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海外株式投信評価額(2007.09.21現在)

kage

2007/09/22 (Sat)

欧米のクリスマス商戦に不安を抱いている私は、先週の定時報告にも書いたように欧米系アクティブファンドである朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(Avest-E)の売却を進めて、その資金を新興国に振り分ける作業を淡々と進めています。具体的には先週からロシア・東欧系の欧州新成長国株式ファンドの買い付けを始めましたので、BRICs投資大好き人間である私にとっては次のターゲットがブラジルとなるのはある意味自然の流れでした。そこで今週はいよいよブラジル投資を再開することにしたのですが、そのための具体的な投資先として以下の2つが最終候補に残りました(現実には始めからほとんど二者択一状態でしたが)。

1.投資信託・HSBC ブラジル オープン
2.海外ETF・iシェアーズ MSCI ブラジル・インデックス・ファンド


投資信託にせよ海外ETFにせよ私自身がまず重視するのはそのパフォーマンス(運用効率)です。一般的に市場が成熟していない新興国市場においてはアクティブ運用がインデックス運用を上回る成績を残す可能性は十分にあるといわれています。そこでお互いの過去1年間の運用成績を比較してみるとどちらも180%弱で大差がないことが分かりました(たまたま現在のドル円相場は1年前と同水準にあるので単純に基準価額だけで計算しました)。

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そうなると次に重視すべきはコストです。HSBCブラジルオープンのコストは販売手数料3.15%+信託報酬1.995%(マネックス証券で購入する場合)ですが、iシェアーズ MSCI ブラジル・インデックス・ファンドは1回の売買注文ごとに25米ドル(税込26.25米ドル=約3,000円、ただし1000株まで)+信託報酬0.70%(イー・トレード証券で購入する場合)です。すなわち海外ETFを最低買付単位(ブラジルの場合は約80,000円)で購入して短期間で売却するという特別なケースでもない限りはコスト面に関しては海外ETFが圧倒的に有利であることが分かります。これにより最終的に海外ETFによるブラジル投資を決心した私は、実際の購入日時を20日の夜に定めて準備を進めることにしました。ところが思わぬ事態により結局この計画は実現しなかったのです。

今回の海外ETF購入計画が暗礁に乗り上げた理由は(誠にお恥ずかしい限りなのですが)私自身があまり深く考えず20日に某国内銘柄で日ばかり(いわゆるデイトレード)を行ったために午後2時前にいざ為替取引を行おうとした段階ですでに出金余力がなくなっていたためです。思い起こせば以前にも米ドル建てMMFを購入する予定でいたのにその日に株の売買を行ってしまったために出金余力がなくなり断念せざるを得なかったという同じ間違いを犯したことがありました。過去の経験を生かせず、同じ失敗を繰り返す悪い例ですね。ご承知のとおり株の売買では当日売買が成立しても実際の代金の受け渡しは3営業日後になります。これに対して外貨建てMMFの購入や外国株口座への資金移動はその時点で引き出せる資金が必要となりますので私のような失敗をしないようにご注意ください。

それでその後私がどうしたかといいますと、出金余力の回復を待って海外ETFの購入に再チャレンジしても良かったのですが、これも何かの運命と思い直してその日の内にHSBCブラジルオープンの注文を出しました。これは同じマネックス証券内の資金移動で日程的なロスが少ないことと、状況によっては短期保有や回転売買もあり得る新興国投資に関してはイー・トレード証券の海外ETFが特定口座対象でないデメリットが以前から気になっていたためです。特定口座扱いにならないデメリットとしては年間を通して売却益が出た場合には確定申告が必須となる点が挙げられます。この場合、一般口座には証券会社が計算してくれる「年間取引報告書」はありませんので個々の取引明細をまとめた取引報告書を自力で作成する必要があります。海外ETFの場合は売却益の計算に為替が絡んでくるので非常に面倒です。

ちなみに一般口座における取引でも「給与を1か所だけから受けており、給与の収入金額が2,000万円以下の給与所得者は、給与以外の所得が20万円以下の場合には、申告しなくても良い」という特例は使えるはずです。しかしもし確定申告が必要になった場合にはこの特例は一切使えなくなりますので注意が必要です。実はこれは一般口座に限らず、住宅取得控除、医療費控除、株や投信の損失繰越などで確定申告を行う際も同様です。つまり上記用件を満たすサラリーマンであっても確定申告を行うのであれば、海外銀行口座の利息やブログのアフィリエイト収入など例えわずかの金額でもすべての収入を申告する義務が生じるのです(これは国税庁の確定申告を要しない場合の意義に明記されています)。

なお誤解のないように申し添えておきますが、必ずしも「海外ETF=一般口座」ではありません。実際に野村證券や大和証券などの大手証券会社では海外ETFを特定口座に入れることが可能です。だたし会社によっては「販売は店頭のみ」とか「手数料が割高」などのデメリットも存在するようです。しかし先に触れたような一般口座のデメリットが気になる方は大手証券会社で海外ETFを購入するのもひとつの方法だと思います。

このように一度は決心した海外ETFの購入ですが、今は「とりあえず国内市場への上場問題がどうなるのかを待ってみよう」に心境が変化しています。国内市場に上場されれば以前こちらのエントリーでご紹介したような数々のメリットが享受できますので、例え海外市場で直接購入するより多少割高になっても私は国内市場での取引を選択するつもりです。

先に長々と述べたような理由により今週は久しぶりに私のポートフォリオにHSBCブラジルオープンが復活しました。先進国に関しては依然としてサブプライムローン問題の余波が懸念されますが、石油・金属・農産物などの価格が上昇しているにもかかわらず資源消費国の中国やインドの株価が力強いことから新興国へのさらなる資金流入に期待したいところです。

マネックス証券
MX070921

イー・トレード証券
ET070921

今週も目先の投資方針には変化はなく、順次Avest-Eの売却を進めて新興国系投信に乗り換えていく予定です。



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