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海外株式投信評価額(2007.06.29現在)

kage

2007/06/30 (Sat)

ちょっと話題は古くなりますが、以前こちらのエントリーで触れた週間ダイヤモンド6/16特大号「丸ごと一冊 投信・預金・保険 金融商品の罠」の中で個人的に興味を持ったのが「ドルコスト平均法の鉄則を疑う」という囲み記事でした。ちなみにドルコスト平均法の鉄則とは、例えば10,000口=10,000円という投信を長期積み立てで購入する場合に、毎月10,000口購入するより毎月10,000円購入する方が最終的に平均買付単価が下がり有利であるという理論です。これは基準価額が下がるほど買い付け口数が増える(=安い単価で多く買う)ためこのような結果となるわけです。では「ドルコスト平均法の鉄則を疑う」記事の結論はどうだったかというと、長期的に指数が横ばいの相場であれば確かにその通りだが、指数が右肩上がり(上昇)であれば始めの内に投資金額を増やしてだんだん減らしていくのが有利であり、逆に右肩下がり(下落)であれば始めは少額投資にしておきだんだん増やしていく方が有利であるというものでした。これは言われてみれば確かにその通りで、記事の指摘どおりの投資を行えば結果的に安いところでたくさん買うことになり平均買付単価が下がることになります。

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ただ理論上は正しくても10年20年と続く長期投資において理論どおりの投資ができるかといえば、もうこれはほとんど無理と言わざるを得ません。また相場が上昇局面にあるのか下落局面にあるのかを個人投資家が安易に判断することにも大きなリスクが伴います。つまりドルコスト平均法は理論上はベストではないが実際に採り得る投資法の中ではモアベターであるという結論に達するのではないかと思います。しかし短期的な上昇局面や下落局面を予想して買い上がったり買い下がったりする場合にはこの記事の指摘は大変参考になるのではないでしょうか?

実は私自身がこのところ重点投資を行っている中国投信において図らずもこの記事の指摘と似た投資を実践しておりました。ちょうど良い機会ですので今日はその効果を測定してみることにしました。

比較表

三井住友ニューチャイナファンドは金額買付でDIAM中国関連株オープンは口数買付のため単純な比較はできませんが、ご覧のとおり直近の中国のような上昇相場においては初期の投資額を厚くした方が有利になるという結果が出ました。具体的には三井住友ニューチャイナファンドは140万円の投資で706,769口を買い付けていますが、もしこれをドルコスト平均法で買い付けていたなら700,330口となっており、結果的に同額の投資で6,439口余分に買い付けができたことになります。またDIAM中国関連株オープンについては100万口を1,965,930円で買い付けていますが、これをドルコスト平均法で買い付けたなら同じ100万口を買うのに1,993,490円かかることになり、結果的に27,560円の節約になっています。

ただここで注意していただきたいのは今回はたまたま予想どおりに香港市場が上昇してくれたからこそ効果が出たわけで、本土市場のように上昇が頭打ちになっていれば結果はまったく違ったであろうという点です。また個人の判断が結果に影響を与える実例としてこの比較表をご覧いただければ、2月末の世界同時株安のあとでまだ底打ちの確信が持てず初回投資金額を抑えたDIAM中国関連株オープンは結果的に初回が一番買付単価が安く、QDII拡大のニュースを受けてここが今年の勝負どころと判断して思い切って初回の投資額を増やした三井住友ニューチャイナファンドは押し目買いに転じたところで最安値が出ているという現実が分かっていただけると思います。これらのリスクを考えればやはりドルコスト平均法は理論上はベストではないが実際に採り得る投資法の中ではモアベターであるという結論に達するのかも知れませんね。ただ臆病者のための株入門の中で橘玲氏が述べられているように経済は自己増殖するものでありますし、これからのインフレの進行を考えれば「始めの内は厚く」は無理でも「始めるなら早く」であることは間違いないと考えます。

今週は米国の調整を受けて欧米系、新興国系ともに含み益が減少しました。

マネックス証券
MX070629

イー・トレード証券
ET070629

このように市場は軟調でしたが比較表をご覧いただければお分かりのとおり三井住友ニューチャイナファンドを買い増しました。来週も香港市場の調整が続くようならさらなる買い増しに動くつもりです。







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この記事へのコメント

kage

こんばんは

私はドルコストで積立してますけど、ドルコストである事が有利であるからやっているというよりは、給料などから少しづつ積み立てていくって事の方に、意味があるのかなと。

>2月末の世界同時株安のあとでまだ底打ちの確信が持てず

こういった時に、一回で買おうとすると、見極めようとするうちに買い時を逃してしまう事がありますが。
こういった時にドルコストや、分割買いだと、精神的に買いやすいのかなと思います。万が一まだ下がった時は、一括買いだとショックですが、ドルコストなら次回分は安く購入できると思えるし。


追伸
リンクありがとうございますv-14
こちらからもリンク2の方に入れさせていただきました。

Posted at 23:43:16 2007/07/02 by staygold

この記事へのコメント

kage

staygoldさま

わざわざご訪問いただいた上にコメントまでいただき大感激です。

確かに長期運用を投資の中心に据えれば市場のブレに一喜一憂する必要もなくなりますよね。私も今年は海外ETFなどを積極的に活用してアセットアロケーションの再構築を進めていくつもりです。

Posted at 07:28:27 2007/07/03 by おやじダンサー

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kage


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