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モーニングスターのジレンマ

kage

2007/07/19 (Thu)

こちらのエントリーでお伝えしたピクテ投信に対する一部業務停止命令を受けて投資信託情報サイトモーニングスターは7月13日付けで「ピクテ投信投資顧問に対する行政処分について」というコメントを発表しました。その中でモーニングスター社はピクテ投信の責任を下記のように厳しく指摘しています。

この運用責任者の裁量により、得した投資家と損した投資家が存在するのは間違いなく、公平性が義務付けられている投資信託に対する信頼性が傷つけられたのは確かである。その責任は非常に重い。また、これは運用責任者一人の問題ではなく、コンプライアンス等の内部管理態勢の問題であり、会社全体の問題である。


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先日のエントリーで私は「今回は処分を受けたのが優れた運用成績と高分配で人気を呼び預かり資産第2位に急成長したピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)を擁するピクテ投信だけに、直ちに販売会社が取り扱いを停止したり、顧客が保有投信を売却したりする動きにはならないとは思いますが、真に投資信託の将来を考えるなら私たち一人ひとりに背信行為は絶対に許さないという厳しい目が求められているのだと考えます」と書きましたが、顧客の利益を害する行為があったピクテ投信に対して毅然とした姿勢を示したモーニングスター社を頼もしく思いました。

ところが私自身が冒頭でご紹介したモーニングスター社のコメントを閲覧する際に下記のようなちょっと皮肉な状態になっていました。

morningstar

ご覧のとおりピクテ投信の責任を追及する文章の右横にピクテの文字がある広告が表示されおりちょっと興ざめしてしまいました。ただこの広告にある投信はピクテ投信が設定したものではありませんし、広告主自体も他の証券会社でしたので、モーニングスター社にとっては間の悪い偶然であったと同情すべきなのかも知れません。

先日発表されたモーニングスター社の6月中間決算は、投資信託人気に支えられたネット広告収入拡大で経常利益が16%増加したそうです。ただ公平公正な情報を発信すべき会社が広告収入に頼り過ぎると広告主に対して言いたいことが言えなくなるというジレンマに陥る危険性が増大します。広告主に対して過剰に気を遣うテレビ局や新聞社はその悪い例ですね。ちなみに冒頭でご紹介したモーニングスター社のコメントは先日までトップページの目立つ位置にリンクを貼られていましたが先ほど確認した限りでは掲載から1週間を待たずにもうリンクが消えていました。私の心配が杞憂に終わることを切に望みます。





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