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恐怖のドミノ倒し

kage

2008/06/20 (Fri)

20日ほど前に立てたインフレの猛威の中で私は、「インフレで苦しむベトナムを見て南アフリカやトルコにも嫌な予感を持つ」と書きましたが、現実にインフレの猛威はこの両国も確実に蝕みつつあります。さらにこの「恐怖のドミノ倒し」は拡大を続けており、最近では東欧や南米も怪しい雰囲気に包まれています。そしてついにはBRICsの一角であるインドにもハイパーインフレの魔の手が及んできたようです。

6月7日時点のインド卸売物価指数、前年比+11.05%に加速

ニューデリー 20日 ロイター:インド政府が20日発表した6月7日時点の同国の卸売物価指数(WPI) 上昇率は前年比11.05%となり、前週の8.75%から加速した。ロイターがまとめたアナリスト予想の9.82%を上回り、1995年5月6日(11.11%)以来の高水準となった。政府は6月7日で終わる週に燃料価格を引き上げており、同週のエネルギー価格は7.8%上昇した。政府は、4月12日時点のWPI上昇率を当初発表の7.33%から7.95%に上方修正した。前年の同じ時期のWPI上昇率は4.28%だった。インドのWPI統計は毎週発表され、月次の消費者物価指数(CPI)統計より対象品目が多いため、インフレ指標として注目される。


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先週の定時報告でご紹介したとおり、BRICsの中でもインドは原油価格高騰への耐性が著しく低く、採算ベースは1バレル=60円程度に過ぎないそうです。つまりインドは、もし現在の原油価格が大暴落して半値になったとしてもまだ採算ベースに達しないという絶望的な状況にあることになります。このため本日のこの発表を受けて市場はネガティブに反応し、株価は大幅に下落しています。これからの原油価格動向については私などには分かるはずもありませんが、一般的に北米が本格的なハリケーンシーズンに入る7月-8月ごろにWTI先物価格はピークを付けやすいというアノマリー(明確な根拠はないがよく当たるとされる経験則)があるそうですから、インフレに脆弱な新興国はとってはまだしばらく厳しい状況が続くのかも知れません。個人的な印象では新興国全体に暴風波浪警報が発令されているくらいの危機感を持っており、このことから私の新興国投資方針も最悪の場合は7月から8月にかけてクラッシュの危険性もあることを想定して、現時点では下がったからといって安易に猫パンチ投資を繰り出すことは控えることに変更したいと思います。



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