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ひふみ投信定期積立経過報告

kage

2020/11/15 (Sun)

ご報告が少々遅れてしまいましたが、11月12日(木)はひふみ投信の定期積立投資約定日でした。そこで遅ればせながらいつものように、ひふみ投信設立時からの同額の定期積立を行っている私の運用成績をご報告させていただきます。なお毎回のご報告に書いているとおり、下記運用成績は定期積立の他に猫パンチ投資(スポット購入)2発分を含んだ結果です(猫パンチ投資2発の詳細はこちらで公開しています)。

<ご参考>ひふみ投信定期定額積み立て+猫パンチ投資2発の指数
●取得単価 : 20,341 円 (先月より89 円上昇)
●約定価額 : 57,724 円 (先月より119 円上昇)
●騰落率 : +183.8% (先月より0.6%悪化)


11月3日(火)に行われた米大統領選挙は、ご承知のとおり民主党のバイデン氏が勝利を宣言しました。しかし、トランプ大統領はいまだに正式には敗北を認めていません。ただし、今のところは沈黙を守っている状況ですので、市場への影響は限定的といったところでしょうか。一方でこのところの市場にとって大きな撹乱要因となっているのがコロナワクチン開発の進捗です。これに関してポジティブなニュースが流れると主要株価指数は素直に上昇するものの、これまで巣ごもり需要の拡大を背景にして上昇してきた銘柄は大きく下落するなど、一筋縄ではいきません。このような投資環境の中、今月の約定価額は先月より119円高い57,724となりました。ただ、この程度の上昇では取得単価の上昇分をカバーできず、私個人の運用成績を示す騰落率は-0.6%と、わずかに悪化する結果となってしまいました。

とはいえひふみ投信は、11月2日(月)の54,812円を目先の底にして、その1週間後の11月9日(月)には設定来最高値を更新する58,338円を付けるなど、何とか踏み止まっている印象です。今後もコロナワクチン開発の進捗次第では相場の風向きが大きく変化する可能性もあり、アクティブファンドにとってはまさに腕の見せどころですね。

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定点観測として、いつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきたひふみ投信の1年チャート(左)と5年チャート(右)を以下に貼り付けておきますので、ご参照ください。

ひふみ投信 1年 ひふみ投信 5年

気になる現金比率については、2月末31.2%→3月末19.3%→4月末17.2%→5月末13.92%→6月末8.72%→7月末9.49%→8月末8.65%→9月末4.82%→10月末4.11%となっております(筆者注:5月末から小数点以下2桁になっているのは月報の表記が変わったためです)。9月末に一気に5%を下回った現金比率ですが、10月末にはさらに4%割れ目前まで低下してしまいました。改めて言うまでもなく、その背景には同じマザーファンドで運用されるひふみプラスから資金流出が続くという「不都合な現実」があります。

10月の投信、4カ月連続の資金流入超(日本経済新聞)

(流出超過額)3位はレオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」の269億円。昨年9月から流出傾向が続き、今年に入って累計で1600億円を超える資金流出超となった。


11月13日(金)時点におけるひふみプラスの純資産総額は4,574億円です。これと比較すると1,600億円超の資金流出がいかに由々しき事態であるかがお分かりいただけるでしょう。ちなみに現在のひふみ投信の純資産総額は1,349億円ですから、実にその約1.2倍もの資金がマザーファンドから流出してしまったということですね。事ここに至れば、運用への影響もさることながら、レオス社の経営への影響が心配になってきます。なぜなら「資金流出=手数料収入の喪失」に他なりませんので。

しかしながら、こればかりは大規模販促キャンペーンの展開などの営業努力で何とかなるような問題ではありません。過去のエントリーにも書きましたが、この資金流出を招いた責任の一端は長期に渡り運用成績を低迷させて、「やれやれ売り」が出やすい環境を整えてしまった運用チームにもあるのですから。今はただ、コロナ禍を乗り切る確かな運用能力を示して、「長期に渡って安心して資産形成を任せられる」という評価を得る他に方法はありません。言い換えれば、実績を示せば結果(=純資産総額)は自ずと付いてくると信じて、運用チームの皆さま方にはなお一層のご奮闘をお願いいたします。

