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海外株式投信評価額(2008.07.04現在)

kage

2008/07/05 (Sat)

今週も相変わらず原油価格の高騰に歯止めは掛からず、引き続き世界の株価も軟調な推移となりました。このような状況ですから当然私の運用成績もボロボロなわけで、最近はロイターのニュースの中から投資を正当化するようなポジティブな内容を無理矢理探し出してせめて精神安定効果を得ようとする空しい作業が日課となっています。そんなはかない抵抗の中で今回目に止まったのが下記の記事です。

世界の株式は割安、悪いニュースは織り込み済み=シティグループ

シンガポール 4日 ロイター:米シティグループの株式ストラテジストは、4日公表されたリサーチノート(2日付)の中で、世界の株式は、今年上期に大幅下落しており、歴史的な基準からすると、特にその他の資産と比べて割安となっているとの見解を示した。ストラテジストは「悪いニュースの大半が既に織り込まれているようだ」との見方を示している。リサーチノートは「懸念事項が増加したことが、投資家の警戒姿勢の継続につながった」と指摘。「最大の懸念要因としては、金融機関の資金不足や利益に対するリスク、インフレの加速や金利の上昇などが挙げられる」としている。

世界の株式市場の指標となっているモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ワールド・インデックスは今月に入って約2%下落。上期には12%下落した。シティは、世界の株式市場の株価収益率は現在、14.3%で、過去10年に見られた平均水準と比べて低く、1990年代の平均も下回っていると指摘。「最近の株式市場の調整で、株価収益率は現在、80年代の平均をやや上回る水準となっている。株式は、債券と比べて、70年代と同じくらい割安だ」としている。


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ロイターが、欧州大陸や米国、英国、日本の大手投資会社50社を対象に実施した調査によると、資産クラスの混ざった投資ポートフォリオの中の株式ポジションの平均比率は6月、前月の59.5%から56.9%に低下した。シティは「新興国市場と英国を除く欧州をオーバーウエートとしている」一方、「英国と日本は引き続きニュートラルとし、米国とアジア太平洋地域の先進国はアンダーウエートとしている」ことを明らかにした。


個人投資家の一人としてこの記事の内容に「安心」を求めたい気持ちはありますが、ここで気を付けなければならないのは、「悪材料織り込み済みで割安=もう下がらない」ではないということです。市場は需給や理論だけでなく参加者の心理で動く部分が大きいため往々にして行き過ぎます。例えば昨日の日本の株式市場では不動産株が軒並み大きく下落しましたが、いくら不動産に大逆風が吹いているとはいえ堅実に利益を計上している会社の株まで一緒くたに売り叩かれており、「行き過ぎ」の典型であると考えます。反対に現在の原油価格などはバブルの領域に達しているという意味でこれも「行き過ぎ」であるといえます。よく「経済は緩やかな波動を描く」と言われますが、時々行き過ぎで極めて鋭角な波動を描くこともあるので注意が必要ですね。

それにしてもいくら「行き過ぎ」でもモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ワールド・インデックスがわずか半年で12%も下落するのは尋常ではありません。私が積み立てているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのようにインデックス・ファンドを活用して世界経済を丸ごと買う「世界経済ポートフォリオ」運用は私のような投機家から見れば穏やかで安定的な運用方法という印象を持っていたのですが、今回のサブプライム金融危機や原油高騰インフレのように全世界が同時に影響を受ける事態ではリスク分散効果が上手く生かされないことも確かなようです。約5カ月前に立てたそれでも経済成長は続くのかの中で私は「これから私たちが直面するであろう食糧不足・資源枯渇・環境破壊などの問題は、全世界が協力して立ち向かわなければならない難局であることは誰もが分かっていることだと思います」と書きましたが、このように21世紀は全世界が影響を受ける難問が山積ですのでこれからも株式市場にとって厳しい局面が何度も訪れることが予想されます。21世紀の長期投資はますますタフな精神力が要求されることになりそうですね。

今週はBRICsの株式市場がまさに「枕を並べて討ち死」状態でしたので、私の運用成績も大幅に悪化しました。こうなると原油価格が明確に下落トレンドを描くようにならない限りは新興諸国の復活は難しいのかも知れません。従って新興国に投資する者の一人としてまだまだ厳しい状況続くわけですが、せめて今回の原油高騰が世界的な「脱化石燃料」のきっかけとなってくれればと願っています。極論を言えば今回「災い転じて福となす」ことができないのであれば、世界経済の成長を信じて長期投資を続ける意味はなくなるとさえ思っています。

マネックス証券
MX080704

SBI証券
SB080704

今週も引き続き猫パンチ投資は一切封印しています。現状では株式市場がブラックマンデー級の大暴落を迎えるか、反対に原油価格が暴落するか、くらいの大きな変動がない限りは追加投資に動かないつもりです。





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