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海外株式投信評価額(2007.05.02現在)

kage

2007/05/05 (Sat)

注目していた中国の金融引き締め策に対する市場の反応ですが、力強い上昇を続ける上海市場にはまったく影響はなく、香港市場も発表の翌日こそ下落したもののその後はその下落幅以上に上昇しており、現時点ではその影響は限定的だったといえそうです。前回のエントリーで「私自身はとりあえず大きく押したら買いのスタンスで臨むつもりです」と書いたとおり、今回も細かく刻んで押し目買いを実行しようと思っていたのですが、今週は連休の谷間で日本側の稼働日が2日しかない上に香港市場は5月1日がメーデーで休場だったため、結果的に投信購入申し込みのチャンスは5月2日の1日限りでした。ただこの日に申し込んだ場合に適用される購入価格は来週月曜日(5月7日)の基準価額となるため、週後半の市場動向によっては高値掴みとなってしまう恐れもあり、結局追加購入には踏み切れませんでした。このように海外株式投資信託には日本の休日に加えて現地の休日にも申し込み不可となったり購入時に適用される為替レートが翌日に決定されるなどの制約が多く、そもそも押し目買いを狙うのには適していません。ところがとても身近なところにこのような制約を一気に解決する方法があったのです。

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と書くと何でも解決できる魔法の箱のようでちょっと大げさですが、その答えは多くの投資系ブログですでにご紹介されている海外ETF(海外株価指数連動型上場投資信託)を活用する方法です。実は私が口座を開設しているマネックス証券でも香港市場に上場されているETFの購入がリアルタイムで可能なのです。ちなみにイー・トレード証券でも香港市場の取引は可能ですが、残念ながらETFは対象外となっています。

マネックス証券のサイトにある海外ETF(海外株価指数連動型上場投資信託)とはに掲載されている海外ETFのメリットは以下のとおりです。

・わかりやすい
株価指数への連動を目的に運用されるため値動きがわかりやすく、相場を見ながらリアルタイムで売買が可能です。
・保有コスト(信託報酬)が安い
一般の投資信託と比較して信託報酬が安く設定されており、長期投資にも適しています。
・少額で分散投資が可能
幅広い銘柄への分散投資が行われますので、個別株式への投資と比較して、リスクの分散が期待できます。

また実際に購入可能なETFとしては以下の種類があります。

・トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン
香港市場の代表的株価指数であるハンセン指数への連動を目指します。
・チャイナ・トラッカー
H株指数採用銘柄とハンセン指数採用銘柄の両方を含んだMSCIチャイナ・インデックスへの連動を目指します。
・A50 チャイナ・トラッカー
FTSE / 新華A50チャイナ・インデックスへの連動を目指します。具体的には中国国内投資家のみ取引が可能なA株にリンクした証券(ワラント、債券参加証書等)で運用します。
・ハンセンH株指数ETF
H株指数への連動を目指します。H株指数の対象は営業本拠を中国本土に持つ中国企業が多く、海外市場との連動性が比較的低いという特徴があります。
・iシェアーズ BSE SENSEX インディア・トラッカー
ルピー表示されるBSE Sensitivity インデックスへの連動を目指します。海外投資家はインドの証券へ直接投資できないため、インド株式に連動する証券(ワラントなどの米ドル建てのインドのアクセス金融商品)で運用します。

ハンセン指数、H株指数、MSCIチャイナ・インデックスに加えてインドのBSE Sensitivity インデックスとの連動を目指すETFもあり、現在の私の新興国系ポートフォリオを置き換えるには十分なラインナップといえそうです。

一方で海外ETF特有のデメリットも存在します。中国株取引の手数料・費用をご覧いただければお分かりのとおり、海外ETFを売買するにはさまざまな追加費用が必要となります。そしてその中で最大のものは為替手数料です。マネックス証券では日本株の取引口座とは別管理の中国株取引口座に入金された香港ドルで売買を行う仕組みになっていますが、この入出金に片道15銭の為替手数料がかかります。1香港ドル=15円で計算すると15銭はちょうど1%ですので往復2%の計算となり結構大きなコストとなります。(国内で販売されている海外株式投資信託の目論見書を見ると「なお、外貨建資産の円換算については、原則としてわが国における計算日の対顧客電信売買相場の仲値によって計算します」と書かれていますので売買時の為替手数料はありません)またETFの売買には株式売買と同様の手数料がかかります。仮に1香港ドル=15円で90万円(6万香港ドル)の取引を行った場合には3,463円の手数料がかかりますので計算上は約0.38%の追加負担となります。また現行の制度では海外株式の取引は特定口座で扱えませんので確定申告が面倒になります。なお税制については国内株式と同様に来年までは優遇税制が適用されます。

以上のようなデメリットもありますが、信託報酬が格安であるため長期保有なら海外ETFに利があります。また短期売買でもマネックス証券では中国株取引口座に入金した香港ドルの中で売買を繰り返す限りは追加の為替手数料は発生しません(売買手数料は必要)。すでにマネックス証券に口座を持っていればサイト上の数クリックだけで口座開設が可能でしたので私もさっそく口座開設だけは済ませました。現時点ではまだ実際の購入までには至っていませんがこれから海外ETFについてさらに勉強して効率的かつ効果的な投資を目指して行きたいと思います。

香港市場に上場されているETFならHSBC香港の投資口座を開いて売買するのがもっとも合理的であるとも考えられますが、利益が申告不要の枠を超えてしまった場合の確定申告の煩雑さや国内の証券優遇税制が受けられないなどのデメリットを考慮に入れると現時点では私の選択肢に入りません。

さて今週の私のポートフォリオは冒頭に述べたような理由から追加投資はありませんでした。

・欧米系
MX070502

・新興国系
ET070502

日本の連休中に欧米、新興国ともに株価は堅調に推移しているようですし為替も円安に振れていますので月曜日の基準価額更新が今から楽しみです。ただ今は順調過ぎるほどに上昇していますので、今後は少々の下落局面で安易な押し目買いに踏み切らないように注意が必要になるかも知れません。

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