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海外株式投信評価額(2007.11.02現在)

kage

2007/11/03 (Sat)

今週はまたもやアメリカのサブプライムローン問題再燃による株価の急落で世界の株式市場が翻弄されました。今度は世界最大の銀行であるシティグループの格下げが発端でしたが、サブプライムローン問題の本当の姿が明らかになるのはまだまだこれからという話しもあり、そのたびにまた同じような波乱が繰り返されると思うとため息が出てしまいます。以前から何度も書いているように、私自身は欧米のクリスマス商戦に悲観的なイメージを持っています。そのため保有する欧米系投信を年内に一度売却し、年が明けてからクリスマス商戦の結果やサブプライムローン問題の処理状況を眺めながらゆっくりと分散リレー投資を行おうと目論んでいるのですが、特に米国株には年末年始に高いという季節的アノマリー(明確な理論的根拠はないが、よく当たるとされる経験則)もあり、なかなか売却に踏み切ることができません。しかし欧米の大手金融企業が軒並み大打撃を受けている現状を見るにつけ、今年ばかりは例年の常識は通用しないのではないかという不安も大きく、まだしばらくは売却のタイミングに悩み続ける日々が続きそうです。

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もっとも長期運用の観点から見れば私のように売却や投資のタイミングに悩むことは明らかに邪道です。素人が上手く相場の波を捉えて高く売って安く買い戻そうと欲を出せば、結局は安く売って高く買い戻すことになるのがオチです。最終的には自分が決めたルールに従って相場の上下に一喜一憂せず淡々と投資を続ける者が勝つとは分かっていてもなかなかそれを実行できないのはひとえに私自身の欲の深さと心の弱さゆえです。

ところで、このところ日本では食品偽装問題が世の中を騒がせていますが、その問題発生の構図がサブプライムローン問題にそっくりなことに皆さんはお気付きでしょうか。つまり、歴史と伝統のある食品メーカー(金融機関)が作った、有名グルメ雑誌(格付け機関)お墨付きの食品(証券)の中身をよく調べてみたら、とんでもない偽装原材料(小口証券化されたサブプライムローン)が混ざっていた、というわけです。ですからサブプライムローン問題の本質について私自身は、大手金融機関の損失がいくらになるか分からないという疑心暗鬼ではなく、これまで信じていた好景気が実は偽装されたものだったことが暴かれたことによる成長神話の陰りにあると考えます。

製造業で競争力を失った米国は金融業での復活を目指しました。その過程でデリバティブ、仕組み債、不動産や債券の小口証券化などの新しいスキームを次々に生み出し、飯の種としてきました。そして最近では有り余る投機資金を背景に次々と起こった大型M&A案件を仲介して大きな利益を得ていました。地道な努力で企業価値を上げようとするのではなく、M&Aで手っ取り早く企業価値を高めようとする手法はあのライブドア問題の時に耳にタコができるくらい聞かされた「実態のないマネーゲーム」によく似ています。そう考えると今回のサブプライムローン問題は、実態がないのにきれいに飾り付けられた幻の好景気に浮かれたことに対するツケを払わされているだと考えることもできます。昨年末は米国金融機関の業績は軒並み絶好調で、ウォール街ではその多額のボーナスが話題になったものですが、それから1年も経たないうちに存続の危機さえささやかれる事態になるとは、まさに「おごれる者久しからず」ですね。

ただそんな悲観的な状況の中にも新たな復活の動きが見えます。それはグーグルやマイクロソフトなどに代表される米国を代表するようなIT関連株の人気化です。これはマネーゲームのアイディアだけで稼ぐ時代が終わり、競争力の高い実体のあるサービスで稼ぐ時代が復活する兆しなのかも知れません。かつてITバブルやドットコムバブルと呼ばれた時代は異常でしたが、インターネットを生み出した米国は元々IT関連技術には強い国です。サブプライムローン問題の混乱はまだしばらくは続くと思われますが、この新たな流れにも注目していきたいと思います。

そう考えると世界経済の流れは大きなうねりを繰り返しながら行ったり来たりしているだけなのかも知れませんね。もしそうであれば無理に新しいテーマを追おうとせず、セゾン投信のような世界経済全体を買う方法で長期運用を続けていれば私たちの手のひらの中で勝手に世界経済が新たなテーマを見つけて自己増殖を続けていってくれることになります。これがもっとも合理的で楽ちんな投資法であるのは重々承知しておりますが、自他共に認める「投資バカ」の私は今後とも新しいテーマを追い続けていくつもりです。

今週は木曜日の米国株式市場の大幅下落の影響で私の運用成績も「三歩進んで二歩下がる」といった状況でした。

マネックス証券
MX071102

イー・トレード証券
ET071102

今週も無駄とは知りながらもタイミングを図りつつ新興国系の追加投資をコツコツと続けていくつもりです。



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