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音楽配信について考える

kage

2005/09/10 (Sat)

先日の新製品発表以来、ネット上でもiPodとWalkmanの話題で盛り上がっていますが、ひとつはっきりしたのはこれからのデジタルオーディオプレーヤー市場は、優れたハードウェア、使いやすい音楽管理ソフト、魅力的な音楽配信の3点セットが揃っていないと戦っていけないということです。アップル、ソニーに次いで台数シェア第3位だったRioブランドもハードウェアだけでは利益が上がらず、撤退を余儀なくされました。この3点セットを自前で提供できるアップルとソニーはこれからもデジタルオーディオプレーヤー市場の覇権を目指す2大勢力として激しく競合を続けていくでしょう。いわばこれは「デジタルオーディオプレーヤー市場の二大政党化」ですね。

今回はこの3点セットの中から音楽配信について思うことを書きたいと思います。 iTunes Music Storeの日本上陸で音楽配信への注目度は俄然高まっています。しかし、正直なところ私は、一度も音楽配信を使ったことがありません。音楽ファンであると同時にオーディオファンでもある私は、品揃えの豊富さ、入手の容易さというメリットより圧縮音楽への抵抗感が勝ってしまうのです。もちろん私は圧縮音楽を完全否定しているわけではありません。現にRio500購入以来、圧縮音楽には慣れ親しんでいますし。要は環境や状況によってうまく使い分ければよいのだと思っています。

できるだけよい音質で音楽を楽しみたい、と考えるオーディオファンにとって、現在のCD規格であるサンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット16bitが呪縛として重くのしかかります。これは一度規格を決めると簡単には変更できないパッケージメディアの限界といえるでしょう。CDよりさらに高音質のSACDやDVD-Audioという選択肢もありますが、著作権法で認められている私的複製さえ容易ではなく、音楽をいつでもどこでも楽みたいユーザーには決して優しくありません。

音楽配信は統一規格のCDとは異なり、さまざまなフォーマットやビットレートに対応できます。ネット環境のブロードバンド化が進んでいる現在、将来進むべき方向として非圧縮への対応やCDより高音質という付加価値の提案があってよい時期にきているのではないでしょうか?音楽にはいろいろな楽しみ方がありますので、音楽配信にもいろいろな選択肢があってよいと思います。音楽配信ではマスターデータから直接を圧縮するので、プレスの精度や素材の劣化に影響を受けるCDよりもむしろよい音に聞こえるという説もあるようですので、私のような圧倒的な臨場感、ハイファイ感を求めるオーディオファンにも満足できるサービスをぜひ提供して欲しいものです。

その点では、老舗オーディオメーカーのONKYOが始めた 24bit/96kHzの音楽配信、HD高品質音楽配信には個人的に注目しています。しかし、現時点では対応できるポータブルオーディオ機器がないことが残念です。

音楽は手軽な娯楽であって、同時に文化であり芸術でもあります。音楽をあつかうハード、ソフト、サービスに関わる人たちにとって音楽は単なるビジネスの道具なのかもしれませんが、音楽文化発展の一翼を担っていることを決して忘れないでいただきたいと思います。

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