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フォードが「ジャガー」と「ランドローバー」をタタに売却

kage

2008/03/27 (Thu)

経営再建中の米自動車大手フォード・モーターは傘下の英国老舗自動車ブランド「ジャガー」と「ランドローバー」をインドのタタ・モーターズに売却すると発表しました。英国とインドは昔の宗主国と植民地という微妙な関係だけに、今回の買収劇はさまざまな面で時代の移り変わりを示す象徴的な出来事のように思えます。

「ジャガー」「ランドローバー」23億ドルでタタに売却・フォード発表

米自動車大手のフォード・モーターは26日、傘下の英ジャガーと英ランドローバーをインドのタタ自動車に売却すると正式発表した。売却額は23億ドル(約2300億円)。エンジンなどの主要部品や環境技術などは当面の間、供給を継続する。フォードは欧州の高級車ブランドを手放す一方、米国内市場を強化する戦略を一段と鮮明にする。両ブランドの売却に際し、フォードは年金基金の積み立て不足などを補うため、6億ドルを拠出する。売却の手続きは遅くても6月中に終了する。経営陣はそのまま残る。従業員も引き続き雇用される見通し。フォードのアラン・ムラーリ最高経営責任者(CEO)は同日、「我々は、フォード・ブランドに集中し、“強いフォード”を復活させる」と述べた。今後は傘下に残るスウェーデンのボルボの処遇が焦点となる。(日本経済新聞より)


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18世紀から19世紀にかけて英国で起きた産業革命以来、まず欧州が世界経済の中心となりました。しかし20世紀に入って新興工業国アメリカが急速に台頭し、一気に欧州を抜き去りました。そして21世紀はおそらく中国やインドを代表とするアジアの時代となるのでしょう。今回のサブプライムローン問題に端を発する金融危機は、経済活動の主導権が米国から新興国に移行する流れを決定付けることになるように思えます。そう考えるとこれからの日本が生きる道は以前にも書いたように地理的・文化的近さを生かして急成長するアジア市場で存在感を増すことではないでしょうか?今回のニュースはまたかつては米国の代表的な産業であった自動車に関するものである点にも象徴的な意味を感じます。日本人はこと「ものづくり」については何かとこだわりがありますが、中国やインドの製造業のレベルも間違いなく急成長していますので、誰にもマネができないような圧倒的な技術力や独創性を持たないと日本の製造業もジリ貧にならざるを得ないという危機感を日本のメーカーは強く持つ必要を感じます。そういう意味では例えば世界的に競争力のある環境・省エネ技術やアニメ・ゲームなどの文化資産の成長を促進するような国家的戦略も必要になるように思います。

投資の世界においては特に海外機関投資家を中心に中国やインドに日本も含めたアジア全体に分散投資する手法がメジャーになりつつあるそうです。その影響からか最近の日本の株価はアジア市場の影響を強く受けるようになっているように見えます。このように海外の投資家から見ればすでに日本はアジアの一部に過ぎないのです。そういえば為替でも日本円がアジア通貨という位置付けで人民元の切り上げ圧力の影響を受けるという事例もありますし、これからの個人投資家は日本の個別株だけに投資するにしてもグローバルな視点が求められることになりそうですね。







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