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円高で外貨準備運用が18.5兆円の評価損

kage

2008/03/27 (Thu)

中国に次いで世界第2位となる日本の外貨準備の運用方法については以前こちらのエントリー、運用資金を借金で調達した上にその9割以上を米国債に集中投資するという、いわば「借りたお金で買った卵をひとつのカゴに盛る」ような個人の資産運用では絶対に真似してはいけないハイリスク集中投資であることをご紹介しました。それが最近の円高で含み損が18.5兆円以上に膨らんでいるそうで、図らずも集中投資のリスクの高さを実証した形になりました。

外貨準備18.5兆円の評価損=1ドル100円での試算公表-額賀財務相

額賀福志郎財務相は27日の参院財政金融委員会で、2月末に1兆ドル(約100兆円)を超えた外貨準備高に円高・ドル安が及ぼす影響について、「1ドル=100円で計算した場合、18.5兆円の評価損が出ている」と述べた。外貨準備の大半は米国債で運用されているため、円高・ドル安が進むほど円換算の資産価値は目減りする。財務相が評価損の規模を明らかにしたのは初めて。(時事通信より)


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かつて橋本龍太郎首相が「米国債を売却しようとする誘惑にかられたことがある」と発言して米国政府の大ひんしゅくを買ったことがありますので、もしかすると政府の中では米国債の売却はタブーとなっているのかも知れません。また実際に日本が外貨運用の多様化を図ると発表するだけで米国債やドルが暴落して自分で自分の首を絞める危険性をはらんでいますのでそうそう簡単には決断できないとは思います。しかしこの運用失敗のツケを最終的に払わされるのは私たち国民一人ひとりなのですから、サブプライムローン問題に端を発する金融危機で満身創痍の米国とどこまで運命を共にすべきなのかを真剣に考えて欲しいものです。私のような素人個人投資家レベルでも考えてみればいろいろなやり方があるように思います。現状では法律上のさまざまな壁があり実現は困難かも知れませんが、例えば米国債の受け取り金利分だけでも他の通貨に置き換えていけばゆっくりではありますが通貨の多様化が進んでいくはずです。あるいは貸株のように債券を貸し出して手数料を稼ぐ方法もあるのではないでしょうか。少なくとも国民に貯蓄から投資への転換を推奨するのであれば、まず国が率先して模範的な運用方法を実践していただきたいものです。またこれから世界経済に訪れるであろう構造変化(=米国一極集中体制の崩壊)を考えれば、徐々に米国ベッタリの運用方針を改めて全方位的運用への転換を図るべき時に来ているのではないでしょうか。



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