先月、買付に充当されて一度ゼロクリアされた資産形成応援団応援金ですが、11月13日(金)時点では下記のとおり、再び939円にまで積み上がっております。

応援金

NISA口座で保有しているひふみプラスとiFree日経225インデックスの実績も11月13日(金)時点のものです。こちらで特筆すべきは何と言ってもiFree日経225インデックスの好調ぶりですね。先月は+20.43%だった損益率が、今月は+30.69%と一気にジャンプアップしましたので。その背景に日経平均株価の29年ぶり25,000円台回復があるのは言うまでもありません。思い起こせばこのファンドを買った際には、残ったNISA枠の穴埋めであったこともあり、日経平均株価が2万円を超えたらサッサと売り払おうと思っていたのですが、持ち続けて結果オーライでした。さらにはTOPIXではなく、日経平均株価を選んだことも結果的にラッキーでした。なお両ファンドに関しては2016年買付分のロールオーバー手続きをすでに完了しており、iFree日経225インデックスの保有もまだしばらくは続きそうです。

ひふみプラス

NISA投資本命の個別株も11月13日(金)時点の実績です。ご覧のとおり、依然として黒字銘柄が2つしかないという残念な結果ではありますが、下から2番目の銘柄が久しぶりに株価2倍(損益率+100%)を回復したのは明るいニュースです。しかし、実を言うとこの銘柄は巣ごもり需要を追い風にする業種ですので、今後の相場の風向き動向が気になるところです。逆に上から2番目の銘柄はコロナ禍が大逆風になる業種なのですが、このところのワクチン開発期待を追い風にジリジリと値を上げています。もしかすると両者でうまい具合にリスクヘッジができるかも知れません。そういう意味でも銘柄の分散は大事ですね。

NISA

iDeCo口座で保有するひふみ年金についても実績は11月13日(金)時点のものです。こちらの運用成績もわずかに改善したとはいえ、ほぼ横ばいですね(同じマザーファンドで運用されているので同じ結果になるのは当然ですが)。ちなみに米国株組の方は、農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶねが+33.7%、iFree NYダウ・インデックスは+7.0%となっています。先週はダウ平均株価が一時3万ドル目前まで上昇する場面もありました。しかし相場ではまたしばらくコロナ感染再拡大懸念とワクチン開発期待の綱引きが続きそうですので、過度に楽観に傾かないよう留意しつつ、注視を続けたいと思います。

ひふみ年金

上で私は、ひふみ投信マザーファンドからの資金流出を止めるためには、コロナ禍を乗り切る確かな運用能力を示して、「長期に渡って安心して資産形成を任せられる」という評価を得る他に方法はない、と書きました。この「長期に渡って安心して資産形成を任せられる」候補として、これから必ずや有力な選択肢となるであろうと思われるのが、他ならぬ「ロボアドバイザー」です。ちょうど日経新聞に興味深い記事がありましたので、ご紹介しておきましょう。

話題のロボアド、主要3社の運用成績を比較(日本経済新聞)

この記事によると、ロボアド最大手であるウェルスナビの契約金額は6月末時点で2,492億円と、上に書いたひふみ投信の純資産総額1,349億円(こちらは現時点)の約1.85倍にもなっているんですね。正直、この成長ぶりには驚きました。ウェルスナビが実際に運用しているのはETFで、組入銘柄は株式に限りません。事実、サイトに掲載されている3月末時点のポートフォリオには米国債、金(Gold)、不動産が入っていますので。いわば何でもアリのバランスファンドといった構成で、その組入比率を外部環境に応じて機動的に変えられるというのがロボアドの特徴と言えるでしょう。これでそこそこの結果を残しているのですから、長期運用の選択肢として、すでにひふみのライバルになっているというのが私の印象です。

以前「黄金の輝き」でご紹介したロボアド「FOLIO ROBO PRO」は、コロナショックにおいてひふみ以上にドラスティックなポートフォリオ組み換えを行いました(債券比率を一気に2/3程度にまで高めた)。その後もREITや金(Gold)を大胆に組み入れるなど、機動的な運用を行っています。一般的にはこのような「バタバタした」運用を行うと、裏目に出てしまうことも多いのですが、FOLIO ROBO PROもウェルスナビと同じく、そこそこの結果を残しています。ひふみは今後このような相手とも競わなければならないわけで、真に「守りながら増やす」運用ができるのはどちらか?真価が問われることになるでしょう。

とはいえハイリスク投機家を自認する私に言わせれば、相場は予測不能な人間の感情が動かすからこそ面白いし恐ろしいのであって、ロボアドがそれをどこまでカバーできるかが焦点になるでしょうね。もっとも、最近はコンピューター売買の暴走的な値動きが随所に見られることもまた事実ですが。だからこそ、ひふみ運用チームの皆さまにおかれましては、ロボアドが台頭するならその裏をかいてやる!人間をなめるな!くらいの意気込みで邁進してくださいませ。私も受益者の端くれとして、影ならが応援しておりますので。

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