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海外株式投信評価額(2008.03.28現在)

kage

2008/03/29 (Sat)

金融市場は参加者の心理が増幅されて映し出されるため、現在のような金融危機においては常識では考えられない価格が付く金融商品が数多く出てきます。代表的な例はもちろんサブプライムローンを組み込んだ債券なのですが、その影響を受けたREIT・ハイイールド債・金融株・不動産株なども徹底的に売り込まれています。一方ではリスク回避の動きから米国債は実質金利がマイナスとなるレベルまで買い進まれたり、本来なら景気減速で下落するはずのコモディティ価格が高騰を続けたりもしています。身近なところでは金融危機がもたらす一連の信用収縮の流れから主要参加者である外国人投資家が一斉に資金を引き揚げた日本の株価は震源地である米国以上に大暴落しており、個々の銘柄を見てもPBR(株価純資産倍率)1倍割れという異常事態が数多く出てきています。PBR(株価純資産倍率)1倍割れとは株価が解散価値を下回っていることを表しますので、理論上はその企業を買収して保有資産を切り売りすれば大儲けできることになってしまいます。このような後から見れば信じられないような株価まで売り込まれた具体例として私が真っ先に思い出すのが「みずほフィナンシャルグループ」です。みずほの株価は今まさにサブプライムローン問題の影響で暴落していますが、過去には今の株価と比較しても信じられないような安値まで売り込まれたことがありました。

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まずはYahoo!ファイナンスからお借りしてきたみずほフィナンシャルグループの5年チャートをご覧下さい。2003年に10万円を割り込むレベルまで売り叩かれていることが分かります。

みずほフィナンシャルグループ

そもそも2003年は日経平均株価も8,000円を割り込むという異常な環境にあり、そこにりそな銀行が経営危機に陥り一時国営化されるという緊急事態も重なって銀行株全体に大逆風が吹いていました。私自身もはっきりと記憶しているのですが、当時は「みずほも危ないのではないか」という噂が流れていました。そんな状況ですから株価は下落を続け、2003年4月28日には上場来最安値となる58,300円を付けたのでした。ちょうどこの頃、保有するソニー株が2日連続ストップ安となり、3日目に寄り付いたところで無謀にもナンピン買いを敢行したことは以前にも書きましたが、そんな根っからの投機家である私のことですから実はみずほ株もこの後の6万円台で何度か買っていました。しかしそこは投機家の悲しいところで、ソニー株はトータルで含み損が消えたところで売却し、みずほ株も7万円台に回復したところでサッサと売却してしまいました。投資の世界においても「タラ・レバ」は禁句ですが、もしそのまま保有していたとしたらソニー株は最大で2.6倍となり、みずほ株に至っては6万円台が一時100万円を超えるまでに上昇しており、私は大きな利益を手にするチャンスを自ら放棄した結果になっています。

投資の要諦は安く買って高く売ることです。しかし、それがいかに「言うは易く行うは難し」であるかということは私自身も過去の数々の失敗から身に染みて理解しているつもりです。ただそんな過去の失敗経験から、「誰もが怖くて買えない時が絶好の買い時であり、誰もが株価の上昇を信じて疑わなくなった時こそが勇気を持って売るべき時である」という相場の真理は理解できました。そう考えると、現在は売る時ではなく買う時であるといえます。もちろん今の株価がいくら割安だとはいえ、現状は金融危機の嵐のまっただ中ですのでまだしばらくはどんな緊急事態が発生するか予測不能です。そういう意味では安易な買いを入れるのは大変危険といえますが、5年くらいのスパンで考えると現状は大バーゲンセールの超お買い得品がゴロゴロしている投資家にとっては夢のような状況にあることは間違いないと思います。このように不安定要因は多々ありますが、ピンチはチャンスであるということだけは確かだと考えます。

例えばこのところ急激に進んだ円高はすでに保有している海外資産の評価額を目減りさせる意味ではピンチですが、海外の資産を新たに購入する際には安くたくさん買えるため大きなチャンスとなります。そもそも国の力、経済状況、インフレの進行などを正しく反映していない現在の円高は、オーストラリア・ドルの強さなどとは根本的に違うように感じます。もちろんここからさらなる急激な円高が進行する恐れも十分にありますので、慎重に行動する必要があることは言うまでもありませんが、個人的にはこのチャンスを生かさない手はないと考えます。為替との相性が最悪の私の当たらない予想ですが、しばらくはアジア全体の経済成長に乗ってますます円高圧力強くなるように思いますので、海外資産を増やす絶好のチャンスと見ています。また以前こちらのエントリーで触れたように、各国が協調して大胆な金融緩和政策を打ち出し長期金利に極端な低下圧力が掛かっている今こそ長期固定金利で住宅ローンを組む絶好のチャンスだったりする事例もありますので、今後もいろいろとアンテナを伸ばしてピンチをチャンスに変えるための情報収集に努めたいと思います。

今週は米国株の弱さにもかかわらず予想外にアジア株が堅調でしたので、私の運用成績も先週と比べると多少改善しました。いきなり多くは望みませんので、今はまずどれか一つでも黒字転換してくれることを切に願うだけです。

マネックス証券
MX080328

SBIイー・トレード証券
ET080328

今週は日本株の3月決算権利取りの本番でしたので引き続き猫パンチ投資は封印しています。しかし昨日の日本株上昇で思いがけずいくつかの銘柄で利益確定ができましたので、とりあえず来週から猫パンチ投資再開の体勢は整いました。しかし特に中国とインドについては目先の反発に入っているように見えますので、安易に飛び付くことは避けたいと思っています。



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