2017 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 09

米国の金融不安が私たちを直撃する

kage

2008/07/15 (Tue)

米政府系住宅金融会社の連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が経営難に陥っている問題は世界経済に今回の金融危機の深刻さを再認識させた形となりましたが、本日の日本経済新聞の報道によると両社が発行する債券を日本の金融機関も大量に保有しているため、もし万一のことがあれば日本の金融市場も大混乱に陥ることになりそうです。

金融庁、国内への影響注視 米住宅公社関連債の保有額調査へ

経営不安から株価が急落した米住宅金融公社2社が発行する債券について、日本の3大銀行は2008年3月末時点で約4兆7000億円、大手生命保険4社も住宅ローン担保証券を含め4兆円超を保有していることがわかった。日本の金融当局は今のところ影響は不透明とみるが、金融庁は金融機関がどの程度2社の債券を保有しているか実態調査に乗り出す。 金融庁の佐藤隆文長官は14日の記者会見で、2社に対する米政府の支援を「前向きな要素」と評価した。同庁は米市場の混乱が日本の金融システムに直ちに深刻な影響を及ぼすことはないとの立場を崩していないが、健全性に与える影響を慎重に点検する観点から調査することにした。(日本経済新聞より)


<<ブログランキング参加中>> にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 人気ブログランキング FC2ブログランキング
昨日のテレビ東京系の経済番組「ワールド・ビジネス・サテライト(WBS)」の解説によると、両社が関係する債務残高は5兆ドル以上でありサブプライムローンの1兆数千億ドルより遙かに規模が大きく、政府系金融機関が発行する債券ということで米国債並の信用力があると見なされて世界各国の外貨準備にも多く組み入れられているため、今回の信用不安への対応を誤れば大変なことになるとのことでした。つまりこれは下手をすると世界大恐慌の再来となるということです。個人的な印象では、行く手を遮る高い山(原油や穀物価格の高騰)ばかりに気を取られていたらいつの間にか断崖絶壁の縁を歩いていたような印象を持ちます。

また「米国債並の信用力がある債券」となれば投資信託にも組み入れられているのではないかと思っていくつかの外国債券投信をチェックしてみたところ、フィデリティ・米国投資適格債・ファンド(1年決算型)の中にフレディマックの債券を見つけました(筆者注:たまたま一番最初に見つけたのがこのファンドであったというだけで他意はありません)。

FHLMC

組入率3位と4位にある FHLMC(Federal Home Loan Mortgage Corporation)がフレディマックです。今回は数本の投信しか調べていませんが、もっと探せばさらに該当例が出る来るかも知れません。また月報からは確認できませんでしたが、もしかすると米ドル建てMMFにも組み入れられている可能性も否定できません。そういう意味では今回の信用不安は私たち個人投資家も直撃しかねない大問題であるといえそうです。

追記:その後またいくつか海外債券型ファンドの月報をチェックしてみたところ、インベスコ・インカムセレクトファンドとニッセイ/パトナム・インカムオープンにも該当する債券が組み込まれていることが分かりました。気になる方はぜひ運用報告書を確認してみてください。



関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック