2020 03 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2020 05

海外株式投信評価額(2008.05.02現在)

kage

2008/05/03 (Sat)

昨日の米国株式市場は朝方発表された4月の雇用統計の減少幅が市場予想より小さかったことに加えて米欧の中央銀行が協調して流動性の供給を拡大すると発表したことで寄り付き直後から急伸、ダウ指数の上げ幅は一時120ドルを超える場面もありました。しかし原油先物価格が反発したことなどもあり上げ幅は徐々に縮小、ついにはマイナスに転落となりました。ただ大引けにかけてはダウ指数は反発に転じ、結局は昨年12月31日以来約4カ月ぶりの高値となる前日比48ドル20セント高の1万3058ドル20セントで終えました。この不思議な底堅さの要因のひとつとして私は先々週の定時報告で史上空前のレベルにまで膨れ上がっているカラ売を挙げましたが、今朝になってロイターのニュースをチェックしてみるとその実態を裏付けるような以下の記事が目に止まりました。

米バークシャー第1四半期は64%減益、デリバティブ関連損失響く

オマハ(米ネブラスカ州) 2日 ロイター:著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが2日発表した第1・四半期決算は、デリバティブ関連で16億ドルの税引き前損失を計上したことから64%の大幅減益となった。純利益は9億4000万ドル(クラスA株1株当たり607ドル)。前年同期は26億ドル(同1682ドル)だった。営業利益は13%減少し19億3000万ドル(同1247ドル)。前年同期は22億1000万ドル(同1434ドル)だった。保険引き受け業務による利益が3分の2以上減少した。デリバティブ関連の損失には、S&P500種指数と3つの海外株価指数のプットオプションに絡む12億ドルの含み損が含まれる。


<<ブログランキング参加中>> にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 人気ブログランキング FC2ブログランキング
当ブログにおいても過去に何度もご紹介してきた著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイも今回はものの見事に売りポジションを踏み上げられたようです(ご承知のとおりデリバティブ取引のプットオプションとは対象となる指数が下落すれば利益となるいわば逆張りの金融商品で、反対に対象となる指数が上昇すれば利益となる順張りのものがコールオプションです)。企業活動として資産運用を行うバークシャー・ハサウェイ社ですから、今回のような歴史的な金融危機の中ではプットオプションを使って株価下落に対する保険をかけることも必要であることは十分に理解できますが、結果的にちょっと弱気に傾きすぎたようですね。もっともこれはウォーレン・バフェット氏の相場観が間違っていたということではなく、先々週の定時報告にも書いたように「誰もが株価の下落を信じて疑わなくなれば往々にして相場は反対に動く」という市場の特性がたまたま現れた結果であるように思います。実際に米国の某大手証券会社のようにカラ売りで莫大な利益を上げたところもあるのですから要はタイミングが悪かったということなのでしょう。つまり某社は市場参加者の大多数が楽観的であった時に持った売りポジションであったのに対してバークシャー・ハサウェイ社は市場の雰囲気が総悲観に染まった時に持った売りポジションであるという差です。これらの事実は「大多数と同じ行動をしていては投資の世界では成功しない」という有名な経験則を見事に現しているようにも思えますね。

バークシャー・ハサウェイ社に関連しては、今週はこんなニュースも流れていました。

米マーズがリグレーを買収、世界最大の菓子メーカー誕生へ

シカゴ 28日 ロイター:米菓子大手マーズは28日、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイと共同で、世界最大のチューインガムメーカー、ウィリアム・リグレー・ジュニアを230億ドルで買収すると発表した。これにより世界最大の菓子メーカーが誕生する。買収額は1株当り80ドルで、25日の終値62.45ドルに28%上乗せした水準。買収によりバークシャーのリグレーへの出資比率は10%以上となる。調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、2006の世界市場のシェアは、マーズとリグレー合わせて14.4%、ライバルの英キャドバリー・シュウェップスは10.1%だった。マーズによるリグレー買収で、シュウェップスと米菓子大手ハーシーが合併を模索する可能性もある。


このような大規模な戦略的M&Aを実現できるからこそバークシャー・ハサウェイ社はこちらのエントリーでご紹介したように過去43年の年平均運用利回りが20%を超えるという驚異の成績を残すことができたのだと思います。投資に対する理解がなかなか進まないわが国においてもし同じような手法を取ろうとする運用会社や投資ファンドがあったとしても、市場に受け入れられず、適正に評価されないため育たないという悪循環に陥っていることは残念なことです。例えばずいぶん以前から会社の数が多過ぎて過当競争に陥っていると指摘されてきた日本の家電業界においても、なかなか誰もがアッと驚くような再編劇は起こりません。このままでは相対的な国際競争力は低下するばかりです。この状況は単にその会社の株主にとってだけでなく、何かしらの関わりを持つ多くの人々にとっても不幸なことです。私はこのような現状を打破するためのショック療法となるのであれば、ぜひウォーレン・バフェット氏に日本の著名企業に対して大規模な戦略的M&Aを仕掛けて欲しいとすら思っています。これは幕末の黒船来航が日本の文明開化につながったように、今は外圧を利用してでも市場の意識改革を図らなければ日本の国際競争力は失われるばかりであるとの強い危機感を持っているからです。リスクマネーが上手く循環する流れが出来上がれば日本の優れた省エネ技術や環境保護技術などもさらに発展して世界中の人々の役に立つはずです。少子高齢化が進む日本の将来は不安だらけですが、国民の投資に対する理解が進めばまた違った未来像が見えてくる可能性は大いにあると信じて私は日本への投資も継続していくつもりです。

今週も世界の株価は底堅い動きが継続し、私の運用成績も改善が進みました。地域別ではインドとブラジルの上昇が大きく寄与しています。その一方でFOMCを経てドルが強く推移したことから金(Gold)の価格が軟調であったためゴールドファンドの基準価額は下落しています。しかし今週も猫パンチ投資を繰り出すまでには至らず、先週に引き続き追加投資額はゼロでした。

マネックス証券
MX080502

SBIイー・トレード証券
ET080502

来週はとりあえずゴールデンウィーク中の海外市場の動きに注目するつもりですが、昨日のエントリーでご紹介したフィデリティ証券のキャンペーンを利用してアジアファンドに対して猫パンチ投資を繰り出すタイミングを狙いたいと思っています。







関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック