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海外株式投信評価額(2008.07.18現在)

kage

2008/07/19 (Sat)

正直先週の定時報告を書いている時は、「とにかく原油価格さえ下がってくれればすべてが好転する」と信じていました。ところが今週になってこちらのエントリーでご紹介した米政府系住宅金融会社の連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の経営問題が原油価格を押しのけていきなり世界経済の懸念材料のトップに躍り出てきました。このため先週望んでいたとおりに原油価格大幅下落+米国株式市場大幅反発という状況が実現しても素直に喜べない自分がいます。それにしてもこのファニーメイとフレディマックの問題はその中身を知れば知るほど私の中で「対応を誤ると世界恐慌に陥りかねない」という懸念が確信に近づいて行き、慄然とさせられます。この最悪のシナリオに至る確率は別にしても、私自身が「世界経済崩壊への道筋」を明確に認識したのはあの2001年の9.11同時多発テロ以来のことです。100年に一度の金融危機と表現されたこれまでのサブプライムローン問題でさえ(結果的に否定はされた形にはなりましたが)新興国市場は影響を受けずに成長を続けるといういわゆるデカップリングの可能性がありました。しかしもし万が一ファニーメイやフレディマックが経営破綻するような事態に至ると世界経済が大打撃を受けることがほぼ確実であるという点を考えると私たち個人投資家も何かしらの対策を講じておく必要があるのではないかと考えさせられます。

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先週、ファニーメイとフレディマックの問題が急浮上した際には一時的に米国株・米国債・米ドルが同時に下落するいわゆる「トリプル安」状態になりました。つまりもし両社に万が一のことがあればこれが何十倍、何百倍にも増幅した「超ウルトラ・ハイパー・トリプル安」が世界経済を崩壊に向かわせることとなると考えられます。となると私が毎月積み立てを行っているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのような典型的な世界経済ポートフォリオ理論の投資では、いきなり資産半減という悪夢のシナリオも否定できません。もちろんこれは内外の株式と債券だけでアセットアロケーションを構成する運用法でも同様ですし、ここに不動産を加えたとしてもおそらく結果は同じだと思います。基本的にBuy & Hold(買ったら売らない)の長期投資にとってこれは由々しき問題です。もし長期投資を人生に例えるならファニーメイやフレディマックが経営破綻するような事態は命に関わる事故に遭遇するようなものです。ということなら長期投資にも何かしらの「生命保険」が必要という考え方もあってよいのではないでしょうか?

それでは長期投資に対する保険には具体的に何があるかと考えると、まず思い浮かぶのがオプションのプットです。そもそもオプション取引は機関投資家のヘッジ需要から生まれた経緯がありますので仕組みとしてはピッタリだと思います。指数の下落が利益になるという点では投資信託の一種であるベア型ファンドもあります。これにはレバレッジをかけて指数のおおむね2倍に連動するダブルタイプもありますので、ダブル・ベアファンドなどは保険に適しているかも知れません。あとはショート戦略が得意なヘッジファンドに投資するという方法も考えられます。また一歩発想を進めて、世界経済が大混乱に陥った時に価値が上がるものを考えると、金(Gold)投資なども有力な保険候補となるのかも知れませんね。ただし当然ことながらこれらの保険ですべてのリスクが回避できるわけではありません。しかし現実の生命保険と同じで長期投資においても「安心を買う」という発想が精神安定上大きな意味を持つように思いますがいかがでしょうか?

今週は原油価格の下落もあり中国とインドがようやく反発に転じてくれたのですが、反対に資源国であるロシアとブラジルが軟調な推移であったため私の運用成績も先週より悪化してしまいました。またこのところの金(Gold)価格の高騰に対してゴールドファンドの値動きは鈍く、金融危機や通貨危機を想定して金に投資するのであれば金現物や金ETFの方が効果的であることを痛感しています。

マネックス証券
MX080718

SBI証券
ET080718

来週はマネックス証券のキャッシュバックキャンペーン最終週ですが、とりあえずキャッシュバック獲得の条件は満たしたため今のところ追加投資の予定はありません。何の根拠もありませんが個人的な相場転換点のイメージとしては、昨年サブプライムローン問題による1回目の大暴落となった8月中旬あたりを想定して追加投資の準備を進めたいと考えています。





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この記事へのコメント

kage

まさに、この様な「分散投資」が効かない事態の備え、安全弁のひとつとして、オルタナティブ投資が増えているのだと思います。

私は金ETF等に投資しています。

Posted at 09:59:27 2008/07/20 by レバレッジ君

この記事へのコメント

kage

レバレッジ君さん

コメントありがとうございます。

アセットアロケーション理論では「サブプライムローン問題で年間リターンがマイナス20%となってもリスク許容内」と言えますが、もし今回のようにマイナス50%の可能性が否定できない場合、どのようなヘッジ手段を考えるのか(あるいは無視するのか)は結構重要な問題だと思います。

実は私もゴールドファンド以外に少額ですが金現物にも投資しています。直近の下落局面で1トロイオンス=800ドル割れで追加投資しようと待ち受けていましたが直前で反転してしまいました。やはり上手く底値を拾ってやろうと欲を出すとなかなか思い通りに行かないものです。

Posted at 11:31:13 2008/07/20 by おやじダンサー

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kage


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