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若林栄四先生の為替&株式相場大予言 パート11

kage

2019/10/13 (Sun)

伝説の為替ディーラー・若林栄四先生の大予言シリーズも回を重ねてパート11となりました。前回は5月25日付でしたので約4カ月半ぶりの続編となります。そのきっかけは今回もたまたま10月11日(金)のストックボイスに若林さんがご出演されたことに気付いたからに他なりません。ちなみに若林さんに関してはちょうど1カ月前に「ダウ暴落、1ドル=65円時代が来る」と読む理由 NY在住「伝説のトレーダー」若林栄四氏に聞く(東洋経済オンライン)という記事が目に止まり、これはブログネタに最適だなとも考えたのですが、いずれまたストックボイスに出演されて同じことを語られると思ってあえてスルーしました。その目論見どおり、今回はその65円説も話題になっております。

それでは誠に僭越ながら今回も若林栄四さんの「大予言」をブログネタにさせていただきます。なお本エントリーは放送のアーカイブ動画を閲覧しながら取り急ぎ文字起こししたものですが、私なりの解釈で表現を変えた部分が多々ありますので、正確さを重視される方はぜひ下記リンクから実際に放送された動画をご確認ください。

若林栄四さん

ゲスト 10月11日 ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ 若林栄四さん

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:まずはドル円相場からお話を伺いたい。一時1ドル=104円台まで突っ込んだが足元は107~8円台まで戻り、なかなか方向感が出てこない。

若林:105円あたりがものすごいサポート。だから104円台に突っ込んでも何度か跳ね返されている。 去年から相場はほとんど動かない。去年は上が114円、下が104円で10円の間をひたすら上下していただけ。いろいろなダイナミック(筆者注:力学的要因といった意味か?)が働いてそうなったのだと思うが、為替相場的にはひたすらエネルギーを貯めていると考えるべき。ファンダメンタルズだとか金利差だとかを抜きにして、10円幅で上下する状況が長く続くのは大きな動きが来る前兆。それが大円安なのか、大円高なのかという話で、いずれどちらかへ抜けるのは間違いないだろう。目先ではここ1~2週間で1ドル=106円程度まで下に抜いてくると思う。ここで106円をしっかり下抜けすると、戻らないかも知れない。そうなると大事な(節目の)102円とか100円とかまで相場が走ってしまう。

ドル円チャート

2015年6月に1ドル=125.86円という高値を付けた。次の大きな日柄は短月59カ月(236~240週)(筆者注:1週間=7日、1カ月=28日で計算とのこと)。これに向けて円高方向に行くだろう。時期的には今年12月のクリスマス前後。そこで1ドル=96~101円と思っているが、100円は切れないかなという感じの方が強い。ただ切ると96円まで行ってしまう。そこで一旦ドッと落ちる。でも相場なので一旦戻る。そして来年の4月か5月あたりからドッと落ち始めて、短月73カ月(292週)に当たる2021年1月か2月ごろには100円を本当に切って、1ドル=87円~90円まで行く。

62カ月移動平均線(太い線)の上から31カ月移動平均線(薄い線)が切ってきており、完全なデッドクロスになっている。だから「どちらに大きく動くのか?」と聞かれれば円高しかない。2年間エネルギーを貯めた相場がドッと円高方向に動くことをこのチャートは示している。

:グラフの右下には2023年9月に65円とあるが。

若林:65円はまず間違いなく行くと僕は思っている。ご承知のとおり日本は金利ゼロ~マイナスなのでみんな外にお金を出している。すなわちこれは円ショートポジション。円を売って外貨や外貨建資産を買っている。これが何百兆円と貯まっている。相場ではこのように一方的にポジションが貯れば必ずつぶしにくる。それが常識。1ドル=100円は切れないですねと言っていた奴らが100円を切るとどうなるか?それまで意識していなかったリスクが顕在化する。その後90円で止まれば「良かったね」ということになるかも知れないが、残念ながら止まらない。どこかで投げさせられる場面が来る。400兆円の円ショートポジションがどこかでひっくり返る。全部ひっくり返るかどうかは別にして、何百兆円分はひっくり返る。ただしそのためには米国株が暴落するとか、何か外部要因が加わる必要があるが、米国株も危うしではないかと僕は思っている。

