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中国は国営企業数の削減目標達成を決意

kage

2007/10/16 (Tue)

今朝のロイターのニュースによると、中国は国営企業の数を減らして企業経営自体を広く民間に任せる姿勢をますます強くするようです。

中国は国営企業数の削減目標達成を決意=国有資産監督管理委幹部

北京 15日 ロイター:中国の国有資産監督管理委員会(SASAC)の李栄融主任は15日、同国が国営企業の数を半分に削減することを目指し産業再編ペースを加速することを明らかにした。李栄融主任は記者団に対し、SASACが前年設定した国営企業の数を現在の160程度から80-100の間に削減する目標の達成を非常に強く決意していると述べた。中国政府は、国内企業が世界のM&A(企業の合併・買収)動向に関与することを促すと指摘。また香港市場への上場を望む国内企業を当局は阻止しないと話した。



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このニュースの中で私が特に注目したいのは「中国政府は、国内企業が世界のM&A(企業の合併・買収)動向に関与することを促すと指摘」の部分です。以前にも書いたように食うか食われるかのグローバルビジネスの世界では時価総額こそが力なのです。この発言を素直に読むと「中国政府は株価の上昇で急速に増加する中国企業の時価総額を武器にした海外企業の買収を積極的に推奨する」と解釈できます。外交面でも常にしたたかな政策を打ち出す中国政府のことですから、経済面においても株式市場の上昇を助けるような政策(あるいは株価の上昇に水を差さないように手加減した政策)により海外の資金を上手く中国株投資に取り込むことで結果的に中国企業の国際競争力を高めようというしたたかな戦略なのかも知れません。

以前からバブルの懸念が指摘されていながら依然として力強い上昇を続ける上海株やここに来て急速に騰勢を強めている香港株に投資している者の一人として中国企業の時価総額が上昇するのは素直に嬉しいのですが、欧米や日本の投資家が中国市場への投資を増やせば増やすほど自国の優良企業が中国企業から買収される危険性を高めているという現実を認識しておく必要があるのかも知れませんね。

かつて米株式市場を襲ったブラックマンデーによる金融危機を回避するために行われた世界的な金融緩和政策でジャブジャブにあふれた流動性(=投機資金)は比較的健全だった日本の株式市場に向かい、日本経済にバブルを生みました。そして急にお金持ちになった日本企業は世界中の企業、不動産、美術品などを法外な値段で買いまくり、顰蹙を買いました。この歴史がまた繰り返されるのでしょうか?



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