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日銀、利上げを見送り

kage

2007/01/18 (Thu)

市場の波乱要因となるのではないかと心配していた日銀の金融政策決定会合の結果は、結局追加利上げの見送りで決着しました。ただ今回は現状維持の意見を表明した委員6人に対して追加利上げ断行派の委員が3人となり、全会一致が原則の金融政策決定会合においては異例の多数決となったようです。なお反対票3票は過去最多タイ記録だそうです。

現状維持反対の3人は利上げを提案=日銀総裁

東京 18日 ロイター:福井俊彦日銀総裁は18日、金融政策決定会合後の記者会見で、利上げを見送って現状の政策維持を決めたことに関し、消費の増加基調に確信が持てるかで判断が分かれていると述べた。政策決定には3人の反対票があったが、福井総裁は、これら3人から利上げが提案されたことを明らかにした。

17-18日の金融政策会合では、翌日物金利を0.25%前後に誘導する現行の金融政策維持を賛成6・反対3で決めた。福井総裁は、現状維持の政策決定について、家計部門や物価動向などさらに見極める必要があると判断したと述べた。また、消費は当初予想よりいくばくか弱いのは事実とする一方、消費者物価指数(CPI)が下がって利上げが遠のくほど単純なものではないとの認識も示した。


人気blogランキングに参加しています 人気blogランキングへ 日銀は過去に金融政策上の大きな失敗を何度か経験しています。1980年代後半は消費者物価は上がらないのに株や土地ばかりが値上がりする資産インフレに対して利上げが完全に後手に回ってしまい、バブル経済の発生を止めることができませんでした。逆に1990年代後半はバブルの反省が強すぎたためか性急な金融引き締めに走ってしまい、前代未聞のデフレ時代(=失われた10年)のきっかけを作ってしまいました。このように日銀の利上げは単に銀行預金や住宅ローンの利率の変動だけでなく、私たちの暮らしに多大な影響を与えうるものなのです。

その点、現在の福井総裁は村上ファンドへの出資問題で批判を受けてはいますが、前米FRB議長のグリーンスパン氏と同様に市場との対話を重視する姿勢に安心感があります。市場との対話を具体的にいうと、日銀の立場や目指す方向を常に明確に示し、市場がそれを消化する(=織り込む)のを待つ手法です。今回の一連の報道を見れば私のような素人でさえ特別に弱い経済指標が出ない限り2月には追加利上げがあるだろうと予測できます。日銀の金融政策はグローバル経済に多大な影響を与えうるものですので、福井総裁には今後もこの姿勢を貫いていただきたいものですね。

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