2017 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 09

中国ファンドが日本株投資?

kage

2007/11/26 (Mon)

先週末のニューヨーク株式市場が大幅高だったこともあり、本日の東京市場も寄り付き直後から堅調に推移しました。もっともこのところの東京市場は後場の寄り付きで急速に失速することも多かったのですが、今日に限ってはいつもと違って後場に入ってから一気に騰勢を強めました。その理由は日本経済新聞社が伝えた「中国ファンドが日本株投資」にあったようです。

東証後場寄り・一時上げ幅300円超 「中国ファンドが日本株投資」で

26日後場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は一段高の展開。一時上げ幅は300円を超え、現在は1万5100円台後半で推移している。前引け後に「中国の外貨準備の一部を運用するために設立された『中国投資有限責任公司』が日本株式への投資に着手する」との日本経済新聞社の報道がQUICK端末などを通じて伝わり、「需給改善への期待感が生じた」(国内証券の情報担当者)ことが買い安心感につながっている。東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を拡大。(日本経済新聞より)



<<ブログランキング参加中>> にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 人気ブログランキング FC2ブログランキング
しかしその後間もなく中国の担当者が具体的な投資先は未定であると発言したと伝わり、東京市場は上げ幅を縮小して終わりました。

日本や他の市場に投資するかどうか、まだ決めていない=中国政府系ファンド

北京 26日 ロイター:中国が新たに設立した政府系ファンドである中国投資公司(中国投資)のバイスプレジデント、Jessie Wang氏は26日、ロイターに対して、同ファンドが日本やその他の国で株式を購入するかどうか、まだ決めていないと述べた。  同ファンドは依然として投資戦略を策定中だとしている。同氏は「まだ具体的な投資戦略は決めていない。ましてや特定の市場に重点的に投資することなど決まっていない」と述べた。26日の東京市場では、中国投資が日本株への投資に乗り出すとの日本経済新聞の報道を受けて、円買い・株高が進んだ。


その後夕刻になって「言い出しっぺ」の日本経済新聞は中国の担当者が日本株への投資を始めると言明したというフォロー記事をWebに掲載しています。

中国政府系ファンド、日本株に投資へ

1兆4000億ドル(約151兆2000億円)を超える中国の外貨準備の一部を運用するために設立された「中国投資有限責任公司」が日本株式への投資に乗り出す。時期は明らかにしなかったが、日本経済新聞の取材に「現時点ではしていないが、これから日本株への投資を始める」と言明した。 9月末設立の中国投資は資本金2000億ドル。資金の約3分の1を海外の株式やファンドなどに投資するもようだ。(日本経済新聞より)


これらの報道を見る限りはまだ投資の具体像ははっきりしないというのが現実のようですが、普通に考えると世界一の外貨準備高を抱え、そのほとんどを米国債で運用してきた中国にとって、このまま米ドルの凋落と運命を共にするわけにはいきませんので、国際分散投資を推進することは自然なことだと思います。中でも日本とは経済的な結び付きが強いためある程度の規模の投資が行われても不思議ではありません。そこは国益を守るためにしたたかな外交を繰り広げる中国のことですから、もしかすると自国の経済発展に必要な技術(例えば次世代エネルギー、環境保護技術、水の浄化技術など)を持った日本企業の株を集中して買うようなしたたかな投資を行ってくるかも知れませんね。その点では本日報道されたオイルマネーの投資行動の方がはっきりしています。

ドバイの投資会社、ソニーに対し「多大な投資」

東京 26日 ロイター:ドバイの投資会社であるドバイ・インターナショナル・キャピタルは26日、同社のグループ会社がソニーに対し「多大な投資」をしたと発表した。同社によるソニー株式の保有比率や投資額などは明らかにしていない。


以前書いたソニー、外資系企業になるや、別館に書いたソニーはどこの国の会社か?で触れたとおり、すでに事実上の外資企業となっているソニーですが、資本面ではさらに海外比率が進行しているようです。バブル絶頂期にコロンビア映画を買収して「米国の心を金で買った」と米国民の反感を買ったソニーがこのように徐々に日本から切り離されていく姿は歴史の皮肉を感じさせますね。

為替介入で買い入れた莫大な米ドル資産を持つ中国やドル建てで売買される石油によって莫大な米ドルを抱える産油諸国が日本の株式市場への投資を増加させれば、為替面ではドル売り円買い圧力となります。そしてこれまで欧米系が中心だった外国人投資家の主導権が中国や産油国に移れば、二番目の記事にあるように久しぶりに「円高+株高」という構図が成立する可能性も十分にあるのではないでしょうか?ちなみに現在の日本市場は「円安+株高」「円高+株安」が常識のように考えられていますが、本来なら「好景気-株高-インフレ懸念-利上げ-通貨高」という構図が自然な流れなのです。

中国に次いで世界第二位の外貨準備高を抱える日本も現状ではそのほとんどを米国債で運用していますが、そろそろ諸外国の動向を見習って国際分散投資に踏み切るべき時に来ているのではないでしょうか?そしてろくに運用らしい運用をしていない公的年金積立金を含めて上手に運用してもらえれば、運用益を国債の償還(借金の返済)、税収不足の補填、年金原資の補填などに役立てて国民の幸福に直結させることができますから。



関連記事

この記事へのコメント

kage

ブログランキングのご紹介

はじめまして。  
突然のご連絡失礼致します。

さて、この度、
【投資 得点ブログランキング】
http://lovekaigo.net/investment_ranking/
を開設しました。
そこでぜひ、
ご登録(無料)頂きたく、ご案内させて頂きました。

また、今月、ご登録頂いた方の中から、おもしろいブログを
スタッフの独断と偏見で選抜!
10名の方に、クオカードをプレゼントいたします。

▼登録は、こちらから!
http://lovekaigo.net/investment_ranking/entry.php

このランキングは、クリック数だけではなく、得点もつくので、
他のランキングとは違い、内容まで評価ができてしまうところが
面白いところです。

ご参加お待ちしております。
よろしくお願い致します。

Posted at 16:55:50 2007/11/28 by 株式会社介護

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック