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HSBC投信等評価額(2006.12.22現在)

kage

2006/12/23 (Sat)

来年5月の外資による三角合併解禁を前にして企業価値向上を目指した合従連衡の動きがますます顕著になっています。これからも水産業界のマルハとニチロや光学機器業界のHOYAとペンタックスのようなアッと驚く経営統合の話が続々と飛び出してくることでしょう。そんな中、今朝飛び込んできた下記のニュースはかつてのオーディオ&ビジュアル全盛期を知るものの一人として少なからず衝撃を受ける内容でした。

松下、ビクター売却を検討=ケンウッドに打診-サーベラスとの自主再建案も

松下電器産業が、業績不振が続く子会社の日本ビクター株の過半を中堅音響機器メーカー、ケンウッドに売却する方向で検討していることが、23日明らかになった。一方、ビクターは米投資ファンドのサーベラスと連携し、経営陣による自社株の買収(MBO)を検討している。松下が保有するビクター株を買い取って同グループから独立し、自主的な経営再建を進めたい考えだ。(時事通信より)


人気blogランキングに参加しています 人気blogランキングへ 松下通信工業や松下電工の完全子会社化などの大胆な経営改革を進めた松下電器にとってビジネス上重複する分野の多いビクターの扱いは常に問題になっていました。個人的にもいつかは売却するか吸収するかといった大胆な決断が下されるだろうとは思っていましたが、売却先が同じ中堅音響メーカーのケンウッドという報道は正直予想外でした。社名がまだトリオだった時代にはパイオニア、山水と共にオーディオ御三家と呼ばれていたケンウッドも一度は会社存続が危ぶまれる状況に追い込まれ、現在は音響メーカーというより通信機メーカーと呼ぶのがふさわしい事業内容になっています。これに対してビクターはご承知のとおり世界標準となったVHSの開発メーカーであり、音響分野でもケンウッドに負けたことはないという自負を経営陣や社員も持っているでしょうから、格下と思っていたケンウッドに買収されることはおそらくプライドが許さないと思います。だからこそ社内からは外資ファンドと組んでMBOという選択肢が浮上しているのではないでしょうか。しかし各業界内で合従連衡の動きが加速する中で業績が悪化した中堅メーカが独力で生き残るのはますます難しい時代になることは間違いありませんので、ここは社員や株主のためにも冷静な判断が求められるところです。もう1年以上前に私は当ブログで中堅メーカー受難の時代という記事を書きましたが、来年三角合併が解禁されるとすべての企業が否応なしに世界競争の荒波にさらされますので、特に中堅企業は魅力のある会社は買収され、魅力のない会社は淘汰されるという厳しい事態になることが予想されます。今回の動きをきっかけにして電機メーカーの再編の動きも活発になるのか注目です。

さて、今週の私のポートフォリオは中国の堅調な動きに円安の追い風が加わって運用成績を伸ばすことができました。

HSBC055

懸案のポートフォリオの組み替えについては昨日のNHK特集でロシアの現状を見て以前にも増して追加投資にはネガティブな気持ちになりました。政府が露骨な利益誘導で若者の愛国心を煽る手法はかつてのナチスドイツの悪夢を連想させます。サハリン2の権益強奪に代表されるような強権的な資源ナショナリズムの台頭も大きな懸念材料です。以上のような理由から今のところは「あえて動かない」という選択肢が有力です。

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