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私的な話

kage

2005/09/13 (Tue)

今日、帰宅途中の電車の中で「私的な話」というタイトルの広告を目にしました。発行元は社団法人・私的録音補償金管理協会(sarah:サーラ)という、 最近iPodなどにも課金すべきか否かで物議を醸し出している私的録音保証金を管理、分配している団体です。広告の内容は、音楽の創り手の利益を守るために私的録音補償金にご理解をというもので、特に課金の幅を広げるべきという主張がされているわけではありませんでした。(詳しくはsarahのWebsiteをご覧下さい) ただ、私が引っかかったのは音楽の私的複製が娯楽目的だけに限られているかのような印象を受けたことです。ご参考までに以下に著作権法の第一条を引用します。

第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。


ここで大切なのは「もつて文化の発展に寄与することを目的とする」という部分です。音楽配信について考えるでも書いたとおり、音楽は身近な娯楽であると同時に、文化であり芸術でもあります。芸術家にとって著名な作品のコピーは学習の第一歩です。学校などの教育機関においては著作権の適用がゆるくなっていることも文化の発展に寄与するという著作権法の目的に則ったものです。文化であり芸術でもある音楽の著作権をビジネスの面だけで考えようとするとどうしても無理が生じるような気がします。新しい文化、新しい芸術を生む土台としての私的複製はどう捉えるべきなのか、もう一度考え直す必要があるのではないでしょうか。

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