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海外株式投信評価額(2008.02.08現在)

kage

2008/02/09 (Sat)

昨日のエントリー米ETF大手パワーシェアーズが日本進出という記事をご紹介しましたが、ちょうど良い機会ですので今日は海外ETFが日本の株式市場に上場されるメリットとデメリットについて改めて考えてみたいと思います。それではまずメリットを考えてみましょう。

1.株式と同じ条件で売買が可能になるため売買手数料が低く抑えられる。
2.株式や投資信託と合わせて特定口座で管理できる。
3.為替手数料がかからない。


もちろんこれらのメリットは個々のETFや売買する金融機関ごとに条件は異なりますので必ずこうなるとは断言できません。売買手数料については金融機関ごとに体系が大きく異なっており、会社内でも複数の料金プランが用意されていることもありますので、その仕組みを十分に理解して使いこなさないとかえって高く付くケースも考えられます。特定口座については取り扱いのない金融機関もありますので注意が必要です(ETFを扱っているところならほぼ問題はないとは思いますが)。為替手数料については目論見書に「外貨建資産の評価は原則として基準価額計算日の対顧客相場の仲値によって計算します」と書いてあればかからないと判断できます。

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上記以外にも例えば以下のような点も大きなメリットになるのではないでしょうか?

4.配当課税二重徴収の問題が生じない。
5.信用・貸借銘柄になれば信用買いやカラ売りも可能になる。


配当課税二重徴収問題とは米国株式市場のETFを保有していて受け取る配当金(分配金)に対して米国と日本で二重に課税されるというものです(ちなみに香港の配当は非課税のためこの問題は生じません)。もちろんこれは理不尽な課税ですので確定申告によって米国で徴収された分は取り戻すことができます。海外ETFが国内で上場されればこの分かりにくさから解放されます。信用買いやカラ売りについては長期運用目的でETFを保有する場合には無縁といえますが、私のように時には投機目的で短期売買を行う「投資バカ」にとっては大変ありがたいものです。例えば現在私は中国・上海市場はそろそろ底打ちだろうと安易に考えて大阪証券取引所に上場されている上証50連動型上場投資信託を購入して大きな含み損を抱える結果になっていますが、もし仮に上海市場のバブルは完全に崩壊するという相場観を持っていればカラ売りから入ることもでき、現在のような下落相場でETFを使って利益を上げることが可能になります。またこのような積極的投機目的でなくても、カラ売りを使って含み損の拡大に対して保険をかけることもできます。これは現在のような不安定な相場環境において評価額の下落に危機感を感じるような場合に、保有しているETFを売らずに同じETFのカラ売りをすることで評価損の拡大を抑制するものです。この手法は一般的に「つなぎ売り」と呼ばれ、個別株の運用においてはしばしば使われるものです。

一方でデメリットとして考えられるのは以下のような点です。

1.日本での上場維持にかかる諸経費を信託報酬に上乗せされるおそれがある。
2.流動性が確保されないと売買値が理論値から大きく乖離するおそれがある。
3.極端な不人気状態が長く続くと上場廃止の可能性も出てくる。


信託報酬については実際に目論見書を確認するまでは何ともいえませんが、上乗せの可能性は大いにあるのではないかと考えます。流動性の問題については以前今ひとつ信頼できない日本のETFでも書きましたが、無視できない問題であると思います。ETFが理論値から乖離することは資産運用においてはリスク以外の何者でもありませんので。そしてそのまま流動性が確保でいない状況が続くと、最悪の場合上場廃止となることもあります。これは長期運用目的でETFを保有する場合には間違いなく大きなリスクといえます。

以上のようなメリットやデメリットを総合して考えても、日本の個人投資家にとっては海外ETFが国内の株式市場に上場することにはありがたい面が多々あることは確実であると思われます。しかし最終的に日本市場のETFを生かすも殺すも私たち投資家一人ひとりにかかっているのも事実です。これから国内市場に魅力あるETFがドンドン投入され、ETFのメリットも広く理解され、市場全体が盛り上がっていくことを期待したいものですね。

今週は中国とインドについては多少戻してくれたのですが、欧州が不調だったこともあり私の運用成績は一進一退の状態です。実は日曜日の段階でフィデリティ・ヨーロピアングロースにはいったん全数売却の注文を出していたのですが、もしかしたらECB(欧州中央銀行)も利下げを断行するのではないかとの淡い期待もあり、結局取り消してしまいました。現時点ではまた絶好の売り時を逃した形になっていますが、週末のG7やこれから続々と出てくる欧州金融機関の決算次第では目先の反発も期待できますので引き続き売り時を探りたいと思っています。

マネックス証券
MX080208

SBIイー・トレード証券
ET080208

自分自身の相場観を信じるのであれば来週あたりから思い切って押し目買い出動となるのですが、現状ではまだまだ不安定要因が多すぎるため従来通り下がったところで1万円ずつ買い増していくような「猫パンチ投資法」を継続するつもりです。



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