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それでも経済成長は続くのか

kage

2008/01/27 (Sun)

昨日の定時報告に対してかもねさんからコメントをいただきました。コメント欄でお返事を書こうと思ったのですが、いろいろと考えていたら長くなりそうだったので新たにエントリーを起こすことにしました。かもねさん、コメントをいただきありがとうございました。

今朝、フジテレビ系の「報道2001」を見ていたらコメンテーターの竹村健一氏が株式の長期保有が有利である実例として「1927年に株を10,000ドル購入して保有し続ければ現在では数億ドルになっている」と紹介しておられました。これは年間利回りで8%強となり、債券の3倍となるとのことでした(細かい数字についてはうろ覚えですので間違っていたらごめんなさい)。この例だと保有期間が80年ですから、20歳で購入したとしても100歳まで保有を続けなければなりませんので効果的な数字を絞り出すための無理矢理感が否めませんが、私はこの実例を聞いて改めて株式長期保有の難しさを痛感しました。

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1927年から現在まで株式の保有を続けるということは、第二次世界大戦の間も売らずに頑張ったということですよね。もし私だったら、世界大戦という非常事態においてもなお将来の経済成長(というよりは人類の未来)を信じて株式の保有を続けることができるだろうかと考えると、正直自信がありません。つまり長期運用というのは、どんな事態になってもひたすら人類の未来を信じ続けることなのだろうと思います。竹村氏が紹介した例は確かに長期運用の有効性を示していますが、一方で不幸にして戦中・戦後の大混乱期に運用を終えなければならなかった人にとっては、長期運用が必ずしも良い結果をもたらすとは限らないことも現しているように感じました。

これから私たちが直面するであろう食糧不足・資源枯渇・環境破壊などの問題は、全世界が協力して立ち向かわなければならない難局であることは誰もが分かっていることだと思います。そしてこれらの問題のどれを取ってもサブプライムローンなど足元にも及ばない大問題であることも皆さんは十分に認識されていることと思います。ということは、これらの難敵と人類の戦いはもしかすると第二次世界大戦を上回る混乱をもたらすことになるかも知れません。つまりあえて大げさな表現をすれば、この戦いに敗れると人類に未来はないことを承知の上でそれでもなお経済成長を信じ続けることができるのかどうかが投資継続の可否を判断する分かれ目になるのではないでしょうか?できれば私ももっと楽観的に人類の英知としぶとさでこれらの問題が私たちの生活に大混乱を起こす前に解決されることを期待したいのですが、実生活に影響が現れ始めている環境問題でさえ対策が遅々として進まない現状を見ると、一度危機的状況にならないと誰も本気にならないのではないかと悲観したくなります。

もしかすると食糧不足・資源枯渇・環境破壊などは問題が大きすぎて危機感を持ちにくいのかも知れません。ちょっと例えが変ですが、私たちが日常生活では地球が丸いことを意識できないのと同じかも知れませんね。それでも私は最終的には人類の英知を信じて投資を続けたいという気持ちを持っています。極論をいえばこれらの問題で私たちの生活が大混乱になるのなら、投資をしていようといまいと影響を受けることに変わりはないと思うからです。どうせ同じなら人類の未来を信じてみたいと私は思います。いざとなれば人類の英知を結集して水素自動車、高性能太陽電池、農産物の品種改良などで難問を次々に解決して地球に優しい経済成長を継続していくことは十分に可能だと思いますので。

大きすぎて危機感が持てないという意味では私は日本の借金の方がはるかに心配です。国の借金はお役人や政治家が何とかしてくれるのではなく、日本銀行が紙幣を印刷して返してくれるわけでもなく、最終的には国民一人ひとりが責任を負うことになるのです。せっかく資産運用は上手くいったのに、いざ年金の足しに取り崩そうとした時には税率が50%になっていた、というのが一番現実味がありそうで怖いです。



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この記事へのコメント

kage

短いコメントに対して、新たにエントリーを立てていただいてありがとうございます。「極論をいえばこれらの問題で私たちの生活が大混乱になるのなら、投資をしていようといまいと影響を受けることに変わりはないと思うからです。どうせ同じなら人類の未来を信じてみたいと私は思います」というところに共感します。

長期投資といっても難しいですね。私も「○○年に1ドル投資していれば、戦争を挟んでも今頃は○○ドルに」などという説明は、嘘ではないでしょうが、あまり意味がないなあと思っていました。だって、じゃあ、そんな人いるなら紹介してくれよと思います。戦争になって、株券が燃えてしまうような(アメリカ本土は攻撃されていませんが)事態に自分が投資を続けられるとは思えませんから。

危機感を持った楽観主義で行こうと思っています。投資という行為そのものが未来は明るいと信じないとできないことのように思えるので。現実に起こっていることを心配しつつ、投資することでバランスが取れるのかなと思っています。成長というより、現状維持のためにいろいろな努力が必要で、そのために資金需要が必要でそれが投資対象になるのかな。

すみません、長くなりました。

Posted at 10:18:01 2008/01/29 by かもね

この記事へのコメント

kage

かもねさん

コメントありがとうございます。

例えば今後国家と消費者の環境保護意識が高まり、エコロジーを重視した政策や消費行動を取るようになれば、自然に各企業は真剣に地球に優しい商品開発を目指すようになるはずです。その技術開発競争の中で水素自動車のような画期的な技術が実用化されれば全世界のガソリン車と置き換わる過程で想像もできないほど莫大な経済効果を生むことになります。実感できない危機感ではなかなか動かない人類も利益のためには積極的に動いて問題を解決してしまうという楽観的なシナリオも十分に可能性はあると思います。個人投資家の端くれとしては、ぜひその方向でお願いしたいものです。

Posted at 18:44:48 2008/01/29 by おやじダンサー

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kage


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