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続・資産を守るために必要な視点

kage

2008/04/11 (Fri)

チベット問題と並んでこのところマスコミを賑わせているのが後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の話題です。本日の時事通信の報道によると今後の高齢化の進行と共に高齢者の医療費負担はドンドン増えていくことになるとのことで、今後予想される消費税のアップや年金への課税強化なども含めて、残念ながらわが国は高齢者にとってますます住みにくい国になっていくようです。

15年度に1万3000円アップ=後期高齢者の平均保険料-厚労省試算

厚生労働省は10日、今月スタートした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の加入者1人当たりの年間保険料が、全国平均で当初の7万2000円から、7年後の2015年度には1万3000円アップの8万5000円になるとの試算を明らかにした。同省は「06年の医療制度改革の時にまとめたもので、直近の数字はない」として、制度設計時の試算であることを強調している。(時事通信より)


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国民健康保険の仕組みは年金制度と同様に現役世代がリタイア世代を助ける構造になっていますので、このまま少子高齢化が進めばいずれは制度自体が破綻することは誰にでも容易に予想できたことでした。実際に若年層の保険料未納率が5割を超えている国民年金や保険料が払えずに健康保険証を取り上げられる人が続出している国民健康保険の現状を見ると仕組みとしてはすでに破綻していると考えることもできます。このようなどうしようもない状況に追い込まれて初めて後出しじゃんけんのように高齢者に負担を押しつけて何とか帳尻を合わせようとする今回の制度は国民の生命と財産を守ることが使命であるはずの国の存在意義を根本的に覆しかねない大問題だと思います。冒頭にも書いたように将来的には消費税のアップや年金への課税強化も確実と思われます。お役人や政治家は身を切る覚悟は全然ないのに国民だけがいつも身を切らされる構図は江戸時代の「民は生かさず殺さず」の治世よりも過酷な状態といえます。このような現状を目の当たりにすると資産を守るための最大のリスクは日本に住んでいることであると思えてきます。

2009年1月に上場企業の株券が電子化されます。これに合わせて投資信託も電子化されます。電子化によって私たち個人投資家にとっても管理面でさまざまなメリットがあるのは確かです。しかし国の側から見た最大のメリットは国民の資産を簡単に把握できるようになることです。消えた年金問題では遅々として進まない「名寄せ」も株や投信に関しては2009年1月をもって瞬時に完了します。これに金融一体課税を名目にして預貯金や債券のデータも統合すれば国民の金融資産は当局に筒抜けとなります。これにより将来もし課税強化、資産税導入、預金封鎖などが必要になった場合にも実施が容易になります。日本に住んでいる限りはこれらのリスクから逃れることはできませんので私たちは自分や家族の大切な資産を守るためにも政治や税制の動向には敏感である必要を強く感じます。

先日、テレビのあるクイズ番組で「世界で軍事費の多い国、上位10カ国を答えよ」という質問がありました。そのトップはもちろんダントツで米国だったのですが、冷戦時代に軍備拡張を競い合ったロシアが圏外に去っていたのには正直驚きました。番組の解説によると現在のロシアは経済成長優先で軍事費はかつての20分の1に減少しているそうです。これはある意味プーチン独裁だからこそできた大胆な方針転換ともいえますが、巨大軍事産業を抱えて自分から紛争を作ってでも兵器を売らなければならない米国と比べて明らかに有利な点であると思います。ロシアにとっては兵器より原油や天然ガスの方が遙かに自らの強みが生かせるカードになるわけで、例え独裁的であっても国が進む方向としては間違っていないような気がします。ロシアは資源価格高騰の恩恵で景気が良く、大富豪が続々誕生しているというニュースを良く目にしますが、プーチン大統領が停止されていた年金を復活させたことで高齢者の購買力も確実に高まっています。貪欲なまでに国益を追求する姿勢が結果的に経済の好循環を生んで国民を豊かにさせているロシアと、国益よりも省益や既得権益(利権)を守ることが優先されて経済の停滞を招いている日本は両極端ですが、いったいどちらの国民が幸福なのか私たち一人ひとりがじっくりと考えてみる必要があるのではないでしょうか?



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この記事へのコメント

kage

ロシアは成長していますね。
でも、自分に逆らう者は暗殺したり、脅威を与える企業は解体したり、脅威となる個人の資産は法律を無視して没収したり、無実の罪で投獄したりと・・権力の意図に沿わないものは排除する姿勢を強化しているので、その点は非常に恐ろしい国家だと思います。

グリーンスパン氏も言っていましたが、法律があるのにその執行がプーチンの胸先三寸と実質的に無法と同じ状態なので、個人的にはまだ日本の方がマシだとは思います。

Posted at 20:56:25 2008/04/12 by 吊られた男

この記事へのコメント

kage

吊られた男さま

コメントありがとうございます。

確かにプーチン大統領はスパイ映画に出てくる典型的な権力者のようで、良くも悪くも分かりやすいですね。

これに対して日本の官僚機構は巧妙に羊の皮を被って国民の血税を浪費し続けています。そして組織を隠れ蓑にして間違った判断をしても誰も責任を取らない。私は羊の皮を被っている分だけ日本の方が罪が深いと思っています。

Posted at 13:50:46 2008/04/13 by おやじダンサー

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kage


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