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海外株式投信評価額(2008.03.21現在)

kage

2008/03/22 (Sat)

今週は乱高下する米国株式市場に世界の株価が振り回され、私自身も一喜一憂するあわただしい一週間となりました。そんな中、今後の世界経済の動向を占う上で節目となるような大きな動きがありました。それは原油や金(Gold)に代表されるコモディティ価格の急落です。Bloombergからお借りした代表的なコモディティ指数のチャートを見ると、その急落ぶりが一目瞭然です。以前はコモディティ価格高騰は株価の下落要因とされていましたが、今回は一転してコモディティ価格の下落に引きずられて株価も下がったと解説されていました。これは弱気が支配する株式市場では皆が一生懸命に下げる理由を探しているということを現しているのでしょうね。

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株価が世界経済の減速を織り込んで下げ続けているのにコモディティ価格だけが高騰を続けることについて私は、以前こちらのエントリーでこのように書きました。

原油・農作物・貴金属などほとんどすべてのコモディティ価格が世界的な経済成長による需給の逼迫を背景に、投機資金や株や不動産から避難してきた資金なども巻き込んで高騰を続けています。しかし冷静に考えるとこの状況には多少疑問を感じます。なぜなら世界の株価は景気後退を織り込んで大幅に下落していますので、コモディティ価格高騰を支えている「世界的な経済成長による需給の逼迫」という前提は怪しくなっているはずですから。そう考えると株価かコモディティ価格のどちらかが間違っていることになります。


一般的な好景気の循環は、消費拡大-企業収益拡大-株価上昇-生産拡大-原材料需要拡大-物価上昇-金利上昇となりますので、株価・コモディティ価格・金利のすべてが上昇する傾向になります。逆に景気後退局面では株価・コモディティ価格・金利のすべてが下落するのが自然な姿ですので、最近の傾向ではコモディティ価格の高騰だけが異常ともいえました。ただ今回の急落は素人目に見ても投機資金がかさあげしていた部分がはがれ落ちたに過ぎないと理解できますので、これをもって直ちに「コモディティ価格が間違っていた」と判断するのは危険なような気がします。なぜなら短期的には米国経済の後退が世界経済に大打撃を与えることは避けられないにしても、中長期的には莫大な人口を抱えるBRICs諸国の経済成長を背景とした原材料の需給逼迫傾向は止められないと考えられるからです。

コモディティ価格が正しいか間違っているかの問題よりも個人的には振り落とされた投機資金がどこに向かうのかに興味があります。投機資金といえばまずヘッジファンドを連想しますが、コモディティには運用の多様化を進める年金資金も積極的に投資を進めているとの報道もありました。これらの資金に存在感を増す政府系ファンドも加えると、世界中には運用しなければならない資金があふれていることになります。これらの資金は個人投資家のように投資環境が悪化したら一時現金化して休むという行動が基本的に許されませんので、常により有利な投資先を探して渡り歩くことになります。リスク回避の動きから債券に資金が流れ込み、米国のインフレ連動債が実質マイナス金利となったことはこちらのエントリーでご紹介しましたが、今回のFRBの利下げによって米国債も実質金利ゼロ(金利から想定インフレ率を引くとゼロになる)となりました。FRBの利下げは今後も続くと予想されますので、米国債も早晩実質金利マイナス突入となります。また一部ではユーロも金利引き下げ不可避との観測もありますので債券への逃避もそろそろ限界に近いと思われます。そういう意味で次に「間違う」のはどの投資先かに注目してみたいと思います。

米国債マイナス金利突入でふと思い付いたのですが、皆さんご承知のとおりかつての日本はバブル崩壊の処理を誤り、失われた10年と呼ばれる長いデフレの時代を経験しました。その間行われたゼロ金利+量的緩和という異常な金融緩和政策によりジャブジャブにあふれた資金はいわゆる円キャリートレードにより世界中にばらまかれ、株高を演出することになりました。サブプライムローン問題の処理により米国がデフレに陥る可能性は極めて低いとは思いますが、マイナス金利+大量の資金供給により今度はドルキャリートレードが世界の株高を演出する可能性もあるのではないでしょうか?これはボロボロの現状から逃避するための希望的観測に過ぎませんが、今回の金融危機を乗り越えれば世界経済の流れが一気に変わり、個人投資家にとってもいろいろとおもしろい経験ができそうな予感がしています。

今週は株価と為替が好転しないところにコモディティ価格の暴落が加わり、私のポートフォリオの中で唯一踏ん張っていたゴールドファンドもついに力尽きてしまいました。ただ金(Gold)についてはドルの凋落が続く限りは上昇の可能性が高いと思いますので、今後の大復活に期待してホールドを続けたいと思います。

マネックス証券
MX080321

SBIイー・トレード証券
ET080321

運用成績がボロボロの今こそ絶好の押し目買いチャンスにとも思えますが、今週も猫パンチ投資は繰り出せませんでした。実はこれは暴落の恐怖のためではなく、日本株の配当取りに資金を回しているためなのです。現状のような弱気相場では配当落ち後は配当分以上に値下がりする傾向にありますので、イメージ的には新年度入りの4月になって相場が多少落ち着いたころに改めて海外投資資金に戻したいと考えています。



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