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堀ちえみさん

kage

2019/02/24 (Sun)

皆さますでによくご存知のこととは思いますが、タレントの堀ちえみさんが口腔ガン(いわゆる舌ガン)と診断され、一昨日の22日に11時間にわたる大手術を受けられました。手術自体は滞りなく終了したとのことで、ご家族もまずはホッと一息つけたのではないでしょうか?もちろんこの後も長く厳しい抗がん剤治療が続くと思われますので、本当に良かったと喜べるのはまだまだ先になるというのが冷酷な現実ではありますが。それでもガンに打ち勝つための第一歩を踏み出し、その第一関門を見事に突破したことは間違いありませんので、今後とも焦ることなく着実に完治までの関門を乗り越えていかれることを祈念しております。

過去のエントリーにたびたび書いているとおり、私自身も大腸ガンの切除手術を受けた経験がありますので、堀ちえみさんに関する各種情報や報道に対しても健常者とは多少違った受け止め方があったように思います。そこで本エントリーでは同じガン患者として私が今回の件をどう受け止めたのかを思い付くままに書いてみることにしましょう。

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「手術を受けられることは幸運だと思って欲しい」。これは私自身が大腸ガン切除手術の事前説明で担当医から言われた言葉です。ご本人の公式ブログによると、堀ちえみさんのガンはステージ4だったとのこと。これはリンパ節以外にも他の部位にガンの転移がある、病状が最も進行した状態を意味します。一般的にステージ4では手術より化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療が優先されます。それは手術で目に見えるガンを取り除いたとしても体中のどこにガン細胞が潜んでいるか分からず、再発の可能性が極めて高いからです。ですからまずはガンの拡大を止め、縮小させることが優先され、手術という手段は選択されません。ところが堀ちえみさんのケースではステージ4でありながら手術という判断がされました。そこで私の脳裏に真っ先に浮かんだ言葉が先の「手術を受けられることは幸運だと思って欲しい」だったのです。

私自身は堀ちえみさんの病状を詳しく知っているわけではありませんので安易なことは書けないのですが、おそらくステージ4でもガンの転移は口腔内に限られており、リンパ節への転移も頸部(首)にとどまっていたため、手術という判断ができたのではないでしょうか?これをもって「幸運」と表現するのには少々語弊があるように思えますが、間違いなく「不幸中の幸い」ではあったでしょう。これで他の部位への転移が見付からなければ、私が受けたのと同じ術後補助化学療法(抗がん剤治療)に移行することになるのかも知れません。ただし堀ちえみさんの場合はリンパ節への移転があったため、私が受けた治療より強い薬が使われることになるでしょう。その場合は副作用もそれなりに大きくなりますので、完治まではまだまだ長く厳しい道程が残っていることも否定できない事実です。しかし完治を目指すことができるというだけでもガン患者にとっては希望の光になることは間違いありません。

ご本人の公式ブログによると、初期の自覚症状は口内炎に似ていたとのこと。そして当時処方されていたリウマチなどの治療薬の副作用に口内炎があったため、とりあえず服用を中止して様子をみようということになり、さらに診断が遅れてしまったそうです。この事実を知って思い出したのが私も術後補助化学療法(抗がん剤治療)を受けている際に口内炎ができたことです。これは事前にもらった治療のパンフレットにも記されていた代表的な副作用例でもあり、定期診察の際に担当医に報告すると症状を確認することもなく口内炎の治療薬を処方してくれました。この時は処方された治療薬を使うまでもなく自然治癒したため問題はなかったのですが、万が一ガンが口腔内に転移していたとしても私は抗がん剤の副作用だと思い込み発見が遅れていたことでしょう。そう考えると何となく他人事とは思えませんでした。

言うまでもなくガン治療は早期発見早期治療が第一です。縁あって当ブログをご訪問いただいた皆さまにおかれましては、「何となくおかしい」と思ったら迷わず診察を受けるようにしてください。それで問題がなければ安心できるのですから、診察を受けたことは決して無駄にはなりません。ただし堀ちえみさんのように複数の診察を経てようやくガン診断にたどり着くケースもありますので、一度の診断で安心してしまうのも考えものです。「何となくおかしい」症状が長く改善しないのであれば、積極的にセカンドオピニオン、サードオピニオンを求める姿勢が必要かも知れませんね。

最後に、ガン患者に対する気遣いや激励も完治への大きな力となることもぜひ言わせてください。ガンに打ち勝つために必要なのは抗がん剤や放射線の力だけでなく本人が持つ免疫力もあります。本来私たちの体はガン細胞を異物とみなして排除できる仕組みになっているのですが、何らかの理由で免疫力が低下してしまうとガン細胞が勝ってしまうのです。その免疫力低下を引き起こす大きな要因の一つがストレスです。私自身も経験したことですが、ガンと診断された時や手術の前などはかなりのストレスが貯まることは想像に難くありません。周囲の気遣いや激励でそのストレスが少しでも緩和されるのであれば、それは必ずやプラスの力として働くことを皆さんにはぜひ知っておいていただきたいのです。これは何もガンに限った話ではありません。古来「病は気から」とも言われるように、病気に打ち勝つためには何よりも患者本人の「ファイティングスピリット」が重要になるのですから。

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