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海外株式投信評価額(2007.10.12現在)

kage

2007/10/13 (Sat)

ちょうど相互リンクさせていただいている株をはじめる前に読むブログネット証券で見られる情報一覧という大変参考になるエントリーでも採り上げられていますが、マネックス証券の口座ではJ.P.モルガンのアナリストレポートを閲覧することができます(これに加えて最近になってTIW社のレポートも閲覧可能となりました)。ここでは個別銘柄に関するレポートだけでなく、業界動向や為替動向など個人投資家が投資方針を検討する上で何かと役立つレポートが数多く公開されており、私自身もいつも楽しみに拝見しております。

一昨日そのJ.P.モルガンのレポートの中に「海外株人気に要注意」という気になるタイトルを見つけました。そこでさっそくその内容を確認してみると個人投資家動向に関するなかなか興味深い分析がなされていました。ただアナリストレポートは転載、引用、再配布などが厳しく制限されていますのでこのエントリーでは私の感想を加えつつその概略のご紹介に止めさせていただきたいと思います。マネックス証券に口座をお持ちの方はぜひ「MY PAGE/投資情報/市況概況・レポート/リサーチペーパー」から閲覧してみてください。

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QUICK社が定期的に実施している「もしあなたに権限があるとしたらアセットアロケーションをどのようにしますか」というアンケート調査があるそうですが、その今月の調査結果をみると「国内株式の比率を上げる」との回答が3年半ぶりに50%を下回る一方で「海外株式の比率を上げる」との回答が24%となり、過去最高であった半年前調査(12%)のさらに2倍に膨らんだそうです。ここで気を付けておきたいのは、このアンケートは理想的と思うアセットアロケーションを聞いているのではなく、自分がもし自由に裁量できるのならどのような配分にしたいかを聞いている点です。つまり現状の投資家の意識がストレートに反映されていると理解して良いと思います。株式投資に対する意識では上記のような変化があっても、ここ3年間はキャッシュ比率がほとんど変化しておらず、サブプライムローン問題の大波乱があったあとでも投資意欲に衰えがないことがちょっと意外でした。

このレポートでは過去3年間の海外株式の地域別の投資実績(2007年は7月末時点)も紹介されていますが、アジアと欧州が人気化する一方で北米は完全に人気離散という実態が明らかになっています(特に欧州への投資額がすさまじい勢いで伸びていました)。今回の世界同時株安の発信元が米国のサブプライムローン問題であったことを考えるとこの結果も当然とは思えるのですが、7月末時点でこれほど明確に北米への投資意欲が減退していたことには、正直ちょっと意外感もありました。それではこのような海外株人気のどこに要注意かというと、過去の事例を分析してみると今回のようにある投資分野の人気が急激に上昇した場合においては往々にして投資家の行動が裏目に出るケースが多いという結論でした。実際に2002年に為替が1ドル=130円を超える円安が進行したあと、120円前後で一進一退を続けていた2003年4月の調査では再度の円安を予想してか外国債券の人気が急騰した事例があります。しかしご承知のとおりその後は為替は2005年の1ドル=100円に近づく円高進行でこの時の外債人気は完全に裏目に出る結果となっています。

もちろん今回も必ず投資家心理が裏目に出るとは限りませんが、サブプライムローン問題が欧州の金融機関にも大打撃を与えている事実もありますので、北米の代替投資先として人気化した欧州市場に大きな波乱が生じるケースも想定しておく必要があると思います。昨日東証が発表した10月第一週の投資部門別売買状況によると、外国人の日本株買いの姿勢がますます鮮明になっています。ここでちょっと穿った考え方をするなら、外国人が今後も日本株を買い続けながらヘッジファンドなどを使って欧州株の売り崩しを仕掛ければ、欧州に集中していた日本人投資家の資金が堅調な日本市場に一気に戻される流れが起こり、これがいわゆる円キャリートレードの巻き戻しと同じ効果を生んで「円高+欧州株安」という形で現在の投資家心理が結果的に裏目に出るという事態もある?などと勝手に妄想したりしています。日本株を保有している外国人投資家にとっては「円高+日本株高」はダブルの恩恵となりますのでもし本当にそうなったらウハウハでしょう(現在、私たちが享受している「円安+外国株高」の効果と同じですね)。そもそも経済学の原則では「好景気=株高=通貨高」ですから、これからはこれまで常識とされてきた「円安=日本株高」というセオリーが崩れて「円高+日本株高」が進行する可能性も想定しておく必要があるのではないでしょうか?

今週は相変わらず乱高下を続けながらも力強い上昇を続ける中国株とここに来て一気に最高値を抜けてきたインド株に支えられて、私のポートフォリオも大きく成長しました。

マネックス証券
MX071012

イー・トレード証券
ET071012

ご覧のとおりAvest-Eから引き上げた資金120万円の内、ようやく100万の再投資が完了しました。とりあえず残りの20万円は月末のFOMCで追加利下げがなかった場合の押し目買い資金として温存しておくつもりですが、もしその前に「追加利下げなし」を織り込む形で株価の調整が起こるようなら積極的に投入していくつもりです。



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この記事へのコメント

kage

リンクとTBありがとうございます。

こんにちは

>アジアと欧州が人気化する一方で北米は完全に人気離散という実態
アジアやユーロ高の欧州はここ数年のパフォーマンスが良かったので。過去のパフォーマンスを基に、投資対象を決めている人が多いんでしょうかね。

ご紹介のJPモルガンのレポートこれから見てみようと思います。

Posted at 10:22:21 2007/10/14 by staygold

この記事へのコメント

kage

staygoldさん

コメントありがとうございます。

今年欧米系ファンドで流行した、通常の運用に30%の信用買いと30%の空売りを加える「130/30」と呼ばれる投資手法で使われたのが「欧州株買い+日本株売り」のセットだったと聞いたことがあります。ここに来て日本株の動きが明らかに変わってきているように感じていますので、欧州から日本への資金の逆流には常に注意しておきたいと考えています。

Posted at 11:55:04 2007/10/14 by おやじダンサー

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kage


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