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インド株式市場の波乱

kage

2007/10/17 (Wed)

本日のインド株式市場は、インド証券取引委員会(SEBI)が外国人投資家による証券投資の規制を検討しているという下記のニュースを受けて寄り付き直後に9%以上の急落となりました。そこでサーキット・ブレーカー(株価が急激に変動した場合に市場の混乱を避けるために取引を一時中断する措置)が発動し、1時間の取引停止という緊急事態となりました。

インド当局、株式への海外資金流入抑制策を検討

ムンバイ 16日 ロイター:インドの株式市場監督当局は16日、匿名性の高い参加証書(PN)経由の海外資金の流入制限を提案した。アナリストはこの動きについて、市場の過熱感を冷まし、通貨ルピーの上昇に歯止めをかけることが目的と解説している。大量の海外資金流入を背景に、インド株式市場のSENSEX指数はここ19営業日中に最高値を18回更新している一方、ルピーの対米ドル相場は年初から12.5%上昇している。インド証券取引委員会(SEBI)はウェブサイトで、政府との協議の結果としてPN発行に関する政策変更を勧告し、勧告についてのコメントの提出期限を10月20日に設定した。現在、監督当局に資格登録してインドの国内投資家と認定された海外機関投資家(FIIs)はインドの株式市場に参加することができ、その上で監督当局に登録していない外国人投資家(サブ・アカウント)にPNを発行できる仕組みになっている。


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毎週の定時報告で公開しているとおり、私はインド投資にも結構入れ込んでいるため、この状況になった時には正直背筋が寒くなる思いでした。しかしその後インド財務相の記者会見もあり、市場のパニックは徐々に収まり、取引再開後の株価はジリジリと値を戻して最終的な下落幅は-1.76%まで縮小しました。普段の感覚だと2%弱の下落幅は結構大きいものですが、-9%強から戻すとほとんど誤差の範囲に思えてくるから不思議です。

今回、インド当局が抑制しようとしている海外資金とは、上記記事にあるとおり匿名性の高い仕組みであるため、コントロールの及ばないところで株式市場の投機的な動きを加速させることに懸念を抱かせたのだと思います。つまりバブルの発生を未然に防ぎたいという意識の現れともいえますね。匿名性の高い資金といえば日本でもライブドア問題の時に有名になった「投資事業組合」という仕組みがありましたが、市場の混乱の元になるという理由で現在は規制が強められています。今回の海外資金流入抑制策は一時的にインド株式市場の流動性を阻害する恐れもありますが、長い目で見ると株式市場の健全な成長につながる措置ではないかと考えます。

今回のような波乱を目の当たりにすると、改めて新興国市場の怖さを思い知らされます。私たちの周りには数多くのインド株投資信託があり、また香港市場に上場されているインド株ETF(iシェアーズSENSEXインディア・トラッカー)も手軽に購入できる環境も整い、私自身もインド株投資を非常に身近に感じてしまっていますが、規制された小規模な市場であることを忘れてはいけませんね。市場の規模が小さいと、株価の大幅下落が続いた場合に投信が保有する株式の売却ができず、投資信託の売却受付が停止されることだってありますから。

明日以降のインド株がどう動くのかは私のような素人投資家には分かりませんが、Yahoo!ニュースでインド情報を収集していた時に見つけた明るい話題を最後にご紹介しておきます。

世界で最も評価される投資先は中国・インド―07年世界投資報告

2007年10月16日、国連貿易開発会議(UNCTAD)が「2007年世界投資報告」を発表した。報告書は直接投資先として最も評価されているのは中国、インドを中心とした東アジア・南アジア・東南アジアだと指摘した。UNCTADは1991年以来毎年世界各国の投資データに関する報告書を発表、各国政府が外資管理の参考にするなど極めて重要な報告として扱われている。

報告書によると、各国の対中投資は2006年と比べ4%減少した。しかし、2005年の大幅な増加の影響が大きく、投資流入額はなお発展途上国中1位となっている。

2006年、世界の国際投資額は大きく増加し、前年比40%増の1兆3000億ドル(約156兆円)の資金が動いた。世界最大の投資流入国はアメリカ。イギリス、フランスがその後に続く。国際投資額の増加は各国経済の好調を背景にしており、2007年もその勢いは鈍るとはいえ、同様のトレンドが続くと報告書は予想している。(Record Chinaより)




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