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若林栄四先生の為替&株式相場大予言 パート9

kage

2019/03/03 (Sun)

伝説の為替ディーラー・若林栄四先生の大予言シリーズも回を重ねてパート9となりました。とはいえ前回の「パート8」が2017年3月26日でしたので、かれこれもう2年近く間が開いております。正直に言いますと、この間は私も積極的に若林さんに関する情報収集を行っておりませんでした。それではなぜ今回突然にこの企画を再開したのか?と申しますと、本当にたまたま3月1日(金)のストックボイスに若林さんがご出演されたことに気付いたからに他なりません。すなわちこれは単なる偶然なのですが、これも何かの縁に違いないと思い直して、久しぶりにブログネタにすべく放送のアーカイブ動画を閲覧しながら取り急ぎ文字起こしをしたのが今回のエントリーです。なお放送当日の模様はYouTubeでアーカイブ公開されておりますので、関心を持たれた方は下記のリンクからご覧ください。

若林栄四さん

ゲスト 3月1日 ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ 若林 栄四さん

それでは誠に僭越ながら今回も若林栄四さんの「大予言」をブログネタにさせていただきます。なお以下のまとめには私なりの解釈で表現を変えた部分が多々ありますので、正確さを重視される方はぜひ上記リンクから実際に放送された動画をご確認ください。

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Q:米朝首脳会談はともかくとして、市場の最大関心事だった米公聴会でのマイケル・コーエン被告(トランプ氏の元顧問弁護士)の発言が今日(1日)の株価にあまり反応していないのはなぜか?
若林:発言の内容は相当に悪い。ただまだ日柄が来ていないなという感じ。あと1~2週間すると影響してくるのではないか。ただ(相場解説の)政治的意味はほとんど後付け。相場そのものが3月中旬ごろまでにトップアウトしてしまうというのが今の僕の予想。株にしても、ドル円にしても。だからあと2週間の勝負。そこから後は理由もなく落っこちる。それはFOMCがあったり、雇用統計があったり、さらにマイケル・コーエンもあるので、理由は後からいろいろと付けてくるのではないか。

Q:それにしても一国のトップの個人的スキャンダルがあれだけあからさまに暴かれても株価が反応しないというのはどう理解すればいいのか?
若林:要するにウォールストリート(筆者注:言わずと知れた米金融街です)の連中はみんな分かっているということ。アメリカ人はみんな分かっている。それでもいいという連中がたくさんいるというだけの話。(トランプ大統領が)ろくでもないやつだということはみんな分かっている。というのが私の理解。

Q:それでも国民が許容しようという理由は?
若林:やはり(トランプ大統領を)支えているのは景気だろう。ただいつまで彼のツキが続くかというのは株価次第になってくる。

Q:米国の2月の景気指標は軒並み良かった。これがマーケットに自信を与えているのではないか?
若林:壊れる前の伸びといった印象。僕の日柄分析から言えば最後にドンと伸びてコケるという感じ。人間でも死ぬ前に元気になるのと同じ。それと35日間ガバメント・シャットダウン(政府機関一部閉鎖)をやっているので、数字自体が信用できない。

Q:日柄というのは具体的にどのあたりを指しているのか?
若林:3月中旬。そこですべてがひっくり返る。ドル円も1ドル=112円まで行くかどうかは分からないが、そこから落ち始めるだろう。株も世界中で戻りが週足で新値八手(筆者注:8日間連続高値を付けること。またはそれに準じた状態を指します。)をやっている。新値八手をやってしまうともうそれ以上行かないというのが一般論。日米とも新値八手をやっているので戻りがあったとしてもあと2週間でどれだけ戻るのかというだけのこと。

Q:3月中旬が相場の転換点になるのか?
若林:相場は昨年10月時点ですでに天井を付けている。その後の株式相場を支えたのは自社株買い。12月第4四半期で240ビリオンドル(約30兆円)も出た。昨年全体では確か910ビリオン(約100兆円)だったはず。一方で米国では伝統的なバイヤー(買い手)がもっぱら売り手に回っている。それを自社株買いが支えている。ミューチュアル・ファンド、ヘッジ・ファンド、個人などがみんな揃って売りに回っている。誰もこの戻りを信用していない。

Q:為替はどうか?
若林:これも3月中旬まで。このチャート(下記参照)のとおり、31ヵ月、62ヵ月、31週、62週の移動平均線がすべて110円から111円に収斂している。これは次に相場が爆発する前兆。これからものすごい勢いで相場が動く。昨年から今年の相場はほとんど動かなかった。このためかなりのエネルギーが溜まっている。だからめちゃくちゃに上がるか、めちゃくちゃに下がるかという話。

