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海外株式投信評価額(2008.04.04現在)

kage

2008/04/05 (Sat)

昨日の米国株式市場は3月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比8万人減となり市場予想の5万人減を大幅に上回ったことに加え、1、2月の雇用者数も大幅に下方修正されたことで売りが先行、ダウ平均指数は一時97ドル下げる場面もありました。しかし、先行きの景気改善の期待などから次第に下げ幅を縮小し、ダウ平均指数は小反落で終わりました。少し前なら株価の大暴落を招いてもおかしくないような雇用統計の悪化に対する米国株式市場のこの反応は、最近の日本や香港の株価動向と同様に、目先の市場参加者の投資心理が悪材料をほぼ織り込んで改善に向かっていることを示しているようにも思えます。とはいえサブプライムローン問題は米著名投資家のジョージ・ソロス氏が「戦後60年でもっとも深刻」と表現した経済危機ですから、まだこれから一波乱も二波乱もあると覚悟しておいた方が個人投資家としても精神衛生上良いように思います。短期的な波乱の要素としては今月中旬から始まる米大手金融機関の決算発表がありますが、その後も数々の経済指標で米国経済のリセッション(景気後退)入りが確認されるあたりがカギになりそうです。本当に投資家心理が改善に向かっているのであれば昨日の米国株式市場のように次第に悪材料には反応しにくくなり、さらに改善が進むと悪材料に対して「悪材料出尽くし感」や「政府や中央銀行の対策期待感」などから株価が上昇することも多くなるはずですから、私のような積極運用派にとってはそのあたりの見極めが大切になりそうです。

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前回の定時報告で私は今週の投資方針として「特に中国とインドについては目先の反発に入っているように見えますので、安易に飛び付くことは避けたいと思っています」と書きました。今週の結果を見ると中国については予想通りでしたが、インドは世界的な株価の反発局面になかなか乗り切れないように感じました。そこで昨日は久しぶりにドイチェ・インド株式ファンドに対して猫パンチ投資一万円を繰り出しました。また今週は金価格の大幅下落を受けてブラックロック・ゴールドファンドにも猫パンチ投資一万円を繰り出しており、投信購入額は合計で2万円となりました。

このように私があくまでも金投資にこだわっている理由の第一は基軸通貨としての米ドルへの信任が揺らいでいることであり、米国がいくら「強いドルの復活」を望んだとしてもかつての栄光は取り戻せないだろうと予測するからです。基軸通貨の信任が揺らぐことは最悪の場合には通貨全体の信用不安にもつながりかねず、人類最古の通貨ともいえる金への投資はそのリスクヘッジを期待してのものです。またすでに多くの報道で採り上げられているため皆さんもご存じと思いますが、日本が生産する多くの工業製品の中には金も含めた数々のレアメタル(希少金属)が使用されているため、これらを総称して「都市鉱脈」と呼ばれています。例えば金鉱石と携帯電話の金の含有率を比較すると携帯電話の方が圧倒的に高く、「都市鉱脈」の有望性を示しています。しかし残念ながら携帯電話のリサイクルは遅々として進んでおらず、「都市鉱脈」の採掘は困難を極めています。このままユーザーの理解が進まなければ日本はこれからも莫大な金の消費を続けざるを得ず、金価格の高騰に拍車をかける可能性が少なくありません。実はかく言う私もかつて使用した全携帯電話(私の場合すべてPHSですが)を手元に残しているため偉そうなことを言えた義理ではないのですが、私自身が古い携帯電話を喜んでリサイクルに回す気になるような環境が整った時こそが金投資の精算時期になるのではないかと漠然と考えたりしています。

このように市場は人の心をストレートに反映するものですから、投資家心理やユーザー心理の変動は経済活動の変動に直結することになり、私たちの資産運用にも少なからず影響を及ぼすことになります。そこで心理つながりとして多少の脱線をお許しいただけるなら、日本人の投資に対する心理も私たちの資産運用にとっては大きなリスク要因となるのではないかと危惧しています。例のホリエモン騒動の時の「額に汗して働け」論ではありませんが、いくら貯蓄から投資への流れが加速しているとしても日本においては依然として投資に対する理解が進んでいません。もしこのままの状況で10年後、20年後を迎えたら以下のような論調が巻き起こる可能性も十分にあるのではないでしょうか?

かつてワーキング・プアと呼ばれた世代が働き盛りになっても依然として苦しい生活を余儀なくされている。その一方で投資によって豊かなセカンドライフを送る人たちが増えてきている。これでは不公平なので運用益に対する課税を強化して困っている人たちの救済に回すべきだ。

これではもし私たちが運用に成功したとしても結果的にリスクだけ負わされて実った果実は横取りされることになりかねません。以前私は「長期運用のリスクとしては経済成長の持続よりも日本政府の課税強化の方がよほど不安だ」と書きましたが、これからますます財政運営が困難を極める政府にとっても国民世論の後ろ盾があれば運用益への課税強化は実行しやすいでしょう。これも以前に書いたことですが、リスクを承知でお金を出してくれる人(投資家)がいるからこそ額に汗して働ける場所が維持できているのであって、投資を否定してしまうとその貴重な場所の多くは失われることになるのです。現実に昨今の新興市場の惨状を見れば日本から新しい活力のある会社が育つ土壌が急速に失われていることが分かります。経済活動で重要なのは「消費拡大-収益拡大-雇用拡大-投資拡大」という具合にお金が上手く循環することであり、投資を否定してしまうとそこがボトルネックとなって全体に悪影響を及ぼすことになります。これは最近何かと話題の税金の使われ方にしても同様ですが、お金は効果的に使われてこそ全体の幸福につながるのです。そいう意味では税金は高いのに投資に対する理解が深く、高い経済成長を続けながら福祉や医療の制度が充実している北欧諸国などはお金が上手く循環している好例といえるのではないでしょうか?というわけで当ブログでは「日本に住んでいることが長期運用の最大のリスクである」という笑えない未来を迎えないためにも、はなはだ微力ではありますが「情けは人のためならず」の精神で投資への関心を高めるべく発信を続けていきたいと考えています。

今週は米国株式市場の下げ止まりに支えられて新興国の株価動向もおおむね堅調で、私の運用成績も先週に引き続き改善しました。前回の定時報告で「今はまずどれか一つでも黒字転換してくれることを切に願うだけです」と書きましたが、とりあえず今週はSTAMグローバル株式インデックス・オープンの金額買付分が黒字転換となりました。金額的には小さいですがこれを第一歩として他のファンドの黒字化にも期待したいと思います。

マネックス証券
MX080404

SBIイー・トレード証券
ET080404

冒頭に書いたとおり、個人的には今月中旬から始まる米大手金融機関の決算発表を目先の波乱要因として考えていますので来週の資金投入も極力絞り込んだ猫パンチ投資に止めるつもりです。







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