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海外株式投信評価額(2008.04.18現在)

kage

2008/04/19 (Sat)

昨日の米国株式市場は注目されたシティグループの1-3月期決算が大幅赤字となったものの住宅ローン関連の損失額にサプライズはなく、信用リスク問題への過度な警戒感が後退して金融株全般に買いが入り、ダウ指数は1月上旬以来の高値で引けました。またハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も前日の引け後に発表されたグーグルの決算が市場予想を大きく上回ったことが好感されて大幅高となりました。先週の定時報告で私は「来週はいよいよ米大手金融機関の決算発表が始まります。悪いと分かっている決算内容を受けて市場がどう反応するのかに個人的には注目しています。昨日のGEの決算のように市場が総悲観になるのなら夜明けはまだまだ遠いと思いますし、悪材料出尽くし感や新たな対策期待感から反発に転じるようなら夜明けも近いと判断できるのではないでしょうか?」と書きましたが、今週の結果だけを見ると「夜明けは近い」と判断できるのかも知れません。もちろん今週でサブプライムローン問題が一気に解決に向かったわけではありませんので警戒態勢を解除するのは早急と思われますが、少なくとも世界の株式市場の雰囲気は先週と今週では明らかに変化していました。投資の世界では「相場の底は後になってからしか分からない」というのが常識ですが、単なる「投資バカ」に過ぎない私の当たらない勘ではもうすでに今回の金融危機がもたらすパニックのピークは過ぎ去ったのではないかと感じています。米国の株価はサブプライムローン問題の震源地にしては下げ足りないようにも思えますが、この不思議な底堅さの一因となっているのが史上空前のレベルにまで膨れ上がっているカラ売であり、多くの投資家が相場の下落を信じて疑わなくなれば往々にして相場は逆に動くものなのです。

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もっとも私の相場観などはまったく当てになりませんので、今週も米著名投資家であるジョージ・ソロス氏のご意見を拝聴してみることにしましょう。

ユーロ、世界の基軸通貨にはなり得ない=ジョージ・ソロス氏

ブリュッセル 17日 ロイター:著名投資家のジョージ・ソロス氏は、ユーロがドルに代わって世界の基軸通貨になることはないだろうと発言、ドルとユーロの二極体制は不安定だと述べた。ソロス氏は「ユーロがドルに代わる存在になるとは思わない。主要2通貨の二極体制は安定した体制とは言えない」と発言。「今は不安定な局面であり、不透明感が高まっている」と述べた。外為市場では、米景気後退懸念からユーロが対ドルで最高値を更新している。

ソロス氏は、著書のプロモーションのため、ブリュッセルを訪れている。同氏は、市場の混乱はまだ続いており、投資家は当局の対応や市場の反応が明らかになるまで、資産を守る方法を考えたほうがよいと発言。今回の金融市場の混乱では、マネーサプライだけでなく、信用全体をコントロールすることの重要性を学んだとし、「他のバブルが崩壊しつつあるなかで、商品バブルは依然として膨らんでいる」と指摘した。

同氏は、カウンタパーティリスクの透明性を高めるため、債務担保証券(CDO)などの複雑な証券化商品やスワップを取引所取引に移行することが、危機の解決策になるとの見方も示した。ヘッジファンドも他の市場関係者と同じく、規制されるべきであり、金融機関がヘッジファンドのレバレッジ量について情報を入手できるようにするべきだとも述べた。


この記事はまず為替の話題から入っていますが、これはこれでなかなか興味深いご意見ですね。一般的にドルに代わって基軸通貨になる可能性があるのはユーロ以外にないと考えられがちですが、ソロス氏はその発想を一刀両断に斬り捨てています。となると私の貧弱な発想では他の候補としてジム・ロジャーズ氏が熱烈に推奨する人民元ぐらいしか思い浮かばないのですが、ソロス氏はおそらく何だかんだ言っても結局ドルが基軸通貨であり続けると言いたいのではないかと私は想像します。しかしあらゆる面で米国一極集中の体制が崩壊しつつある現状を見ると基軸通貨としてのドルの信頼性には疑問が残ります。となれば以前こちらのエントリーにも書いた「世界共通決済用通貨・ワールド(仮称)」の創設とか「米ドルの金本位制復活」といったようなウルトラC級の改革を断行しなければ今後もドルが金融不安の要因となり続けるような気がします。

それで肝心のソロス氏の相場観については二段落目にあるように「市場の混乱はまだ続いており、投資家は当局の対応や市場の反応が明らかになるまで、資産を守る方法を考えたほうがよい」というものでした。自分や家族にとって大切な資産を運用するのであればわざわざ多大なリスクを背負ってまで大混乱の中に入っていく必要はないわけで、ソロス氏のご意見は至極当然といえます。先にも書いたように相場の底は後になってからしか分からないものですから、私のように何とか大底で買おうと色気を出せば大やけどするのがオチです。

さらにソロス氏は商品バブルについても言及していますが、いつものBloombergのグラフを見ても主要なコモディティ指数が直近の大幅下落からW字を描いて力強く復活していることが分かりますね。

Commodity080418

これまでは原材料を扱うより付加価値を乗せるビジネスの方にメリットがあるのが常識でした。具体的にはお米を作るより高級すし店を経営した方が利益が大きいということです。しかし前回のエントリーでご紹介したような世界的な米不足状況に陥ると俄然原材料を押さえている方が有利になります。いくら高級なすしを提供できる能力があってもお米がなければビジネスは成立しません。しかも最近のガソリン価格を巡る大混乱を見ても明らかなように、原材料を扱う側はストレートに値上がり分を価格転嫁できるのに対して販売側はなかなかそれが難しい状況になっています。中国とインドの経済成長により世界人口の1/4が一気に豊かになっていくという人類史上初の出来事が予想される21世紀は、何よりもビジネスの源流を押さえることが大切になるような気がします。

今週は世界の株式市場の緊張が一時的に後退したおかげで私の運用成績も少しだけ好転しました。ただし世界的に株価が反発局面にあったため今週の猫パンチ投資実績はゼロでした。

マネックス証券
MX080418

SBIイー・トレード証券
ET080418

昨日の米国株式市場の大幅反発でとりあえず目先の不安材料(=米大手金融機関の決算発表)は解消された形になりました。しかし世界大恐慌にも匹敵するとされる今回の金融危機が本当に解消されるまでにはまだ何度か大きな調整局面が待ち受けていると考えるのが自然です。従って私の投資方針もしばらくは慎重にも慎重を重ねた猫パンチ投資法継続で行くつもりです。



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