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HSBC BRICsオープン月報更新

kage

2007/06/21 (Thu)

このところ新興国投資に関する情報を収集していると「BRICsはもう古い。これからはVISTAだ!いやネクスト・イレブンだ!」という論調をよく見かけます。新興国投資では依然として中国とインドに固執している私はすっかりこのブームに乗り遅れてしまったのかと心配していましたが、本日下記のニュースを目にして安心しました。相変わらずBRICsの人気は健在のようです。

BRICsファンド5月末純資産は6271億円、6カ月連続過去最高を更新

東京 21日 ロイター:国内で販売されているBRICs諸国の株式・債券に投資するファンドの5月末純資産残高は前月比1.7%増の6271億1200万円となり、6カ月連続で過去最高を更新した。BRICsは、ブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字を取った造語。この4カ国を中心に投資しているファンド(うち2カ国以上投資)をBRICsファンドとしてロイターが独自に集計した。国内で販売されているBRICsファンドは、5月末時点で国内籍11本、外国籍5本の計16本。1年前の残高からは約26%の増加となっており、ファンド数も外国籍を含め計8本から16本へと倍増となった。


このように根強い人気を誇るBRICs諸国の気になる今後の見通しについて、毎月恒例となったHSBC BRICsオープンの月報で確認してみることにしましょう。

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それではまずいつものようにBRICフリースタイル国別投資割合推移からご覧ください。

BRIC0705

今回注目すべきは私が集計を始めて以来、キャッシュポジションが最も小さくなっている点です。いよいよHSBC投信も勝負に出たということでしょうか。国別ではブラジルと中国の比率が上がり、ロシアとインドは下がっています。

しかしここで注意しなければならないのは必ずしも「キャッシュポジションの減少=HSBC投信の投資判断は強気」ではないということです。実際に今回更新された月報を読んでみると、文章のあちらこちらに警戒感があふれています。具体的にはブラジルは「これまでの急騰に対する反動で近い将来に調整局面を迎えることも想定しており」、ロシアは「原油価格の下落や新株発行による需給悪化を背景に、BRICsでは唯一下落」、インドは「金融引き締めの効果が浸透するにつれ、経済成長・企業収益の伸びの鈍化が予想されることから、短期的にインド市場は注意を要すると見ています」、中国は「株式市場がこれまで大幅に上昇していることを考慮すると、今後は短期的に「一服する」局面を迎えることも視野に入れています」といった具合です。過熱感を伴いながらも力強い上昇を続けるBRICs経済に対して投資のプロとして警戒感を持ちながらも結果を出すためには危険を承知で現実に付いて行かざるを得ないということなのかも知れませんね。

まさか先月ご紹介した本ファンドの弟分であるHSBC新BRICsファンドとの運用成績の差を何とか埋めようとして焦っているということはないでしょうが、ご覧のとおり今月もその差は縮まるどころかさらに開いています(Yahoo!ファイナンスのチャートを拝借しています)。

brics05

赤:HSBC新BRICsファンド
青:HSBC BRICsオープン

現状を見る限りは、あえてHSBC BRICsオープンを選択する合理的な理由は見い出せないような気がしますがいかがでしょうか?





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