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海外株式投信評価額(2008.04.11現在)

kage

2008/04/12 (Sat)

昨日の米国株式市場はゼネラル・エレクトリック(GE)の決算と業績見通しが市場予想を下回ったことと、輸入物価指数や消費者態度指数などの景気指標の悪化などを受けて大幅下落となりました。これを受けて為替も円高が進んでおり、サブプライムローン問題に端を発した金融危機がまだまだ終息にはほど遠いことを再認識させられました。

今回の金融危機を米著名投資家のジョージ・ソロス氏が「状況は第2次大戦終結以後どの経済危機よりも深刻だ」と述べたことは以前こちらのエントリーでご紹介しましたが、今週はバーナンキFRB議長も「第二次世界大戦後では最も深刻な事態だ」という表現で危機感を表明しました。

<FRB議長>金融危機で「戦後最悪」と初めて表現

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日、バージニア州で行った講演で、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した昨年夏からの金融危機について「第二次世界大戦後では最も深刻な事態だ」と述べた。米金融市場の現状に強い危機感を表明したもので、バーナンキ議長が今回の金融危機に関し「戦後最悪」という表現を使ったのは初めて。

一方で、バーナンキ議長は、1930年代の大恐慌や90年代の日本の金融危機との比較については「米国の現状とは大きく異なる」と明言。「米国内の金融機関はしっかり情報を開示できているし、資本、体力とも十分に備わっている」と足腰の強さを強調した。(毎日新聞より)


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これにより中央銀行の認識がようやく投資家の実感に近付いてきたわけですが、実は当のソロス氏は今週「大恐慌以来最も深刻な状況」と発言し、表現のレベルをさらに一歩進めています。

世界のサブプライム関連損失、1兆ドル超える可能性=ソロス氏

ニューヨーク 9日 ロイター:著名投資家ジョージ・ソロス氏は9日、世界のサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン) 関連損失が1兆ドルを超えるとの見通しを示し、大恐慌以来最も深刻な状況との認識を示した。自身の最新の著書「The New Paradigm for Financial Markets: The Credit Crisis of 2008 and What It Means」に関する電話会議で明らかにした。

国際通貨基金(IMF)は、8日発表した世界金融安定報告で、世界の金融機関のサブプライム関連損失が1兆ドル近くになるとの推計を示した。これについて、ソロス氏は米国を始め、住宅価格が圧迫され続けている国があるとして「適正な見込みだと思うが、さらに増える可能性がある」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)が流動性供給策を打ち出したことや、資金難に陥ったベアー・スターンズをJPモルガン・チェースが救済買収に動いたことから、米銀行システムは危機を乗り越えたとみている。

世界の金融市場では、急激なレバレッジ外しが進んでおり、そのため不安定な状況が続いていると指摘した。


ご承知のとおり大恐慌(世界恐慌)は1929年10月24日に米国で株価が大暴落したことに端を発した世界規模の恐慌ですので、ソロス氏的には今回の金融危機は60年に一度から80年に一度にレベルアップしたわけです。「80年に一度」となれば文字通り一生の内に一度遭遇するかどうかの確率ですから、ほとんどこれは運の問題になってきますね。その観点で考えれば個人投資家として今回の金融危機に遭遇したことは運用成績に大打撃を受けたという面では不運であり、超激安バーゲンセールに参加できる面では幸運といえます。であれば自他共に認める「投資バカ」である私のようにいくら打撃を受けても投資をやめるつもりのない人や基本的に投資を続けることが大前提となる長期運用派の方々にとっては今回の歴史的金融危機がもたらす超激安バーゲンセールをいかに活用するかという前向きな発想を持って資産運用を続ける方が精神衛生上良いような気がします。ただし以前に何度も書きましたが相場の底は誰にも分からないものですから、今日行われている5割引セールに飛びついたら一月後には9割引セールが開催されたという事態になることも十分に考えられますので、現在のような大混乱の中で投資を行うなら時間を分散させて慎重に進むことが重要だと思われます。さらに付け加えるなら、もしこのまま世界経済が衰退に向かうのであれば投資を継続する意義は失われますので、投資継続の可否は最終的には一人ひとりの判断となるわけです。

今回の金融危機の見通しについて、個人的には上記記事の中の「米銀行システムは危機を乗り越えたとみている」という部分と「世界の金融市場では、急激なレバレッジ外しが進んでおり、そのため不安定な状況が続いている」という部分に注目しています。もしソロス氏の指摘どおりであればシステム面での危機はすでに峠を越えており、今後は投資家マインドの改善がカギになると思われます。現在は運用資金自体は世界中にジャブジャブにあふれているのに、それらの資金がとにかくリスクからは回避したいという大きな流れができていますので世界中で資金調達が難しくなっています。その一方で昨日のテレビ東京系のワールドビジネスサテライトによるとこれまで主に機関投資家向けに発行されていたサムライ債(海外の企業が日本国内で円建てで発行する債券のこと)を個人向けに発行したところほぼ即日完売の人気であったとのことで、世界中でまともに資金調達が行えるのは日本だけというのが現実のようです。以前私は現在の円高を国の力・経済状況・インフレの進行などを正しく反映していないと書きましたが、この状況を考えると正しい円高のようにも思えてきます。つまり金融危機の混乱が続けば続くほど資金調達源として日本円に対する需要が増えて円高が進行するわけです。ということは考え方によっては現在の円は投機資金の流入で高値更新を続けている原油価格と同様に超売り手市場なのかも知れません。もしそうであればこの円高局面は外貨買い(=海外投資)の千載一遇のチャンスとなるわけですが、真実は後になってからしか分からないのが残念なところですね。

今週は木曜日までの米国株式市場がほぼ横ばいだったこともあり、私の運用成績も一進一退でした。ちなみに今週繰り出した猫パンチ投資は月曜日のドイチェ・インド株式ファンド1万円のみでした。

マネックス証券
MX080411

SBIイー・トレード証券
ET080411

来週はいよいよ米大手金融機関の決算発表が始まります。悪いと分かっている決算内容を受けて市場がどう反応するのかに個人的には注目しています。昨日のGEの決算のように市場が総悲観になるのなら夜明けはまだまだ遠いと思いますし、悪材料出尽くし感や新たな対策期待感から反発に転じるようなら夜明けも近いと判断できるのではないでしょうか?いずれにせよ私は、しばらくの間は猫パンチ投資に徹するつもりです。







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