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セゾン投信運用レポート更新

kage

2007/07/05 (Thu)

昨日セゾン投信からメールで運用レポート掲載のご案内が届きましたので、本日ゆっくりと閲覧させていただきました。その結果、先月の月報更新時のエントリーで気になることとして挙げた下記の2点が疑問解消の方向に進んでいることが明らかになりました。

・私が積み立てているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドにおいて前回(4月)のレポートで気になっていた現金等の比率が5月末の時点で減るどころか増加している(5.8%→6.2%)点が納得できない。

・セゾン資産形成の達人ファンドのレポートに「夏に向けて、新たに海外の株式ファンドを組入れることが出来るよう選定作業を本格化させています」とあるが、具体的にどのようなファンドを選ぶのかが気になる。


具体的には6月末時点におけるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの現金等比率は3.5%に縮小しており、セゾン資産形成の達人ファンドが新たに組み入れる予定の海外株式ファンドはバンガード社の「Vanguard U.S. Opportunities Fund」(日本名:バンガード米国オポチュニティファンド)であることが今回のレポートで分かりました。

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セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの現金等比率についてはもちろんこのレベルで完全に納得したわけではありませんが、これから着実に縮小させていってもらえれば文句はありません。またセゾン資産形成の達人ファンドが新たに組み入れる予定の海外株式ファンドについては、先月のエントリーにも書いたとおり、過去にありがとう投信の組入銘柄を参考にして朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(Avest-E)を自身のポートフォリオに加えたように、セゾン投信に魅力的なファンドを紹介してもらおうという目論見がありました。しかし、決定したVanguard U.S. Opportunities Fundは確かに魅力的ではあっても個人が単独でポートフォリオに加えるのは難しいという残念な結果に終わりました。それなら保有している国内個別株を売却してセゾン資産形成の達人ファンドに乗り換えれば良いのですが、日本株比率を減らすという前提で現時点では海外ETFのEFA:iShares MSCI EAFE Index Fund(ヨーロッパ、オーストラリア及び極東の株式を含むEAFEインデックス・ファンドに連動)の方により魅力を感じていますので私とVanguard U.S. Opportunities Fundは当分の間縁の薄いままかも知れません。

さて、直接運用とは関係ない部分で今回興味を持ったのはお客様へのメッセージにあった「投資信託を通じて、日本の未来を創る」と題した藤沢久美さんのコラムです。ご承知のとおり藤沢さんは投資信託関連の著書も多く、資産運用の世界では有名な方です。まずはセゾン投信のサイトでぜひ原文をお読みいただきたいのですが、私が興味を持った点を箇条書きにすると以下のようになります。

・少子高齢化が進行し労働力が不足する日本においては海外に投資する(=自分のお金に出稼ぎに行ってもらう)という発想も必要。

・しかし海外に投資することは円を売って外国の資産を買うことであるから「日本売り」という一面も持っている。

・自分の生活を守ろうと日本売りを進めれば結果的に輸入品が値上がりし、生活必需品の値上がりにもつながる。

・投資においては自分だけの幸せを考えてはいけない。自分たちの投資が結果的に何を引き起こすかを幅広い視点で考えることが必要。

・だからこそ海外資産に投資して自分の資産を守りながら、自分の住む国である日本を応援する視点で国内投資を考えるべきだ。


藤沢さんのおっしゃることはいちいちごもっともであり、いち個人投資家としても見習うべき志の高い見識であると思います。ただそうは思うのですが、セゾン投信の会員にそれを求めるのもちょっと酷ではないかとも思うのです。同じお客様へのメッセージの中で6月末時点の会員データが公開されていますが、年代別では30代が36.1%、40代が25.8%となっており、比較的若い働き盛りの世代が全体の6割強を占めていることが分かります。これらの会員がセゾン投信の仲間に加わった理由の多くは藤沢さんの指摘にもあるように、これからの少子高齢化の進行を考えると自分たちの老後や子供たちの未来に不安を感じるからであって、そのような人たちに企業努力だけではとても国力の衰えを食い止めることができないであろうこの国への投資を勧めて良いものかどうか私には疑問が残ります。反対に貯蓄から投資の流れが今後ますます拡大して日本人による日本売りが拡大するのであれば、むしろ積極的にその流れに乗らなければ甚大な被害を受ける可能性も否定できません。以前こちらのエントリーでご紹介したニュージーランド当局の為替介入効果を打ち消してしまった日本の個人投資家パワーや膨大な借金を抱えてインフレを望んでいる政府のスタンスを考えると、私自身は藤沢さんの意見には反しますが「自分の幸せは自己責任で守る」という覚悟がないと将来とんでもないことになるかも知れないと思ってしまうのです。

中国の古典「管子」にある衣食足りて礼節を知る(生活に余裕ができて初めて礼儀や節度をわきまえられるようになる)ではありませんが、余裕のある生活が確保された上で余剰資金を使って投資を行う際にはぜひ高い志をもって投資先を決めていただきたいと思いますが、苦しい家計をやりくりして自分たちの老後やお子さんの未来のためにコツコツと投資を続けている若い世代の方にはぜひ自分たちの幸せを守ることを第一に考えていただきたいと思います。少なくともセゾン投信を通じて投資された私たちのお金は世界経済という巨大な生き物の体内を流れる血液として循環し、役立っていますので何ら引け目を感じる必要はないと思いますので。

と、ここまで書いてきてふと思ったのですが、セゾン資産形成の達人ファンドがVanguard U.S. Opportunities Fundを組み入れれば、セゾン投信のどちらのファンドを選んでも結果的に国内と海外に分散投資することになりますから、藤沢さんの真意は「せっかく国内と海外に分散投資しているのだから、自分は海外投資で資産を守りながらも同時に日本も応援しているのだという思いをぜひ持ってください」というところにあるのかも知れませんね。そう考えてこのコラムを読み直すとまた内容が違って見えてくるから不思議です。





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