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投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020

kage

2021/01/17 (Sun)

こちらのエントリーで私自身が投票したことをご報告していた「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の結果が、昨日1月16日(土)に発表されました。そこでいつものようにあまり参考にはならないと思いますが私の投票内容を公表して言い訳をさせていただきたいと思います。なお「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の投票結果につきましては下記公式サイトをご参照下さい。また発表当日の模様については実際に参加された皆さんのブログやSNSをご覧いただくと臨場感を味わえるのではないでしょうか?

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020

foy2020

公式サイトによると、今回は「総投票数190、有効投票数185」だったとのこと。これは投票者数と理解していいんですよね?もしそうなら、前々回の241人→前回の222人→今回の185人と、参加する投信ブロガーが徐々に減少していることになり、このアワードの将来に一抹の不安を覚えます。昨年春のコロナ・ショック時には個人の投資意欲が突如として高まり、ネット証券には口座開設の申込みが殺到したとの報道も目にしましたが、投信ブロガーの投票意欲は高まらなかったようですね。その理由は私などには分からないのですが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が圧倒的な強さで2連覇を達成した結果を見ると、現状のファンド選びにおいてはある程度「最適解」が定まってきており、「今度はどんなファンドが上位に食い込むのか?」といったワクワク感が薄れてきたことも参加者減の一因ではないか?と勝手に妄想しています。いずれにせよこのアワードが持つ意義はかなり大きいと私は考えますので、次回こそは参加者が増えて、多種多様な意見が集約されることを期待してやみません。

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それでは改めて、まったく参考にはならないとは思いますが私の投票内容を公開させていただきましょう。私が選んだ「Fund of the Year 2020」は下記のファンドで、持ち点5点を一括して投票しました。

ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス):5ポイント

投票理由の欄には「コロナショックの暴落前に現金比率を一気に3割強にまで高めた決断を高く評価。アクティブファンドとしての面目躍如であり、リスク管理も含めて長期運用を任せられる可能性を示してくれた」と記載しました。一つ前のエントリーでもご紹介しているとおり、ひふみ投信マザーファンドの現金比率は2月末時点で31.2%にまで高められていました。結果論で言えば、株式組み入れ比率7割弱でコロナ・ショックの渦中に突入したため、基準価額の急落を止めることはできませんでした。しかしながら、私個人としては受益者の端くれとしてこの決断を「まさにアクティブファンドとしての面目躍如である」と高く評価しております。

私は常々、アクティブ投資家の伝家の宝刀とは「ヤバイ」と思ったら市場から資金を一時退避させられることであると考え、過去のエントリーにも何度か書いてきました。これに対してインデックス投資家は、キッチリと市場平均を取るためには一時退避は許されません。もちろん投資判断は個人の自由ですので、インデックス投資家であっても資金を一時退避させる決断をしてもいいのですが、それを実行に移した瞬間にインデックス投資家ではなくなってしまいます。誤解のないよう申し添えておきますが、私はインデックス投資家とアクティブ投資家の対立を煽ろうとしているのではなく、両者の境界線は極めて曖昧であり、対立軸として語ること自体が非生産的であると申し上げたいのです(よろしければ以前書いた「アクティブとインデックスの境界線」をご参照ください)。

ところが、インデックスファンドとなるとまた話は変わります。なぜならこちらは、ルールの上でそもそも一時退避が許されない仕組みになっているからです。もし仮にファンドマネージャーの決断で資金の一時退避ができるのなら、それはもう完全にアクティブファンドですから。よく「アクティブファンドはトータルでインデックスファンドに勝てない」と言われます。しかしこれは、あくまでも両者が一時退避をしないという共通のルールの下における競争であり、昨年のひふみ投信マザーファンドのように、一時退避の決断が上手く当たった時にはまた結果が変わるのではないでしょうか?もちろん、一時退避の決断が百発百中であるとは限りませんが、それでも長期的にアクティブファンドがインデックスファンドに勝てる可能性(あくまでも可能性ですので誤解なきよう)をひふみ投信は示してくれたと私は考えております。

このようにファンド側が適切にリスク管理を実践してくれるとの期待から、私は投票理由の最後に「リスク管理も含めて長期運用を任せられる可能性を示してくれた」と書きました。個人の長期資産形成において、このように「リスク管理も含めてすべてお任せ」というニーズは確実に増えてきており、それを如実に示しているのが下記のニュースです。

ウェルスナビ、預かり資産残高3300億円突破 月間100億円ペース(ITmediaビジネスオンライン)

ウェルスナビに代表されるいわゆる「ロボットアドバイザー」は、「リスク管理も含めてすべてお任せ」を標榜して個人投資家の支持を伸ばしています。ひふみプラスの現時点の純資産総額が約4,539億円、ひふみ投信は約1,422億円であることを考えると、ウェルスナビの3,300億円が持つ意味をご理解いただけるでしょう。加えてウェルスナビの資産総額は月間100億円ペースで増えており、ひふみプラスと依然として資金流出が止まりません。すなわち、冷静かつ客観的に考えれば、ひふみプラスはウェルスナビに代表されるロボアドに資金を奪われていると分析することもできるわけで、「ひふみだってリスク管理を含めて長期運用を任せられる」という可能性を示せたことは大きな意義があると私は考えております。

昨今のロボアドの台頭は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の存在意義にも一石を投じているように思えます。上記のウェルスナビの記事からも分かるとおり、ロボアドは個人投資家のニーズを一定数掴んでいます。すなわち、個人の長期資産形成において有力な選択肢となりつつあるわけで、アワードとして頭から投票対象外と決めつけていいのでしょうか?ロボアドがファンドではないことは重々承知しておりますが、バランスファンドを拡大解釈する形で次回は投票対象に加えてみてはいかがでしょうか?そうすればアワード自体も盛り上がるかも?運営委員の皆さまにおかれましては、ぜひご検討くださいませ。

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