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海外株式投信評価額(2007.04.20現在)

kage

2007/04/21 (Sat)

今週の定時報告は昨日に引き続き日本市場について書いてみたいと思います。日本市場における直近の関心事といえばやはり目前に迫った外資企業による三角合併の解禁ではないでしょうか。この三角合併解禁が日本経済にどの程度の影響を与えるのかについては弱小個人投資家に過ぎない私などには分かりませんが、その影響力を警戒するがあまりの混乱も一部で目に付きます。

企業にとって意に沿わぬ買収提案から身を守る近道は企業価値を高めることです。そのためには、独自技術の開発、ブランドイメージの向上、リストラの推進などさまざまな施策が考えられますが、企業買収や経営統合による会社規模の拡大も有効な手段のひとつです。しかし三角合併の脅威におびえて焦って合意を急いだためなのか、ここに来て経営統合や資本提携を白紙撤回する例が散見されています(エディオンとビックカメラ、HOYAとペンタックス、タカラトミーと赤ちゃん本舗など)。株主の立場からすれば、株価形成に大きな影響を与える決定を簡単に覆されたのではたまりません。当然それは社員や取引先などにとっても無用な混乱を招くことになりますので、経営陣の準備不足や判断ミスを指摘されても文句は言えないと思います。

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米系投資ファンドのスティール・パートナーズに発行株式の約1/4を買い占められたアデランスは昨日、期間限定で総株主還元性向100%を目指すという企業価値向上策の継続を改めて発表しました。即ちこれは会社の利益をすべて株主に還元するということです。一見株主にとってはありがたいとも思えるこの施策ですが、短期売買目的の株主は別にして本気でその企業を応援したいと思っている株主にとっては逆効果になりかねません。もし私がアデランスの社員だったら「会社の利益は全部株主に分配します」という経営方針には不満を持つでしょう。株主、社員、取引先、顧客、地域住民などその企業の活動に関わるすべての人(ステークホルダー)がハッピーになるような経営ができない企業は最終的に国際競争に勝ち残ることはできないと思います。ここ数年でもホリエモン、村上ファンド、王子製紙など、企業買収に注意を促す事例が数多くあったのですから現状で対応が不十分な企業はやはり経営努力不足といわざるを得ません。私自身は今回の三角合併解禁を、経営者が企業価値を高めるための王道とは何かを考えるよい機会になるという観点で歓迎したいと思っています。

一方で三角合併が解禁されると日本の優良企業が根こそぎ外資に乗っ取られるのではないかという懸念も確かに存在します。時価総額の比較だけで判断するなら、巨大外資企業が本気で買収を仕掛けてきたらほとんどの日本企業は太刀打ちできないでしょう。しかし物事はそれほど単純ではありません。なぜなら海外における数々の企業買収の事例から手段は三角合併であろうと株式公開買い付け(TOB)であろうと、敵対的買収になってしまうと最終的にお互いにとって好ましい結果にならない可能性が非常に高いことが分かっているからです。バブル絶頂期に日本企業が有り余る金にモノを言わせて海外の不動産や企業を買い漁って失敗した事例を外資も反面教師にしているでしょう。これらの観点から私は、いわゆる乗っ取りのような極端な買収劇はあまり起こらないのではないかと楽観視しています。それでも国内の優良企業が外資の傘下に入るのは国益に反するから反対だという意見もあります。しかしちょうど1年前に書いたソニー、外資系企業になるという記事でご紹介したとおり、すでに多くの著名優良企業が外国人株主比率が過半数を超えて事実上の外資企業になっているという実態もあります。弱小個人投資家に過ぎない私が簡単に海外に投資できるようになり、すでに投資資金には国境がなくなりました。同様に企業経営に国境がなくなることも、もう止められないのだと思います。私が中国ファンドを買って利益を得ることは見方によっては「ずるい日本人が金にモノを言わせて中国人民の利益をかすめ取っている」と映るかも知れません。しかし中国政府が経済発展のために積極的に海外からの投資を求めていることもまた事実なのです。理想論かも知れませんが今回の三角合併解禁が国境に関係なくすべてのステークホルダーがハッピーになるような経営ができる企業の国際競争力の向上につながり、結果的に世界中の多くの人々の利益になることを私は願っています。

以下余談ですが、最近テレビでUBSのCMをよく見かけます。おそらく実際の企業買収にはUBSのような外資系金融機関や投資ファンドが仲介するケースも多いと予測されており、私はこのCMを企業買収の事前準備ではないかと深読みしています。つまり買収を仕掛けた企業の株主に「UBSはテレビCMで見た海外では有名な金融機関」というイメージを定着させておこうというしたたかな戦略なのではないか、と思うのですが考え過ぎでしょうか?

今週、中国の強い経済指標を受けた金融引き締め懸念から上海市場が暴落した時には世界同時株安の悪夢が蘇りましたが、投資家自身が過去の経験から次第に波乱に対する抵抗力を付けてきたためか今回は負の連鎖は起こりませんでした。私自身は内心あわてながらも中国とインドを買い増しています。

・欧米系
MX070420

・新興国系
ET070420

世界経済が堅調なのは投資する立場としては嬉しい限りですが、ニューヨークのダウ指数のように連日史上最高値を更新する動きには正直加熱感も持ちます。一応今週の中国のような大きな調整が起こることも想定して引き続き押し目買いのスタンスで臨みます。

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この記事へのコメント

kage

はじめまして。
突然のコメント失礼いたします。
貴方の記事がとても興味深かったので、
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該当記事は、
http://fxgaika1000.blog100.fc2.com/blog-entry-89.html
です。

今後ともよろしくお願いします。

Posted at 17:22:37 2007/04/21 by FX9勝1敗ママ

この記事へのコメント

kage

はじめまして^^

私の情報サイトで
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紹介記事は
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です。

ありがとうございました。

ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします^^

Posted at 19:31:40 2007/04/21 by karen

この記事へのコメント

kage

はじめまして^^

突然のコメント失礼いたします。

私の投資情報サイトで、
こちらの記事を紹介させていただきましたので
ご連絡させていただきました。

該当記事は
http://satobee2005.blog101.fc2.com/blog-entry-38.html

これからもよろしくお願いいたします^^

Posted at 09:54:30 2007/04/23 by 雪国育ち

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kage


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