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下見て暮らすな上見て暮らせ

kage

2019/04/13 (Sat)

今回掲げたタイトルは巷間でよく耳にする「上見て暮らすな下見て暮らせ」のアンチテーゼです。その真意は、こと資産運用においては結果が大切なので、自分より成績が劣っている者を見て「まだマシだ」と満足せず、自分を上回る優れた成績を残している者を見て「負けるものか」と発奮して欲しいといったところでしょうか。そして今、私がこの言葉を最も自覚して欲しいと願っているのが他ならぬひふみ投信なのです。そのきっかけとなったのはひふみ投信の3月度月報(ひふみのあゆみ)に掲載された藤野さんの以下のコメントでした。

3月も僅かながら、TOPIX(配当込み)を上回る結果を出すことができました。これで3ヶ月連続のアウトパフォーマンスになるので、ひふみらしい運用ができていると思っています。


皆さんご承知のとおり、昨年末に世界のマーケットを震撼させたあの「クリスマス暴落」以降、日本株は他の地域に比べて明らかに戻りが鈍く、出遅れが顕著です。この一節を目にした際に私の脳裏に浮かんだのは「そんな状態のTOPIX(配当込み)に勝ったからといって満足しないでくれよ」という感想でした。これが受益者の末席に名を連ねる私の偽らざる気持ちなのです。

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それでは実際に他の主な主要指数とひふみ投信のパフォーマンスをモーニングスターのサイトからお借りしてきた比較チャートで検証してみましょう。なお比較対象とする指数は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円ベース)(筆者注:いわゆる「全世界株式インデックス」ですね)、S&P500(配当込み、円ベース)(筆者注:米国株代表です)、TOPIX(筆者注:ひふみ投信が参考指標にしている「配当込み」ではない点にご留意ください)です。それではまず過去1年の結果を確認してみましょう。

ひふみ比較1年

ご覧のとおり、ひふみ投信はあえなく最下位に沈むという悲惨な結果になっております。自分より下だと思っていたTOPIX(配当抜き)にさえ負けているのですから、状況は深刻と言わざるを得ません。過去1年間で私たち受益者が信じて託した大切な資産を8.41%も減らしてしまっているという厳然たる事実ともっと真摯に向き合って欲しいものです。過去に何度も書いているとおり、私の信条は「アクティブファンドの評価は良くも悪くも結果がすべて」ですから、この状況を見る限り過去1年の株式投資においてはひふみ投信を積極的に選択する意義を見出すことはできません。実際に米国株や全世界株のインデックスファンドの方が優れた成績を残しているのですから、「わざわざ高い手数料を支払ってまでアクティブファンドを買う意味はない」と言われればぐうの音も出ません。

それでは比較期間を過去3年に伸ばしてみるとどうなるのでしょうか?同じようにモーニングスターのサイトからお借りしてきた比較チャートでご確認ください。

ひふみ比較3年

こちらは2018年の途中まで大差を付けてトップを走っていた貯金があったおかげで、さすがに最下位に転落することはありませんでした。それでも昨年の「クリスマス暴落」以前に米国株に抜かれ、今年に入っては全世界株にもかわされ、3位というのが偽らざる現実です。この状態で「でもTOPIXには勝っていますから」と言われても「なんだかなー」という感想しか出てきませんよね。

そこで私より提案があります。今後もひふみ投信が参考指数であるTOPIX(配当込み)を言い訳のツールとして使うのであれば、潔く撤回していただきたい。例えば上でご紹介した藤野さんのコメントに関しても、「3ヶ月連続のアウトパフォーマンス」という部分だけを切り取れば事実なのですが、過去半年や過去1年を見ればTOPIX(配当込み)に負けていますので、都合よく言い訳に使っているような疑念を受け手に抱かせる恐れがありますので。これからひふみ投信が真の国際ファンドに成長し、藤野さんが理想に掲げるマゼランファンドを目標とするのであれば、参考指数も上の比較チャートで使用したMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円ベース)に変更するのが妥当だと思うのですが、いかがでしょうか?もしも直ちに変更は難しいというのであれば、経過措置として参考指数を複数にすることもご検討いただければ幸いです。

さて、以下はひふみ投信に関するエントリーの連絡事項です。昨日4月12日(金)はひふみ投信の定期積立約定日でした。ですから本来ならこのエントリーのタイトルは「ひふみ投信定期積立経過報告」とすべきところなのですが、取引明細書の発行が週明けの15日(月)となり、今回に限っては資産形成応援団応援金による買い付けも重なっているため、手動で計算するのが面倒になり先送りした次第です。ですから今月の「ひふみ投信定期積立経過報告」は週明け以降に改めて更新いたします。

最後は単なる私の与太話なのですが、先般ニュースで流れたマネックス証券の社長交代(41歳の清明祐子副社長執行役員が社長に昇格して松本大社長は代表権のある会長に就く)を聞いて、レオス社も参考にしてはどうか?とふと思いました。具体的には藤野さんも社長職を誰かに譲り(マネックス証券に対抗してこちらも女性の白水さんとか?)、運用に注力していただけると受益者としても安心だと思うのですが。例えば一度ケチが付いてしまったIPOに再度チャレンジするにしても、社長職にかなりの負担がかかることは想像に難くありませんので。これからもレオス社の規模が拡大するのであれば、いずれ責任の分担は必要になると思われますので、こちらもぜひご検討いただければ幸いです。

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