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海外株式投信評価額(2008.02.01現在)

kage

2008/02/02 (Sat)

今週末の各種報道は中国産ギョウザの農薬混入問題の話題で持ちきりです。当然のことながら食品は直接口にするものですので最悪の場合は命に関わることも考えられるだけに食の安全管理については一般的な工業製品の安全基準以上にシビアである必要があります。しかし一方でちょっと気になるのは報道や消費者意識の過剰反応です。もちろん現時点で今回の問題の原因がまだ特定されていないことが不安感を増大させているのは確かでしょう。しかし今回の事件だけをもって「中国産の加工食品はすべて危険-中国産の野菜も不安-中国産の工業製品だって安心できない-中国に関わるものはすべてダメ」といった連想が生まれることはいささか行き過ぎのような気がします。しかし客観的に考えてみればおそらくこの反応は正しいとか間違っているとかの問題ではなく、人間誰もが不安を感じた時に持つ心理の動きであり、人間心理とはそもそも行き過ぎるものであると捉えることもできます。

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そう考えてみると今回のギョウザ問題がサブプライムローン問題とよく似ていることに気付きます。現在の世界経済はサブプライムローンに関係しているもの、類似しているものに対して過剰にネガティブな評価を下しています。さらには「アメリカ経済もダメ-欧州経済への影響も大きそうだ-そうなると新興国経済も減速するに違いない」という連想になり、もしやこれは世界大恐慌の再来かとも言わんばかりの過剰反応になっています。しかしこれもおそらくは正しいとか間違っているとかの問題ではなく、相場は人間心理を映す鏡であると思って受け入れるしかないのだと思います。だからこそ今回のような過度な悲観が生まれる一方でバブルのような過度な楽観も生まれるのですから。

昨夜近くのスーパーに買い物に出かけたら、今回のギョウザ問題の影響でしょうか、本来はまったく関係ないはずの国産ギョウザが大量に売れ残り大幅値引き販売されていました。そこで私はこれはラッキーと思って2パック買わせていただきました。おそらくサブプライムローン問題の影響もこれと同様で、よく探せば現在の市場には大幅値引きのお買い得品がたくさん並んでいるのかも知れません。値段だけで判断するなら海外REIT系の投資信託などは今が買い時のようにも思えます。しかし以前にも書いたように、サブプライムローン問題の根底には米国不動産ミニバブルの崩壊がありますので、私はREITが簡単に復活できるとは到底思えません。これを今回のギョウザ問題に例えるなら、問題が起きた商品を製造したのと同じラインで別の日に製造されたギョウザを買うようなものだと思います。狙うとすれば同じ中国であっても別の工場で製造されたシュウマイのような風評被害を受けた商品ですね。そのような条件で思い当たるのは米国の低格付け高利回り債券(ハイ・イールド債)を組み入れた投資信託です。例えばフィデリティ・USハイ・イールド・ファンドであれば3ヵ月前の11月1日には10,677円だった基準価額が昨日の時点で9,243円まで売り込まれており、反対に毎月の分配金は1月実績で95円にまで跳ね上がっています(債券が売られると利回りが上昇する仕組みについては以前書いた金利が上がるとなぜ債券価格は下がるのかをご参照下さい)。この投信に組み込まれているのは信用力が低い会社の社債などですから、もし米国経済が深刻な後退局面を迎えるとさらに基準価額が下がる危険性はありますが、分配を重視する方にとっては毎月1%の分配は魅力的ではないでしょうか?ちなみに私は分配をあまり重視しませんので、引き続き新興国狙いで行くつもりです。

今週は引き続き私のポートフォリオで最大の構成比率を占める中国が軟調だったため運用成績も思わしくありませんでした。そんな中、新たにマネックス証券で取り扱いを始めた中国株厳選ファンド3ヵ月決算型を10,000円だけ買い付けてみました。先ほど分配を重視しないと書いたばかりなのにこの投信は3ヵ月決算型だし、販売手数料も1.05%かかりますので本来は私の投資対象とはならないはずなのですが、「中小型株重視」という運用方針に興味を持ったため購入に踏み切りました。今後も気が向いたら買い増しを続けるつもりですが、積極的にポジションを増やすことはないと思います。

マネックス証券
MX080201

SBIイー・トレード証券
ET080201

SBIイー・トレード証券に関しては1月29日付でブラックロック・ゴールド・ファンドに1万口あたり3,500円の分配金が出ました。しかし残念ながら運用成績がマイナスのまま決算を迎えましたので受け取った17,500円はすべて特別分配となりました。特別分配は非課税ですので一見お得のように思えますが、そもそも元本を取り崩して返してもらっているだけなので損にも得にもなりません。しかし私のように分配金受取にしていると確実に損をします。なぜならこの投信を購入する際に今回戻してもらった17,500円分についても1.05%の販売手数料がかかっているからです。特別分配だからといってこの手数料は戻してもらえませんのでご注意下さい。



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この記事へのコメント

kage

こんにちは。
私も、餃子問題はマスコミなどの反応がいき過ぎだと思ってました。新聞の見出しなどでも1000人が体調不良うったえなどどかかれてますが、食べたものとは関係なく体調悪くなった人も結構いるような。

債券って株と逆相関な傾向がありますが、前調べた時ハイイールド債はどちらかというと正の相関みたいですね。(だから駄目だという事はありませんが)

金融商品選びも複雑で大変ですが、それをいろいろ考えるのも楽しいめんも。

Posted at 10:07:00 2008/02/03 by staygold

この記事へのコメント

kage

staygoldさん

コメントありがとうございます。

餃子問題に関しては消費者の過剰反応は仕方ないとしても、報道の姿勢としては少なくとも原因が特定できていない段階で「いかにもあそこが怪しい」というような伝え方はやめて欲しいですね。

債券については一般的にリスクを嫌う資金が流れ込むものですから、そもそもリスクが高いハイ・イールド債は敬遠されるのでしょうね。一方で米国債などはすでに年利2%水準まで買い進まれていますので、これはこれで行き過ぎのように思います。

現在のような総弱気相場においてもバーゲンセール品探しを楽しめるような心の余裕を持ちたいものですね。

Posted at 13:51:18 2008/02/03 by おやじダンサー

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kage


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