ドル円

Q:強いて言えばどちらか?
若林:まあ円高だろう。パウエルFRB議長でさえ腰が引けているくらい米国の実情は良くない。前回2011年から2016年で一つの山を形成したのと同じインターバルを取ると2021年の1月ごろが次の底になる。そこに向かって円高が進行するのではないか。円高が最も進行すれば1ドル=87円くらい。

Q:円高になるということは米国の10年債利回りはどうなる?
若林:めちゃめちゃに下がるだろう。このチャート(下記参照)のとおり、米国の10年債利回りは1980年台からずっと下がり続けてきた。昨年10月に一時的に上限を逸脱したので今度は下を試しに行っている。すなわちこれはゼロ金利に向かっているということ。ゼロ金利になると株は危ない、景気も危ない。それをこのチャートは示唆している。3月8日の雇用統計でもう一段の円安があるかも知れないし、株ももう一段の上値を試すかも知れない。でもそれ以上は行かない。

米10年債利回り

Q:日本株はどういうイメージを持てばいいか?
若林:日本株は危ない。昨年の1月と10月でダブルトップを形成している(下記左、分かりやすいようにYahoo!ファイナンスからお借りしたチャートに私が赤丸を付けておきました)。これはめちゃくちゃ危ないということ。米国株は今回もう一度高値が来たのでヘッドアンドショルダーの形。ニューヨーク・ダウ平均株価は昨年1月、10月、現在と26,000ドル台できれいなヘッドアンドショルダーを形成している(下記右)。昨年10月の高値26,951ドルを上に抜けない限り非常に危ない。抜ければさらに上がるだろう。業界の人は皆それを望んでいると思う。でもそうはならない。申し訳ないが。日柄で見れば抜けない。

日経平均株価 ニューヨーク・ダウ平均株価

Q:その日柄はどこから見ているのか?
若林:大恐慌前から。1929年の9月3日が起点。ここから見ている。1990年台からデジタル・エコノミーが盛り上がってアマゾンやアップルが台頭してきたが、その構図がガラッと変わるイメージ。

以上、若林栄四先生の大予言の数々をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?相変わらず弱気のスタンスは崩されていないようですね。思い起こせば冒頭でリンクを貼った2年前のご出演時も「ダウ平均株価が3月1日に付けた目先の高値は21,169ドル。これを超えるのはなかなか難しい。」とおっしゃっていました。これは上に貼り付けたニューヨーク・ダウ平均株価2年チャートでちょうど左端あたりの下落局面に当たります。ですからその時はもっともらしく聞こえたのですが、その後の結果はご覧のとおり2018年1月まで右肩上がりの相場が続きました。すなわち若林栄四先生の大予言は大ハズレだったということですね。ただし相場が永遠に上昇を続けることはありえませんので、そろそろ大予言が的中するタイミングに来ているのかも知れませんね。実際に昨年は年初の「VIXショック」に始まり、年末の「クリスマス暴落」で終わりましたので、素人目にも相場が弱気に転換してここから1年や2年の低迷期が続いてもまったく不思議はないと思えますので。

ただし相場は天の邪鬼ですから、誰もが下落すると思えば往々にしてその逆に動くものです。若林さんは今回の放送で、米国では誰もこの上昇を信じておらず揃って売り手にまわり、自社株買いがそれを支えていると指摘されました。日本でもこの構図は同様で、市場参加者の多くが売り手に回り、日銀やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がこれを支えています。もちろん日本でも自社株買いが増えていることは言うまでもありません。このような構図はいびつであり、とても正常とは思えませんが、だからといって必ずしも売り手が正解とならないところが相場の難しいところでしょう。だからこそ突き詰めれば「将来の値動きは誰にも分からない(神のみぞ知る)」が相場の真理となるわけですね。

最後はいつも同じご注意となり恐縮ですが、この「大予言」は貴重なお告げになるかも知れませんし、一方で悪魔のささやきになる可能性も十分にありますので、信じるか信じないかは皆さんの判断にお任せします。また若林栄四さんの「大予言」の根拠は基本的に相場のリズムですので、この点も参考にする際にはご留意ください。

かつて若林栄四先生の為替&株式相場大予言シリーズは当ブログでは数少ない人気コンテンツだったのですが、今ではトップページで公開している過去半年間のアクセスランキングに影も形もありません。もちろん2年間も新規エントリーがなければこの結果も当然ですね。というわけで今後ともたまたまご縁があった時のみの更新となり、次回がいつになるのかは分かりませんが、どうぞお楽しみに。

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