるとおりSBIホールディングスが中間配当を見送った一因には出資先だった不動産会社ゼファーが7月に経営破綻したこともあるのですが、不動産業界に吹き荒れる大逆風はその後もまったく収まる気配はなく、今日も東証一部上場の創建ホームズが民事再生法適用を申請しました。以前から経営状況が思わしくなかった創建ホームズの株には空売りが大量に入っており、最近は高い逆日歩も付いて完全に踏み上げ相場の様相を呈し、今日まで6日連続のストップ高となっていました。この状況から一気に経営破綻とは、まさに相場の世界は一寸先は闇ですね。創建ホームズの株主のことを考えればいくら上場来最安値を更新したとはいえSBIホールディングスは利益を計上しているだけまだマシだと自分自身を慰めています。
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