米国の大統領選挙は大変なもので、特にエリザベス・ウォーレン(筆者注:民主党の上院議員で大統領候補の一人です)はウォールストリート(金融業界)、保険会社、製薬会社が腐敗の元凶であるという考え方なので、これらをやっつけますというのが彼女の公約。製薬会社、保険会社、銀行・証券などはけっこう儲かっている。しかし彼女が大統領になればこれらをやっつけにくる。来年の5月くらいには市場もエリザベスが勝つのが分かると思う。そうなってくるともう米国株は危ない。もちろんトランプが勝つという人もいる。その前に弾劾されることはまあないとは思うが、相当ミソを付けてしまった。僕は前からもうトランプは勝たないと思っている。次の大統領はバーニー(筆者注:民主党のバーニー・サンダース上院議員)かエリザベスだと思っていたが、バーニーはこの前心臓梗塞で倒れた。彼は来年の選挙時には79歳なのでちょっとどうかなと。エリザベスの方は今70歳で来年71歳なのでまだ大丈夫。見た目はめちゃくちゃ若々しいし、頭のキレは抜群。米国のメディアも彼女のことがものすごく好き。頭がいいのですべての政策について自身の方針がキチンと決まっている。だから白人のインテリ層には圧倒的人気がある。バイデン(筆者注:民主党のジョー・バイデン元副大統領)は元副大統領だが、「あなたは何をやるのですか?」と聞かれると「トランプをやっつけます」と。それではトランプをやっつけて大統領になったら何をやるのかといえば、何もない。単にオバマ時代に戻しますという感じ。それでは人々は興奮しない。おまけに彼も77歳。エリザベスは興奮が徐々に盛り上がりつつある。だから僕は彼女が勝つと思っている。

:エリザベス・ウォーレンさんが掲げるエコノミック・パトリオティズムはトランプ大統領のアメリカ・ファーストとオーバーラップしている部分があり、それはドル安志向だとも言われているが。

若林:チャイナやっつけろ思想でしょうね、基本は。為替はどうでもよく、中国はけしからんというのは民主党も共和党も同じ。国論になっているので、彼女が大統領になっても変わらないだろう。

:為替ではドル安にバイアスがかかりやすいということか。

若林:そうですね。

以上、若林栄四先生の為替&株式相場大予言・パート11をお送りいたしましたが、いかがだったでしょうか?私の正直な感想を書かせてもらえば、「1ドル=65円では日銀が保たないのでは?」とまず思いました。ご承知のとおり、現在の日本銀行は大規模金融緩和政策を継続しており、債券市場においては事実上日本国債を買い占めている状態です。また株式市場においてもETFやREITを買いまくって価格形成を歪めています。このように保有資産額を膨れ上がらせていう日銀は果たして1ドル=65円に耐えられるでしょうか?その為替水準では株価も暴落しているはずですからね。もし仮に日銀への信頼が揺らぐような事態になれば、日本国債は売られ、日銀が抱える含み損が増えることでますます信頼が揺らぐという悪循環に陥りかねません。これは取りも直さず日本円に対する信頼が揺らぐことを意味しますので、1ドル=65円までの円高進行を私個人としてはにわかには信じられないところです。とはいえ過去には実際に1ドル=80円割れも経験していますので、来年米国でエリザベス・ウォーレン大統領誕生となれば、相場が一時的に行き過ぎて、若林さんが予想されるような円ショートポジションの巻き戻しが起きる可能性だって十分にあるでしょう。要は将来の値動きは誰にも分からない(神のみぞ知る)のが相場の真理である以上、私たち個人投資家は常にさまざまなシナリオを想定してリスクに備えるしか方法はないという無難な結論に落ち着くように思います。

最後はいつも同じご注意となり恐縮ですが、この「大予言」は貴重なお告げになるかも知れませんし、一方で悪魔のささやきになる可能性も十分にありますので、信じるか信じないかは皆さんの判断にお任せします。また若林栄四さんの「大予言」の根拠は基本的に相場のリズムですので、この点も参考にする際にはご留意ください。それでは次回がいつになるのかは分かりませんが、どうぞお楽しみに。

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