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ピクテ投信に処分勧告

kage

2007/06/29 (Fri)

本日、いつものようにロイターのニュースチェックを行っていたところ、投資信託ホルダーとして看過できない記事が目に止まりました。

ピクテ投信の新規公開株、恣意的配分で忠実義務違反・金融庁に処分勧告=証券監視委

東京 29日 ロイター:証券取引等監視委員会は29日、ピクテ投信投資顧問に対する検査の結果、投資信託や年金の運用で、運用責任者が新規公開株式の割り当てを同社の配分方針に反して恣意(しい)的に行っていたことが判明し、これが忠実義務違反に当たると判断したことから、行政処分を金融庁に勧告したと発表した。

投信投資顧問会社では、投信や年金(ファンド)の運用で新規公開株に投資する際、それぞれのファンドの間で不公平な配分にならないよう社内ルールを定めている。証券監視委によると、ピクテ投信は「運用資産の規模に応じた配分をする」との方針を定めていたが、同社の運用責任者は、この配分方針を無視して、規模の小さなファンドに新規公開株を大きく配分したり、パフォーマンスが低下したファンドに集中的に割り当てたり、公平性を欠く配分を行っていた。

証券監視委は3月12日から6月29日まで検査を実施。ピクテの新規公開株の配分が、あらかじめ定めた社内の方針に反していたことが「パフォーマンスをよくするため恣意的に配分した。社内ルールであっても、このとおりに運用をしているかコンプライアンス部門がモニタリングしなければならなかった」と指摘して、投資信託・投資法人法と投資顧問業法に定めている「忠実義務違反」にあたると判断した。


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ピクテ投信といえば高分配を売りにして預かり資産を急激に伸ばしたピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)の運用会社として有名ですが、今回問題ありと指摘されたのは自社で権利を得た新規公開株を規模の小さなファンドやパフォーマンスが低下したファンドに優先して割り当てた行為です。それではなぜこのような行為がいけないかというと、新規公開株(いわゆるIPO株)は公開価格より上昇して初値が付くケースが多く、このような値上がりする可能性が非常に高いお宝株を投信会社の都合で特定のファンドに割り当てることはいわば利益の付け替えや水増しのようなものだからです。つまりピクテ投信が新規公開株を規模の小さなファンドやパフォーマンスが低下したファンドに優先的に割り当てたということはすなわち会社側に「目覚ましい運用成績をアピールしたい」とか「運用の失敗を隠したい」という意図があったことになります。もちろんこれは割り当てのなかった他のファンドのホルダーにとっては本来得られる可能性のあった利益を最初からゼロにされたことになります。だからこそ今回指摘された行為は運用会社として顧客の信頼を裏切る悪質なものといえるでしょう。

それにしても先に金融庁から処分を受けた三菱UFJ銀行といい今回のピクテ投信といい、本来なら業界をリードすべき立場の会社がこのようなモラルを欠く行為を平然と行っていたという事実を知るにつけ、個人投資家にとっての最大のリスクはもしかしたら販売会社や運用会社と関わることではないかとすら思えてきます。そうなると個人投資家にとっての最善の選択は消去法から考えても海外ETFのようなローコストのインデックス運用に行き着くしかないのかと、アクティブ運用も大好きな個人投資家の一人としては現状を嘆くばかりです。





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ピクテ投信に処分勧告東京 29日 ロイター:証券取引等監視委員会は29日、ピクテ投信投資顧問に対する検査の結果、投資信託や年金の運用で、運用責任者が新規公開株式の割り当てを同社の配分方針に反して恣意(しい)的に行っていたことが判明し、これが忠実義務違反に当たる

2007.07.06 (Fri) | ピクテグローバルインカム